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[jamsat-bb:16228] UWE-1 FWD and OBJECT C


ドイツ衛星 UWE-1 のプロジェクトマネージャーを務める 青木陽子 氏から、
下記の原稿を JAMSAT メンバーへ転載してほしい旨の依頼を受けました。

青木氏は、英国サウスアンプトン(Southampton)大学と音響研究学会に所属
している衛星の専門家です。 http://www.soton.ac.uk/


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From: Yohko Aoki
Datw: 2005年11月3日 6:37

脇田さま

ご丁寧なメール、ありがとうございます。
Jamsatのほかの方々からも多くのデータを寄せていただいており、
本当に感謝の言葉もありません。

ところで、デコード出来ないデータが多い、ということをどなたからも言われます。

原因のひとつは、衛星の回転だと思います。私たちの衛星は、現在まだ高速回転を
しているようで、デコードできないデータが多いのは、そのためだと考えています。
私の計算では2週間程度で減衰すると思うのですが。。。

もう一つの点として、もしかすると使用している TLE が違うのかもしれません。
現在わかっている範囲では、Object No.28892(Object C)が UWE Cubesat です。
この間までは Object E ではないかと考えられていましたが、C が正しいようです。

最新のTLEは以下のとおりです。
OBJECT C: UWE Cubesat
1 28892U 05043C   05306.31083950  .00000144  00000-0  40351-4 0   306
2 28892 098.1819 202.9261 0017792 154.5823 205.6255 14.59247470   887

もし、古いTLEを使っているようでしたら、この最新のデータに書き換えて下さる
よう、Jamsat のほかのメンバーにも流していただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

また、私たちの衛星は、基本的に消費電力に対して供給電力が充分ではないため、
慢性的に電力不足です。そのため、充電モード(3時間通信系をシャットダウンし、
電池の充電に専念する)にかなり頻繁に入っていることが確認されています。
結果として、上空を通過するときにも、デコードどころかビーコンが聞こえない!
ということもあるかと思いますが、どうか末永く付き合ってくだされば幸いです。

青木陽子

Institute of Sound and Vibration Research
University of Southampton
Highfield, Southampton SO17 1BJ, UK
fax +44-23-8059 3190
ya@isvr.soton.ac.uk

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Name: JE9PEL/1 脇田
Mail: ei7m-wkt@asahi-net.or.jp
URL : http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/
QTH : Yokohama, Japan
Date: Nov 3, 2005
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