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[jamsat-bb:8524] ALON/ALATとスピン軸方向
みなさま
相田です。
もう皆さんは常識としてご存じかのしれませんが、
衛星のスピン軸の方向の表現に私の理解(誤解)をまとめてみました。
(間違いがあったらご指摘をいただければ幸いです。)
ALON/ALATのそれぞれの頭文字 A は Attiude(英語)
BLON/BLATのそれぞれの頭文字 B は Bahn(ドイツ語)
で、同じものです。
バーン座標とスピン軸の定義の私の解釈
・ALON/ALATの座標はバーンン座標で表現する。
・バーン座標は地球の重心を原点とする球面座標である。
・バーン座標のALON(経度)が0度の方向は座標の原点(地球の重心)
から見て衛星の軌道面における近地点の方向になる。
・衛星の軌道面で衛星が反時計回りに動く面から見て 0,90,180,270,360度
となる。(0度は近地点、180度は遠地点)
・バーン座標のALAT(緯度)が0度の面(地球では赤道面)は衛星の軌道平面と
一致する。
・衛星の軌道面で衛星が反時計回りに動くように見える面に北極があり、+90度、
その反対の面には南極があり、-90度で表す。
・スピン軸の方向の定義は右ねじを右回転したときのねじが進む方向とする。
・スピン軸の定義にはモータやアンテナの取り付け位置は直接関係しない。
・スピン軸が北極方向に向いている時には ALAT は + に、南極方向に
向いている時には ALAT は - になる。
・衛星に外部から力が加わらなければスピン軸の変化はなく、天の一定の
方向にある。
以下は私の拡大解釈
・バーン座標は球面座標なので衛星軌道平面内を衛星の重心位置まで
平行移動しても方向は保持される。
・重心位置から離れたアンテナの位置を表現するために重心からの距離を
導入することができる。(緯度経度のほかに高さを加える)
と言うことは、これまでの解釈が正しければ、
AO-10,AO-40 はモーターの方向にスピン軸の方向にあり、AO-10 ではモーターの
裏面、AO-40 ではモーターと同一面にアンテナが取り付けられているので、観測者に
アンテナが正対すると、AO-10 ではアンテナ面が右回りに回転し、AO-40 では左回り
に見えるはずだ。
さて、この解釈は正しいのでしょうか。