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[jamsat-bb:15143] ★関西ハムの祭典(KANHAM2004)出展報告


皆さん、こんにちは。

JH4DHX/3@大谷です。

先日、池田市で開催された関ハムへのJAMSAT出展について
の出展報告を、以下のとおりまとめましたので報告します。


★関西ハムの祭典(KANHAM2004)出展報告

関西ハムの祭典(KANHAM2004)が、5月22・23の両日、大阪府池田市の池田市民文化会館
において開催されました。今回は、第46回JARL通常総会との同時開催となり、例年より
1ヶ月ほど早い時期での開催となりました。この催しに、今年もJAMSATとしての出展を
決め、出展準備をすすめてきました。お蔭さまで、今回も会員各位ほか多くの方々の御
協力により、無事に出展を終えることができました。2日間の出展状況を簡単にまとめ
、
出展報告としたいと思います。

【第1日目】
 当日は、朝8時半頃から出展物の搬入作業が開始され、出展準備に取り掛かりました
。
初日の出展ブース設営は、6名の参加者により手際良くすすめられ、10時の開場まで
には、無事に設営を完了しました。今回は、JARL総会開催との絡みで、会館2階ホール
前の一画を使用しての出展となりましたが、位置的にも好条件の場所となり、加えて
資料展示用のパネルを主催者側から提供していただくなど、出展するうえでも非常に
好都合でした。出展内容は、パネルでの展示及び資料配布を基本としながらも、ARISS
スクールコンタクト関係のビデオ放映(関西ARISSスクールコンタクトを成功させる会
)
なども並行して実施しました。パネルについては、今回はAO-40関係のものが使えない
状況であることから、今話題となっているCubesatの受信活動や南極ドーム富士からの
8J1RF運用の様子を伝えるものを準備するなど、最新の情報提供に工夫を凝らしました
。
また、なるべく目に訴えかける展示となるよう、JH3VSR山田氏作成による「衛星トラッ
キングのデモ用模擬アンテナ」をPICNICを使って制御するなど、来訪者に興味をもって
もらえるよう心がけました。さらに、パソコンによるNOVAの展示も同時に行いましたが
、
その綺麗な画像に、多くの人が感心していたようです。このようなスタイルでの出展に
より、衛星通信をより近いかたちでイメージしてもらえたのではないかと思っています
。

 配布資料は、これまでの「今ある設備で聞ける衛星通信入門」および衛星の時刻表と
いった「生もの」に加え、JI1IZR眞田氏により纏められたCubesat受信グループの受信
成果の紹介や、これまでのAO-40の交信実績をまとめたJA3CIR岡氏作成の資料、さらに
ISSの目視やUIパケットを用いた通信方法の説明等の各資料を一つのセットにしたもの
を配布しました。2日間で、予め準備した資料300部を全て配布することができました。
また、今回新たな試みとして、出展ブースにおいて予め準備した資料に加え、必要な
資料を印刷し配布する方式をとりましたが、確かに用紙節約には繋がるものの、印刷
に係る手間を考えると、さほどの効率化にはならず、やはり必要な部数は事前に作成
しておくことが得策との結論に達しました。

一方、ブースを訪れた人のなかには衛星通信の基礎的な事項について質問する場面も
多くあり、実際に目に見える資料を提示しての説明は今後、更に衛星通信に興味を深
めるうえで非常に効果的であったと思います。アンテナの制御方式について具体的な
質問をする人やARISSスクールコンタクト等によって、衛星通信を教育テーマの一つと
して利用する観点で熱心に話を聞いていたYLさんなど、アマチュア衛星通信の裾野が、
こうした出展を重ねていく毎に次第に広がりつつある、確かな「手応え」を感じました。
 また、AO-40の現状についての情報を求める声も多く聞かれるなど、同衛星に対する
期待が極めて大きいものであることを知ることができました。初日の出展は、17時に
終了しました。


【第2日目】
2日目は、JARL総会の関係で予定より少し早い9時50分の開場となりましたが、基本的
な出展準備は完了しており、ブースで配布資料の準備等を行ないました。ハード関係
の展示においては、JA3TDW浅井氏作成によるPICを使ったTNC基板の展示を行なうなど、
積極的なPRを行いましたが、TNCに関する質問が多く寄せられるなど、多くの人が興味
をもってくれた様子でした。また、今回急遽、東大阪の人工衛星「まいど1号」に関する
資料を準備して、SOHLA(東大阪宇宙開発協同組合)との取組みの一端などについても
紹介することができました。一方、毎年実施している衛星受信の公開実験については、
当日利用できる衛星がなかったことから、残念ながら今回は中止としました。

来訪者の中にはインターネットを利用できる環境の人が多かったことから、最新情報
の入手などについては、JAMSATのホームページを積極的に利用するよう周知しました。
今回の出展では、ヨットの航海で衛星を使いたいのだが・・との希望や衛星のトラッ
キングソフトの入手方法などについて具体的な質問がありましたが、JAMSATのホーム
ページを利用すると、多くの情報を入手することができるうえ、適切なアドバイスが
受けられることを周知するなど、大変有意義な出展となりました。ただ、やはりAO-40
の現状について非常に残念がる声が多かったことも印象的でした。話題の中心となる
ようなアクティブな衛星が使えないとなると、衛星通信そのものが盛り上がらないの
は事実のようで、某M電気の出展ブース周辺には、いつものような賑わいはなく、どこ
となく、少々寂しさを感じました。

今回は、JARL総会との同時開催となったため、全国各地からの参加者があり、例年に
も増して来訪者が多くなったようです。JAMSATブースでは、来訪者向けの記帳ノート
を準備して対応するはずでしたが、そのノートが見当たらず記帳することができませ
んでした。今後の反省点です。2日目は、15時に全ての出展を終了して撤収作業に取り
掛かりました。最後に、今後の日程調整等を簡単に行ったあと現地解散としました。
8月末にはハムフェアの開催が予定されていますが、是非ここでもJAMSAT出展を成功
させていただきたいと思います。

また、今後も全国各地で無線関係の催し物が開催されることと思いますが、そういう
チャンスを巧く捉え、JAMSATのPRの場として積極的に活用していくことが望まれます。
そのためにも「出展箱」を大いに活用していただきたいと思います。この「出展箱」も
出展を重ねる毎に充実してきています。今後も「出展箱」を最大限に活用した出展が、
全国各地で成功することを期待しています。


【出展参加者(敬称略)】

・5月22日(土)

 JI1OWP:池田 JH3BUM:石原 JA3TKW:中村 JA5GOJ:田
中
 JH3TXF:北村 JA3CIR:岡  JA3TDW:浅井 JA3CF :岩
崎
 JH4DHX/3:大谷

・5月23日(日)
 JI1OWP:池田 JH3BUM:石原 JA3TKW:中村 JE3EYK:武
久
 JA5GOJ:田中 JA3CZL:西村 JA3CIR:岡  JA3TDW:浅
井
 JA3CF :岩崎 JH4DHX/3:大谷


【謝辞】

今回の出展に際し、当日の出展参加者はもとより多くの方々からの協力を得ました。
ここに御協力いただいた会員各位はじめ全ての方々に対し、厚く御礼申し上げます。
どうも、有難うございました。


                JH4DHX/3 大谷  May 27th '04
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