[jamsat-bb:13648] CUTE-IからのFMパケット受信に際して

jamsat-bb参加の皆様．

こんばんは．此上＠CUTE-I開発チームです．

いつもCUTE-Iの受信レポートをありがとうございます．
みなさまからいただいた受信レポートは有効に
活用させて頂いております．

さて，CUTE-I FMパケットを受信される際に，
ソフト(SCE2)およびTNCに対して，以下の設定をしていただけますと，
より容易に，パケット解析が行えますので，
参考にしていただけると幸いです．

まず，ソフト(SCE2)に関してですが，
11h,13hの2文字はソフトウェアフロー制御の制御コードに
あたっているため，SCE2でのパケット受信時に
データとして認識されないことから，その分の
パケット欠落(2バイト)が起こってしまいます．
SCE2では，オプション→通信設定から，
フロー制御グループ内の，Xon/Xoffのチェックが入って
いると，このような現象が発生します．
ですので，もしよろしければ，このチェックをはずした上で，
受信いただけますと，解析作業がいくらか簡単になります．

また，もう一点は，TNCの設定に関してですが，
TNCのAUTOLF機能が働いておりますと，
0x0D(改行コード,CR)というデータを受信した際に，
TNCのほうで自動的に，0x0D, 0x0A(CR, LF)と変換をしてしまいます．
この機能を解除する設定は，TNCによっても異なるかと思いますが，
大概は，パソコンと接続して，"AUTOLF OFF"というコマンドを
送信すれば，この設定を解除できるのではないかと思います．
衛星内部の電圧値データなどは0x0Dというデータを
送る場合もあり得ますので，よろしければ，
こちらの設定もお願いいたします．

以上，お手数をおかけいたしますが，
参考にしていただければ，幸いです．
また，何かご質問，ご意見等ありましたら，
何なりとおっしゃってください．
引き続き，どうぞよろしくお願いいたします．

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  Kazuya KONOUE
  Student in doctoral course
  Laboratory for Space Systems (LSS)
  Matunaga Lab.  Dept. of Mechanical and Aerospace Eng.
  Tokyo Institute of Technology, Japan
  Tel&Fax: +81-3-5734-2644
  E-mail: konoue@lss.mes.titech.ac.jp
  Web:http://lss.mes.titech.ac.jp
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