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[jamsat-bb:4066] Updata Keps in WiSP



 皆様、本年もよろしくお願い致します。

> GSCで、infoboxからとったデータを wispディレクトリに入れて、
> Updata satellite database=>ファイル名=>開く=>updataKeps=>OK
> までいきますが、Track=>Add をクリックしても何も表示されません。
> ProcoMail Setup は Updata only with orbsxxxa.ele をチェック
> してあります。どこか設定が違っているのですか。
> よい解決方法を教えてください。


 上記は某局からの質問です。参考のため、解答部分のみを紹介します。
 どうも次に示す「WiSP」における3つの概念を混同しているようです。

 1つは『スケジューリング』、2つ目は『トラッキング』、3つ目は
 『自動アップデート』です。これらの概念の違いを簡単に説明します。


 1.『スケジューリング』

  これは、軌道要素ファイルを GSCに認識させ、次に WiSPを用いて
  目的とする衛星のスケジューリングを行い、MSPE等のプログラムと
  連動させて、「デジタル衛星通信」を自動化させます。設定手順は
  次のとおりです。

  (1) jamsat-keps(keps@amsat.org)等から取得した最新の軌道要素
      ファイルを wispディレクトリに保存する。

  (2) GSC - Database - Updata satellite database - ファイル名
                                   - 開く - Updata Keps - OK

  (3) GSC - Setup - Satellite Setup - Satellites - New
                                   - General - (etc)...

  これで自動的に wisp.kepと wisp schedule.dat の二つのファイル
  に初期設定され、その瞬間に(次回からの GSCの立ち上げ時も)自動
  的に GSC画面の上半分に各衛星のスケジューリングが表示されます。
  こうして MSPEなどの他の WiSPプログラム群と連動した「デジタル
  衛星通信」の自動化の出発点に立つことができます。


 2.『トラッキング』

  このスケジューリングを済ませた後、次の設定を行うことによって
  ここで選択した各衛星ごとに、時々刻々と変化する位置等の情報を
  リアルタイムに GSC画面の下半分に表示させることができます。

  (1) GSC - Tracking - Track - Satellites(選択) - Add - OK


 3.『自動アップデート』

  衛星側の BBSには、軌道要素が ORBSxxxA.ELE などのファイル名で
  アップされています。次の設定を行うと、ブロードキャストにより
  このファイルを完全にダウンロードできた時に、自動的にPROCMAIL
  と UPDKEPSを起動させ、1で述べた(1)と(2)の部分を自動的に処理
  して、最新の軌道要素にアップデート(更新)することができます。

  (1) GSC - Setup - ProcMail Setup - General
           - Process keps to original filename (チェック) - OK

  (2)  "    ProcMail Setup - Automatic Keps file updating
                   - Update with any keps file (チェック) - OK


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 Name : JE9PEL/1 脇田
 Mail : JE9PEL@jamsat.or.jp
 URL  : http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/
 QTH  : Yokohama, Japan
 Date : 7 Jan.1999
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