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[jamsat-bb:9080] 最近の話題@AMSAT-BB& SAREX 2/2


JF6BCC 今石です。

  1/2 からの続きです。

(8) ISS 向けパケット通信プログラム UISS 7/21 by ON1DHT Guy.

    ISS 経由の通信を主眼にしたパケット通信ターミナルソフト UISS ver1.0
  が公開されてそうです。

      http://users.skynet.be/on1dht/uiss.htm


(9) AO-40 のUバンド AGC 値の推移 7/22 by DH2VA Achim

    前回5月のオービット 256 時と、今回のオービット 330/331 での、U-AGC
  値の推移を P3T でグラフ化して紹介・比較しています。

   http://www.physik.unizh.ch/people/avollhar/u_rx_256.jpg
   http://www.physik.unizh.ch/people/avollhar/u_rx_330.jpg
   http://www.physik.unizh.ch/people/avollhar/u_rx_331.jpg

    AGC 値の平均的な数値は一目瞭然 (--;)、もっとも #256 ではトラポンが on
 にされたのはフェーズの中ごろ、遠地点付近に居た時ですし、#330/331 では
  フェーズの初期、地球にかなり近い時のものです。435MHz 帯には地上の業務・
  違法局からの信号がありますし、LEILA2 の動作点の問題もありましたので、
  アリゲータのアップリンクだけが AGC を下げた訳ではないと思いますが…。
    それにしても、#226 で 10dB 以下だった AGC 値が、#330/331 では 16〜20dB
  にまでなっています。単純に言ってアップリンクレベルが4〜10倍も多く必要
  になったと言う訳ですから、通りが悪くて当たり前です (--;)。


(10) G3RUH のSバンド Dish 用新パッチアンテナ 7/24 by VP9MU Paul

    60cm の Dish に使える AO-40 向けのSバンド円偏波のパッチアンテナが
  G3RUH から新しくリリースされたそうです。直径 120mm、重さ 130g、ビー
  ム幅は -3dB が約 90 度、-10dB が約 120 度、価格は世界共通の送料込み
  で 95 英ポンド (\17,000- 位?) だそうです。
    アンテナコネクタは N-P がついているので、2880 や各社のプリアンプ・
  コンバータ等に直付けできますね。

      http://www.jrmiller.demon.co.uk/products/patch.html


(11) AO-40 のバンドプランについて

    AO-40 の運用区分帯について多数の意見が上がっています。個人的には、
  機器の試験も終了せず、帯域の中心にドッカと MB が居座っている (^^;)
  状況で、バンドプランを云々するのは早計だとは思うのですが…。
   その中で G3RWL Richard が、「AMSAT-UK の初心者向け書籍に紹介されて
  いる衛星のバンドプランの基本」について紹介しています。

  - - - - -
        |<---------------------ダウンリンク帯域----------------->|     
    周波数(低)                                              周波数(高) 
           <--------CW----------------------->                         
                            <----------------------SSB------>          
                                                                       
        <-->      30%(*2)         30%(*3)         30%(*2    <-->       
         5% <---------------><---------------><-------------> 5%       
        (*1)                                                 (*1)      

      *1 : ビーコンへの混信を防護すべき緩衝帯。緊急時とブレティン
           に使用可能。
      *2 : RTTY と SSTV は CW 帯と SSB 帯の境目付近、RTTY は CW 側の、
           SSTV は SSB 側の周波数を使う。
      *3 : CW/SSB の両方が使用出きる帯域。水晶制御局や DX ペディ局、
           どちらのモードにも出たい局用。
  - - - - -

    これは古い時代のルールですから、検討の余地がありそうです。BB 上で
  は CW の幅が広すぎる、SSTV は帯域の上の方で運用するのが FO 衛星では
  一般的だ、などの指摘がされています。


(12) AO-40 のデジタルモード・トランスポンダの回線見積もりシート
  7/24 by KA9Q Phil

  http://people.qualcomm.com/karn/jjsat/


(13) PCsat の打ち上げ迫る 7/24 by WB4APR

  ・9/1 打ち上げ予定の PCsat は、APRS で位置情報を中継する。旅行者は
    TH-D7 を胸ポケットに入れて出かけよう!。
   PCsat Design http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html


(14) Dish に塗るなら何色? 7/24 by VP9MU Paul

    島住まいで塩害防止のため、Dish の表面保護にペイントをしようと思う
  が、何色がいいか?、との提案。白系は反射でフィードを焼くだろうし、
  黒系はバミューダでは過熱するだろうし…。どっちも大差ないから、空の
  色にマッチする水色・蒼色はどうだ、とか、フィードが焼かれるのは太陽
  光の焦点と一致する時だけだから、とか、市松模様はどうだ (^^;)とか…、
  コメントも色々でした。
    また、米海軍の Bruninga 氏が 1996 年に BB に投稿した、アルミ地金、
  白黒ペイントそれぞれの吸放熱特性のデータが KK5DO Bruce から紹介され
  ました。キラキラ光るので熱をよく反射するように思えるアルミは、実は
  黒色の 10 倍も多くの熱を吸収してしまうんだとか ('o')。結論としては
  やはり白が一番なようです。
    それにしても、アルミ地金はダメなんですね。カー用品で窓の内側から
  取り付ける遮光マットなんてのが売ってますが、アルミ蒸着面が表に出る
  タイプの奴は、車内への直射日光は防げても、熱をたくさん吸収する分だ
  け、かえって温度を上げてしまうのかも?。ダンボール製の白い奴の方が
  いいのかも知れませんね。


  とりあえず以上です。まだ未読は半分以上も残ってます… (--;)。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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