SCOPE アップデート
JAMSAT

JAMSAT 日本アマチュア衛星通信協会


RUDAK-U(EM)を経由したSCOPE(EM)による撮影に初めて成功

1998年10月14日01:30現地時間 コロラド州コロラドスプリングス



Bdale N3EUAはRUDAK-U(EM)からCANバスを経由してSCOPE(EM)を操作して撮影を行うことに初めて成功しました。これはRUDAK-U(EM)とSCOPE(EM)をCANバスで結び、RUDAK-U(EM)からSCOPE(EM)にプログラムを送り込み、それを起動し、パラメータやコマンドも送って撮影を行い、結果の画像をSCOPE(EM)からRUDAK-U(EM)のファイルシステムに読み込み、それをPC上で実行するWISPにより読み出すという、実際の軌道上の衛星に対して行うのとほぼ同じ基本的なオペレーションに成功したことを意味します。Phase-3D衛星上において、SCOPEカメラモジュールはRUDAK-Uデジタル通信モジュールのスレーブデバイスとして機能します。

今回の実験は、単純な機能の複数のプログラムを組みあわせて行われましたが、この実験の成功により今後はこれらの機能をフライト用プログラムとして完成させて行く作業がBdale N3EUAらにより行われます。

次の画像はRUDAK-U(EM)からSCOPE(EM)をCANバス経由で操作して撮影された初めての画像です。これはJM3MAJ大畑さんによるSCOPEソフトウェアV4.00の機能の一つである“クイックピクチャー”の機能によってSCOPE内に取り込まれた160x120 ピクセルのBMPイメージのデータをRUDAK-U経由でPCに取り込んでから一部画像処理したものです。

Tnx Bdale N3EUA, Photo by JAMSAT-SCOPE(EM) via RUDAK-U(EM)
JAMSAT SCOPE Team


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