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[jamsat-bb:13704] オーストラリアのMMDS情報サイト@AMSAT-BB


JF6BCC 今石です。

  台風が接近中ですね。

  オーストラリアの VK2DAG Matt から AMSAT-BB に、オーストラリアに
おける MMDS サービスの歴史とコンバータ/アンテナについての詳細を
Web にまとめたとの投稿がありました。オーストラリアのハムに AO-40
への QRV を勧めることが主目的のようです。
  日本には MMDS サービスが無く、出まわっている MMDS コンバータも
ほぼ北米向け Drake 2880 のジャンク品のみですので、同趣旨の記事は
作れない (市販品とか輸入品の紹介ならできそう…) のが残念ですが、
この記事、読んでみるとなかなか面白いですよ。

Get on AO-40 for NIX by VK2DAG
http://www.intellect-cs.com/vk2dag/

  殆ど英文の文章のみですが、コンバータ・ギャラリーのページには写
真もあります。

  ちなみに MMDS とは、Multichannel Multiport Distribution Service
の略で、日本語に直訳すれば「多回線多地点配信サービス」でしょうか。
北米では Wireless Cable と呼ばれているようです。主に有償ケーブルT
Vの配信などで、ケーブルを直接引く代わりに 2GHz の無線を使うもので
すね。
  記事によると、オーストラリアでは有償TVは Ku 帯の衛星放送に移行
が進み、MMDS は 1998 年あたりから廃止となり、各家庭に設置された MMDS
用のコンバータやアンテナが、使われないまま放置されているのが現状な
んだそうです。オーストラリアの MMDS サービスは 2.1〜2.4GHz が使わ
れていて、LO 周波数は 1951MHz にして IF 出力を 149〜449MHz に出す
ものが一般的らしいですね。AO-40 のS帯ダウンリンクは 2401MHz です
から、このコンバータは無改造でも、おそらく定格性能で 450MHz に出力
を出してくると期待できますね。450MHz は最近のリグなら受信周波数の
拡張改造で十分に対応できそうですし…。
  受信の IF が 450MHz に来るとなると、送信はL帯 1.2GHz から上げる
のが良さそうです。1.2GHz は 144MHz からのアップコンバータを作りや
すい周波数関係です。となると、VK では L/S が一般的な運用モードにな
るのかも?。VK 局のアップリンク周波数の統計を取ってみると面白いか
も知れませんね。

  VK 旅行のお土産に MMDS コンバータ、ってのはどうでしょう?。海外
旅行でジャンクヤード漁りってのもみっともないかも知れませんけど Hi。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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