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[jamsat-bb:7040] @¥900−のBSデッシュは…


●先般、入手しました@¥900−の43cmφBSデッシュの焦点位置を探ってみ
ましたら、どうも上下方向で完全に太陽に対して光学的な焦点がピンスポットに成り
ませんでした。

43cmx38cmのデッシュに上下と左右に全面アルミTAPEをクロスさせたも
のと、要所要所に四角のアルミTAPEを貼り付けたもので確認しましたら、どちら
も完全には焦点が定まりませんでした。
特に上下の中心から10cm程上方において焦点よりも上側に反射が現れています。
全部で10枚有るのですが、2枚しか調べていませんで確かなことは言えませんが、
製造ミスだったのかもしれません…だから@¥900−/枚で処分されるのでしょう
か?
BS周波数帯では、これは少し利得面で不足したかもしれません。

試しに所有している45cmの他社BSで確認しましたらスポットは完全に小さくな
りました。
BSとしては…チョイトまずかったのかもしれませんが2400MHzでは問題は無
いでしょう。

上下左右の4面に43cmφを配列しますから、焦点までは約、中心の何も無い位置
から30cm位の位置になりそうで中心は重なり合わない20cmφ程度の空間が生
じますが、ヘリカルでは、この部分はブロッキングサークルになりますから利得には
あまり関係しないでしょう。
4面を43cmで構成すると有効直径は約100cmφに成りそうです。

2400MHzでは、多分24dBiが最大で、1200MHzなら18dBiが最
大の利得ですが、何せ43cmの合成パラボラ面で「抜けている部分」が有りますか
ら、完全な100cmの利得は得られないでしょう。
43cmφクラスで20dBを得られるのは5600MHzと思いますから、これ単
体では無理な話です。
また、5600MHz以上では、今回の上下の歪みは問題になるかもしれません。

ジャンクのオフセットデッシュはBS共聴ビル仕様なら120cmφまで有ります
が、入手は困難です。
ジャンクで出回るのは30cmから45cmでしょうし、以前はCS用に60cmや
90cmが有りましたが、これらもLNAの性能改善から45cmで充分に成ってし
まっています。

1200MHzと2400MHzは完全分離したく、従って4個+4個で構成しま
す。
120cmクラスの金網デッシュに2層ヘリカルエレメントにすれば、輻射軸の左右
校正は不要ではありますが、今回は2系統にしました。
幸いKTタワーはエレベータなので最下段まで降ろして太陽に正対させられる時間帯
に左右の光学軸を合わせこめましょう。
実際の1200MHzと2400MHzのエレメント焦点はTCXOマーカーを使っ
て焦点前後に校正しなくてはなりませんが…

このデッシュは金具類は一切無いので、ブームには鉄工所に頼んで取付金具を頑丈な
仕様で作ってもらわなくてはなりませんし、若干のデッシュの姿勢も動かせる余裕が
必要です。
デッシュから30cm位に焦点はありますから缶詰ホーンでも±90度で使用できそ
うです。
ヘリカルは、今回はPASSしてホーンでやってみましょう。

2400MHzのKEN無線電子製50MHzのIF仕様convは、順調に働き、
20mhに置いてみてファラデーシールド同軸で50MHz伝送して住宅密集環境条
件下でも雑音障害は排除でき支障ないことは確認しました。
4面構成が完成すれば、AO−40GBをワッチできそうです…