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[jamsat-bb:11551] 本日04/30の衛星運用記〜小笠原移動編(2)


JF6BCC 今石です。

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  6:20 に起床。朝食つきのパックなのでホテルのバッフェに期待していたが、
正価 \1,700- もするにしてはマズい (--;)。船内で使用する荷物を仕分けて
4つになった荷物を抱えて 7:00 にチェックアウト。竹芝桟橋まで電車行こう
かとも考えたのだが、荷物の重さに耐えかねてタクシーを使う。\1,700- 也。
  竹芝桟橋には 7:50 に到着。さぞかし乗船客で混雑しているのではないか、
と思ったら、ガラ空きだ ('o')。ツアー会社のカウンタで乗船手続き終了、貰
った番号は 92 番。急いで並べば窓のあるCデッキの船室に入れそうだったが、
Cデッキは機関室からの振動が激しいと聞いていたので、今回はわざと遅らせ
てみることにする。乗船開始まで桟橋そばで写真撮影・メール書き、9:30 の
乗船開始時刻に待合室に戻ってみると 300 番あたりまでしか列がない (^^)。
これは楽ができそうだ。

  9:45 頃にのんびり乗船。乗船時の指定席番号は E-1 デッキの 249 番、通
されたのは船底Eデッキの右舷前方一番奥のコーナー、十二分に足も伸ばせる
し、荷物棚もコンセントも近くにある。これは良い場所が取れた!。窓がない
とは言え、壁には窓を模した照明があり圧迫感がない。
  貴重品をセーフティーボックスに預け、出港の様子を見にデッキに上がる。
寒い!。南風がかなり強い。時間ギリギリに慌てて駆け込んでくる船客が居た。
銅鑼と警笛が鳴り響き、おがさわら丸は 10:05 に出港。しばらく船内を探検し
た後に自分の場所に戻って一休み。

  12:20 頃にハンディ機 C-501 を持って甲板に出る。曇ってはいるが雨天で
はない。しかし甲板は波しぶきの飛沫でビショ濡れだ。南風のうえ 40km/h 近
い速度で進むおがさわら丸の甲板、台風の中に居るような強風で、やむなく船
尾の風の来ない一角に非難 (--;)。こりゃ、天気が良くても元気でも移動運用
どろではないぞ。
  船は東京湾を抜ける頃で、左右に陸地が見える。2m 帯をワッチするとあち
こちで信号、衛星帯の 145.820 にも強烈に入っている (--;)。と、145.86MHz
でなにやら CW らしい信号、FM 幾では聞き取れないがホイップでも S5 くら
いだ。おそらく  RS-13 のビーコンだろう。12:30 あたりまで聞えた。居場所
に戻ってパソコンで CALSAT32 を確認、やはり RS-13 のパスだった。FT-817
を持参していれば良かったかな。

  昼食を取ろうと船内のレストランを覗いたが、あまり食欲をそそるメニュー
ではない(高いし…)。自販機のカップ麺で済ませる。
  12:45 あたりから船の揺れが大きくなる。東京湾を抜けて外海に出たからだ
ろうか。ひどいと言うほどではないが、かなりの揺れ。それでも気分が悪くな
らないのは宵止め薬の効果だろうか。立って歩くのに苦労するのも揺れのせい
か薬のせいか…。

  14:15〜 に ISS のパス。FT-917 に PDA 用 TNC と SM-2496 TNC を使って
受信ぉアクセスを試みる。…が、FT-817 & ホイップの至近で PDA を動かすと
145.800MHz にひどい雑音 (--;)。受信できているのかどうかわからない。何
回か ISS 向けにパケットを送出してはみたが、どうなっただろうか…。
  引き続いて 21MHz にも出ようかと考えていたのだが、風のキツい甲板で、
塩まみれになるのはリグにも自分にも悪そう。ここは大人しく断念しておくべ
きだろう…。船室に戻ってパソコンを操作するが、前かがみでの操作はきつい。

  仮眠の後 17:45。相変わらず船は揺れているが、気分も悪くないので FT-817
と 21MHz ホイップ、バッテリーを抱えて後部甲板へ移動、21MHz に QRV して
みる。日本から約 300km 南下し、夕日が八丈島 (?) に隠れそうな景色を眺め
つつ 21MHz を聞くが、JA はスキップしていて近隣局や VK,ZL,DU 局ばかりが
入感。しばらく CQ を出して、一度 LA? 局から呼ばれたようだが交信できず。
ダイヤルを回して強く入っていた T88BA 局を呼び 56 を貰う。5W & ホイップ
なのに大したもんだ。
  18:22 まで CQ を出したが応答なし。撤収し夕食を取る。レストランで豚肉
しょうが焼き定食 \1,150-。食欲があるのは良いことだ。

  19:38〜 に UO-14 の東向け北上パス。C-501 とホイップだけ持ってデッキ
に出る。19:38 にかすかにダウンリンクを確認、やはりホイップでは弱いか、
と思ったが、19:40 あたりからかなり良好に入るようになり、JH0PVF, JM7DRM,
JR8WWS, JA4QIK, JK1AVR, JA1GIN, JA7JSK, JH9TJT?, RW0LIA 局を受信できた。
こんなに船が空いていて、全く船酔いせずに済むとわかっていたなら、手持ち
八木を持ち込んで QRV できただろうに…残念 (--;)。

  21:18〜 にも UO-14 のパスがあったが、消灯近くのためワッチせず。自宅
に安否確認の電話を入れて船室に。22:00消灯。
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  船に乗るだけの1日でしたが、八丈島に沈む夕陽を見ながら 21MHz で T88
と交信できたり、UO-14 からのダウンリンクを良好に受信できたりと、なかな
か「濃い」1日でした。

  それにしても、全く酔いません ('o')。私は決して強い方ではなく、事実、
昔、対馬へ旅行した時にはかなり気分が悪くなったのですが、今回のおがさわ
ら丸は、それ以上に激しく揺れているようなのに平気、食欲もあります。体質
が変わったのでなければ、出港直前に飲んだ酔い止め薬の効果なんでしょう。
こんなに快適で、しかも乗船人数が少ないとわかっていたら、UO-14 に船から
QRV できるようにすべきでした (--;)。
  まあ、帰りの船にもチャンスはある訳ですが、今度こそは定員一杯の難民船
でしょうから、アンテナどころかパソコンを持ち込む余裕も無いのではないか
と危惧してますけど… (--;)。

  船舶衛星電話に、データ通信用の端子が出ていることも確認したのですが、
たぶんロクに接続できないだろうと思って挑戦しませんでした。通話料が勿体
無いですから (^^;)。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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