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[jamsat-bb:13457] ドプラー周波数の測定


田中さん、相田さん、くわしいコメントありがとうございます。

                                    7N1JVW 藤田忠義 横浜市緑区
                 E-mail: FA7T-FJT@asahi-net.or.jp

JA5GOJ田中さん wrote:

> 先日書き込みましたように 私はその逆で
> 送信周波数で待ち受けてTCAを測定したいと思っています。
(中略)
> この種のデ−タを異なった時間、場所で複数測定すれば
> 軌道の推定が出来るのではと思います。
> 誤差の大小に係わらず
> アマチュアが集まって軌道推定は出来ないものでしょうか?

はい。関西と関東とのあいだ、中部地方の上あたりを通るパス
をねらって同時測定をすると、おもしろそうです。

私のアンテナはベランダ南西角(かど)に設置のため、北東方面
90度(方位330度から60度まで)が死角になり、オービットの全て
は受信できませんが・・・、
田中さんかどなたか、測定要領、共同測定に適したパス、日時
など選定のうえ、JAMSAT-bbへ提案していただければ、条件の
ゆるすかぎり参加したいと思います。


JR1HUO相田さん。wrote:

>どの軌道要素の計算結果がその時点でもっともらしいかはいくつかの
> 軌道要素が候補になると思いますが、測定する場合には藤田さんが
> 測定しようとしているTCAを求めるのが正しいことです。
>
>  TCAを正確に推定するためには受信する信号の正確な発信源の
> 周波数を知る必要がありますが、それを推定する方法としては、ドップラ
> ーシフトが大きく、変化が少ないAOSとLOSを観測してそれから推定する
> ことは正しいことです。 高度800km程度の衛星では天頂付近を通過する
> 際にはTCA付近では1秒で100Hz弱程度の変化になるので、TCAの
> 時刻を10秒程度の精度で求めることが期待出来ます。

相田さん。
すばらしい機能のCALSAT32を使用させていただき、いつも感謝して
います。また今回はくわしいコメントを頂きありがとうございます。

CALSAT32のドプラー表示欄はいつも "D2.4GHz" と "D436MHz" 
にしてシフト量を読んでいますが、"D24GHz"に仮設定すると5桁
表示になって、表示桁が増えおもしろいです。

天頂付近を通るパスで437.000MHzのばあい、AOS直後の15秒で、
ドプラーの変化量が2Hz以下の時がありますので、ここが測定の
狙い目ですね。

 すでにご存知かもしれませんが・・・、
ソフトウエア AO40rcv.exe をスペアナ機能で表示しますと、15
インチモニター「最大化」のばあい、横軸が30cmで、全スパンが
約3kHz幅の測定範囲となり、ここへSSGから周波数マーカー信号
を結合し、100Hzステップで周波数を変えると、モニター輝跡が
9mm幅の等間隔スケールになって現れます。

モニター画面の「最大化」を閉じたばあい、この「9mm幅」を任意の
好みの長さに伸縮できますが、やはり等間隔ですから、「物差し」
などを当てると、周波数を読みとるのに便利です。
100Hzステップのモニター輝跡が「9mm幅」のばあい、周波数10Hz
位まで目視読取りできそうです。

天頂付近を通るパスをねらって、測定をしたいと思います。

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