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[jamsat-bb:8826] AO-40からのS2-MB信号


JF6BCC 今石です。

  AO-40 の 6/8〜6/9 のオービット 279 での S2-MB 受信の際、衛星が
離れて行くにしたがって信号がどうなるか、AO40RCV の画面キャプチャ
を取って比較した図を作ってみました。
  使用したのはいつものマキ 29 エレ + LNA + FT-817 です。ビーコン
信号の SYNC TONE で山の高さがピークになるタイミングで画面キャプチ
ャを取得しました。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4703/temp/orbit279-signal.gif

  姿勢が 315/-31 付近で、S2-MB が利用項に受信できたのは MA<40 のご
く限られた時間帯だけでしたが、そこから撮った4枚の写真を見ると、S2-MB
の S/N が少しずつ下がって行くのがわかると思います。
 え、ビークの高さは一緒じゃないかって?。ボトム側のノイズレベルを
見てください。信号が強すぎるため AGC がかかって、ノイズレベルが落ち
ているのです。衛星が遠ざかるに従ってノイズレベルが上がってます (^^;)。

  AO40.xls を使った回線計算では、

  UTC__ SQA_ Km___ S/N
  12:44 39.0 18670 26.5dB
  13:50 35.4 31135 23.0dB

  となりますが、図ではもう少々悪くなっているように見えます。これは
多分、私のアンテナが手動追尾で、必ずしも衛星をきちんと向いていなか
ったからかも知れません。
  それにしても、SQA が 40 度近くあるのに、これだけの強さで入感する
と言うのは驚きです。トラポンの試験運用時は 60,000km の彼方でしたか
ら、29 エレではかなり厳しかったのですが、3軸制御が開始されて 30,000Km
程度の位置からアンテナが地球を向くようになれば、29 エレでも十分いけ
そうです。海外移動運用は 29 エレ1本で、遠いときは CW、近づいたとき
に SSB、と言うスタイルでも、悪くないかも知れませんね。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
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