[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-bb:8245] Digital Sat. status May 2


本日(5/2)は、今までタイミングが合わずに聞けなかった AO-10 , UO-11 を
久々に受信確認しました。

衛星AO-10 をここ最近聞くことができなかっったのですが、同軸を交換する
などメンテナンスした結果、本日(5/2)は、強力なその 145.810MHz(USB) の
キャリアを聞くことができました。久々に聞く強力なキャリア音に聞きほれ
てしまいました。 今まで聞けなかったのは、喰にも関係していたようです。

ところで、理由はわかりませんが、2.4GHz用の ドレークコンバータ2880 の
IFアンプ部が再び破壊されました。送信には一切使用していないので、その
原因は不明です。 スペアのドレークコンバータに差し替えて、本日(5/2)の
太平洋側を通過する衛星UO-11の 2401.500MHz のキャリアを確認しました。

この衛星UO-11の 2.4GHzキャリアは安定して送信しているため、改造を必要
とするドレークコンバータの水晶の 最後の調整に利用することができます。
あらかじめ軌道計算ソフトにより TCA の予測時刻を予測し、その時の UO-11
の受信周波数を測定し、2401.500MHz に調整する、ということが考えられま
すが、TCA時には極めてドップラーシフトが激しいため、測定が難儀します。

そこで、AOS時とLOS時をあらかじめ軌道計算ソフトにより予測し、その時の
受信周波数を観測します。衛星が太平洋側を通過する時に、仰角が高い時は
AOS時からLOS時にかけ、ほぼ +/- 55kHz つまり、2401.555MHz〜2401.445MHz
だけ変化します。衛星が太平洋側を通過する時の仰角が低い時は、ほぼ +/-
20kHz つまり、2401.520MHz〜2401.480MHz だけ変化します。

このことを利用して、ドレークコンバータの水晶の調整をすることができま
す。1分ごとに受信周波数を観測し、軌道計算ソフトにより計算させた予測
周波数と比較することで、より正確に(1kHz単位で)水晶の調整をすることが
できます。ちなみに、水晶近くのトリマーは、左(時計と反対回り)に少し回
すと表示受信周波数を数kHz下げ、右(時計回り)に少し回すと、数kHz上げる
ことができます。

--------------------------------------------
Name : JE9PEL/1 脇田
Mail : je9pel@jamsat.or.jp
URL  : http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/
QTH  : Yokohama, Japan
Date : May 2, 2001
--------------------------------------------