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[jamsat-bb:7675] Re: [jamsat-bb:7673] PSK31衛星@AMSAT-bb



----- Original Message -----
From: "Yoshihiro Imaishi" <imaishi@aa.mbn.or.jp>
To: "日本アマチュア衛星通信協会BB" <jamsat-bb@jamsat.or.jp>
Sent: Friday, March 02, 2001 10:37 AM
Subject: PSK31衛星@AMSAT-bb

●JA6DREです。
PSKの場合は31Hzの信号変化しか有りませんが、受信でHF機の50HzFI
Lを使うと少し受けにくくなりました。
ですから結局は広いFILで受信しています。
ソフトの方でQRHに対してはAFC機能があり、ロックすると少々ずれても追いか
けます。

混信は、先ほどのRIG側のAGCの問題がFASTで解消されれば近接した信号は
分離できますが、現実には近くにくると影響が生じますし、それにAFCがついて
いったりします。
SATでも問題は無いでしょうが、FMの一旦トランスポンダで変換された帯域に対
しては単なるサウンド帯域でのAFCですからOKと思います。
しかし、基本的には31Hzで処理しますから、がんがんドプラーで変わる周波数に
どこまで追従が出来るかとなるとやってませんから判りません。
AFC範囲から外れるとまたTUNしなおしになりますが、ソフトでスペアナ機能が
有りますから再rockは簡単です。
VUHFのRIGではTUNが厳しい機種も有るでしょうしHFでも10Hz可変の
RIGでは簡単ですがダイアルが小刻みに変えれない機種ではTUNしにくいので
す。


以上


> JF6BCC 今石です。
>
>   AMSAT-bb では PSK31 を使って福数人が同時に使える衛星、と言う話
> 題で盛りあがっています。私は PSK31 の運用経験は無いのですが、非
> 常に帯域の狭い RTTY だと解釈すれば、さほど間違ってはいないですよ
> ね?。
>   で、PSK31 はそういう帯域の狭さから、受信する信号に対して周波数
> の許容偏差?、ロック範囲とでも言うのでしょうか、それがごく狭いの
> で、ドプラーシフトの大きな LEO 衛星では、通信が困難なのではないか、
> じゃあ 29MHz の inband transponder はどうだ?、HF のアップリンク
> ・ダウンリンクなら LEO でもドプラーシフトは小さいぞ、29MHz のアッ
> プリンクがダメなら 21/24MHz はどうだ、てな具合で、色々と議論が進
> んでました。
>
>   私は、PSK31 と言うモードに詳しくないこと、今更 HF 帯を使う衛星
> を考えても現実的ではない、などと思っていたこともあって、この一連
> の記事は軽く斜め読みしてたんですが、今日、AB2S Howie が行なった実
> 験の記事に興味を引かれました。それは、20m 帯の PSK31 の信号を HF
> リグで受信し、その音声出力を SG にいれて FM 変調をかけ、SG から出
> てくる FM 変調された信号を FM ハンディ機で受信して PSK31 のデコー
> ドを行なってみたら、非常に良い結果が出た、と言うものです。
>
>   例えば、アマチュア衛星サービスに「一応」割り当てられている 21MHz
> や 24MHz をアップリンクに使えば、アップリンクで発生するドプラーシ
> フトは最大でも +-500Hz 程度となり、PSK31 でも充分対応できる数値と
> なります。で、ダウンリンクに FM を使えば、例えそれが 1.2GHz や 2.4
> GHz 帯で大きなドプラーシフトを発生したとしても、FM 検波後の PSK
> 信号の周波数は、ドプラーシフトの影響を受けません。QRH やドプラー
> シフトに弱いと言う PSK31 の欠点が、これで克服できます。
>   そして、ダウンリンクの FM 送信が 3KHz の音声帯域を持つとすれば、
> 衛星側の SSB 受信機が受信する 3KHz の信号が、そっくり降りてくるこ
> とになります。これは、SSB では1局しか使えませんが、CW でも数局は
> いけるでしょうし、もっと帯域の狭い PSK31 なら、もっと多くの局が共
> 用できるでしょう。しかも、ダウンリンクに必要なのは、衛星側は電力
> 効率の良い FM 送信機と1波だけ、地球局側は FM ハンディ機でいいの
> です。
>
>   アップリンクに HF 帯を使用することは、既存の通信との混信もありま
> すから、RS-13 の MODE-T などでも実感できるように、大変な面がありま
> す。が、この方式だと、必要なアップリンク周波数はわずか 3KHz 幅、し
> かも PSK31 であれば狭帯域デジタルとして CW バンド内に設定すること
> になるでしょう。仮に 24MHz 帯を使うなら、お世辞にも混雑しているバ
> ンドとは言えませんし、コンテストにも使われません。RS-13 の時ほどに、
> 混信に悩むことは無いでしょう。
>   しかも、衛星に必要なのは 24MHz の特定周波数の SSB 受信機と、435MHz
> あたりの FM 送信機だけで、PSK31 専用衛星とは言いながら、そのための
> 特殊なデジタル機器は不要です。地上局側では、24MHz で送信できる HF
> 設備と、ダウンリンクを受信できる FM ハンディ機(無論 PSK31 の送受
> 信端末も必要)があれば済むことになります。24MHz PSK31 なら4級局で
> も運用できますし、RS-13 の Mode-T でピコ 21 の 2W で問題無く QSO で
> きた経験からして、10W あればまず問題無く運用できるだろうと思います。
> まあ、運用は FM レピータ衛星ほど手軽ではないにしても、FO-20/29 の JA
> モードよりは、はるかに楽に使えるのではないかと思います。
>
>   コンパクトで省電力さが要求される小型の LEO 衛星で、複数局の同時
> 運用を実現でき、特殊なハードウェアも要らず、しかも地上局側の設備
> も特殊なものにならない…。これは、すごいアイディアだと思います。
>
>   JAMSAT として次前の衛星を検討する際は、こういうシステムも選択肢
> に含めたほうが良さそうですね。私も、1.2GHz UP & 29MHz DOWN のFM
> レピータ衛星を考えるよりは、こちらの方が面白いかと思います (^^;)。
>
> - -
> Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
> JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
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