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[jamsat-bb:13417] 受信報告及び軌道要素の推定


17時の周回の時に受信しましたので報告します。

    東工大    東大
        CUTE-I       XI-IV    (XI-IV)-(CUTE-I)-10khz
発信f  436.8375     436.8475   ドップラー・シフトの差

TIME   MHz          MHz
(JST)
17:00     -         436.8587
17:01  436.8454        -
17:02  436.8445     436.8576  13.1-10=3.1khz
17:03  436.8440        -
17:04  436.8352        -
17:05  436.8316     436.8470  15.4-10=5.4khz
17:06  436.8300        -
17:07     -         436.8416  
17:08  436.8279     436.8405  12.6-10=2.6khz
17:09  436.8274     436.8400  12.6-10=2.6khz
17:10  436.8272     436.8399  12.7-10=2.7khz
17:11  436.8272     436.8398  12.6-10=2.6khz
17:12 (17:11:30)    436.8396
                   (17:12:30) LOS

受信設備
 アンテナ GP(X500H)
 受信機 TS-790
 事前にA,Bチャンネルにそれぞれの発信周波数を設定し、時間毎にチャンネルの切り替えをして受信しました。
 CWについては、「CUTE」は読み取りました。

受信場所(仙台市)
 N: 38.2661
  E:140.8738

今回、計算で使用した軌道要素は下記の通り
2003031D(XI-IV)                
1 27843U 03031D   03187.99081837 -.00000038  00000-0  27681-5 0    87
2 27843  98.7200 194.8124 0009445 291.7374  68.2843 14.19917657   894
2003031E(CUTE-I)                
1 27844U 03031E   03187.99028616  .00000343  00000-0  18177-3 0   147
2 27844  98.7242 194.8204 0008540 286.1339  73.8914 14.20038534   895


以上の結果を元に最適な軌道要素を推定しました。


両衛星がMAXの時、どのような位置かを確認した。
2003031D(XI-IV)                
17:05:40 range=841km,高度=836km,可視範囲=3101km
2003031E(CUTE-I)                
17:04:45 range=844km,高度=836km,可視範囲=3101km

約1分差で距離間約3kmあるだけでほぼ同じ位置を通過している。
このことから、MAXの時間の差が両衛星の距離間とほぼ比例していると考えられ、
同時に測定した時の受信周波数の差(ドップラー・シフト量の差を含む)から、
おおよその両衛星の距離間、時間差が推定できる。

両衛星のMAX時に近い17:05:00でのrangeと436MHz帯のドプラー・シフトを計算してみた。
2003031D(XI-IV)                
17:05:00 range=8846km ドップラー= 3.18khz
2003031E(CUTE-I)                
17:05:00 range=8518km ドップラー=-1.39khz

距離間                   8846-8518=328km
ドップラー・シフト差 3.18-(-1.39)=4.57khz

上記実測データからドップラー・シフト量の差は、
17:05:00 5.4khz

ほぼ近い値を示しているが、実測値から推定するに、
もう少し、両衛星の距離間があるようである。

すなわち、
2003031D(XI-IV) が時間的にもう少し「遅い」か 、         
2003031E(CUTE-I)が時間的にもう少し「早い」か
のどちらかであろう。

そこで、LOSの実測値と計算値の差を比較してみた。

          実測値   計算値     差
2003031D(XI-IV)   17:12:30 17:13:29 00:00:59      
2003031E(CUTE-I)  17:11:30 17:12:33 00:01:03

計算通りに実測でも約1分間のLOSの差があったことから、
両衛星の実際の距離間は約1分間ということになる。
しかし、ドップラー・シフト差からもう少し離れている可能性がある。
また、約1分間早めにLOSしたのは、
LOS方向の北北西は山手になっているため約1分早めのEL=3〜4度でLOSしたと考えられる。

以上から、軌道要素をあてはめる条件として、
��LOSの時間帯が両衛星ともに実測地に近く、LOSに約1分間の差があること
�▲疋奪廛蕁次Ε轡侫蛤垢�5khz以上であること
が考えられる。

これらを踏まえて、NORADの新情報でトライアルしてみた。
17:05:00でドップラー・シフトの差が最も大きくなるのは、「5.23khz」で、軌道要素は以下の時である。

2003031D(XI-IV)                
1 27843U 03031D   03187.99081837 -.00000038  00000-0  27681-5 0    87
2 27843  98.7200 194.8124 0009445 291.7374  68.2843 14.19917657   894
2003031H(CUTE-I)                
1 27847U 03031H   03183.97426148  .00031980  00000-0  14985-1 0    36
2 27847  98.7106 190.9135 0017215 330.6038  29.4186 14.19943444   270

この時のLOSの実測値と計算値を比べてみた。

          実測値   計算値     差
2003031D(XI-IV)   17:12:30 17:13:29 00:00:59      
2003031H(CUTE-I)  17:11:30 17:12:25 00:00:55

計算値でも約1分後にLOSとなるので、現状では、以下の軌道要素が最も相応しいのではないかと思われます。

2003031D(XI-IV)                
1 27843U 03031D   03187.99081837 -.00000038  00000-0  27681-5 0    87
2 27843  98.7200 194.8124 0009445 291.7374  68.2843 14.19917657   894

2003031H(CUTE-I)                
1 27847U 03031H   03183.97426148  .00031980  00000-0  14985-1 0    36
2 27847  98.7106 190.9135 0017215 330.6038  29.4186 14.19943444   270

このことから、
CUTE-Iが若干「早め」に移動しているようである。


自己流の推定を行いましたが、いかがでしょうか。

2003/07/08
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    .・  ・●         芝山  正登
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