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[jamsat-bb:12723] ドイツの実験衛星SAFIR-Mが145.825MHz で送出中@AMSAT-BB


JF6BCC 今石です。

# 年末休暇目指してガンバロウ!。

  amsat-bb に DG6BCE Oliver から、アマチュア実験機 SAFIR-M が稼動
した旨の投稿がありました。以下、おおよその意訳です。詳細は原文を
ご覧下さい。

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SAFIR-M が 145.825MHz 9600bps で信号送出中

SAFIR*M は、2002年12月20日 17:00z にバイコヌール基地から打ち上げら
れたドイツの小型技術試験衛星 RUBIN-2 に搭載されたアマチュア実験機
です。コールサインは DP0AIS です。この実験機は RUBIN-2 が太陽光を
受け太陽電池が発電している時に限り運用されます。ヨーロッパの運用時
間は早朝の5分間程度、ごく低い仰角のパスのみです。現在 SAFIR-M は
ドイツから運用できません。UTC自国を含む受信データをお送り下さるよ
うお願いいたします。

SAFIR-M は、アップリンク 435.275MHz 1200bps AFSK、ダウンリンク
145.825MHz 9600bps のパケット無線のディジピータとして動作していま
す。アップリンクで受信したパケットフレームはそのままダウンリンクに
反復されます。加えてダウンリンクには宛先に INFO、DATA0、DATA1 と入
ったビーコンも送出されます。
NORAD の公表している軌道要素は、衛星名の割り当てが正しくないようで
す。SAFIR-M は打ち上げスケジュールからすると Payload C になるのが
相当ですが、ZS7ANT が 2112z に観測した結果では Payload A の要素が
合致するようです。

SAFIR-M からの信号を受信した方は、UTC の日付と時刻、観測地点の情報
(WGS84 またはロケータ)を添えて DG6BCE@aatis.de までご報告願います。
SAFIR-M についての詳細はこちらのサイト (独語) に掲載される予定です。

http://amend.gmxhome.de

PAYLOAD C               
1 27607U 02058C   02356.80975736  .00002036  00000-0  35805-3 0    84
2 27607  64.5615  12.6315 0040854 134.8260 225.6179 14.69755004   311
- - -

  SAFIR-M を打ち上げたロケットは、SAUDISAT-C も同時に軌道投入をし
たようですね。JN1GKZ 新井さんからのコメントも AMSAT-BB に掲載され
ていました。
  軌道要素については、N4ZQ からも、Payload C ではなく A が適切だろ
うとのレポートが上がっていました。Celestrak の軌道要素はこうなって
いました。

http://celestrak.com/NORAD/elements/tle-new.txt
PAYLOAD A               
1 27605U 02058A   02357.07939649  .00001070  00000-0  19276-3 0   109
2 27605  64.5608  11.7981 0031557 134.1103 226.2609 14.71328475   359
PAYLOAD B               
1 27606U 02058B   02357.08454947  .00001315  00000-0  24668-3 0    84
2 27606  64.5595  11.8172 0049994 134.5813 225.9360 14.68126314   358
PAYLOAD C               
1 27607U 02058C   02356.80975736  .00002036  00000-0  35805-3 0    84
2 27607  64.5615  12.6315 0040854 134.8260 225.6179 14.69755004   311
PAYLOAD D               
1 27608U 02058D   02357.55206756  .00002169  00000-0  35645-3 0    86
2 27608  64.5615  10.3438 0022440 134.5032 225.7908 14.72948985   427
PAYLOAD E               
1 27609U 02058E   02357.07199784  .00000328  00000-0  67237-4 0    62
2 27609  64.5606  11.7701 0004691 125.2766 234.8758 14.75950702   354

  とりあえず、この Payload C の軌道要素を CALSAT32 に読ませたところ、
昼間は南半球、夜間は北半球上空を通過する軌道で、北半球側ではあまり
チャンスが無いようです。ドイツでの観測が難しいと言うのも、この軌道
が理由ですね。幸い、日本はドイツよりは低緯度なので、わずかながらも
チャンスは多いようです。
  福岡では今夕 17:53〜18:01 に南東低く、19:33〜19:39 に南西低く、翌
朝 4:26〜4:31 に南東低く、6:04〜6:11 に南西低く、のチャンスがありま
す。要素 A で計算すれば若干早い時間になると思います。私は今夕は無理
そうですが、明日朝までに 9600bps パケットの受信準備をしたい(…でき
るかな)と思っています。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC/KH2GR
mailto:jf6bcc@jarl.com  
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