SCOPE アップデート
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JAMSAT 日本アマチュア衛星通信協会


RUDAK-U(EM)からCANバスを経由したSCOPE(EM)へのブートロードに成功

1998年10月11日 コロラド州コロラドスプリングス



これまでRUDAK-UからCANバスを経由したSCOPEへのソフトウェアのローディングは何度か試みられましたが成功しませんでした。今回、Bdale Garbee N3EUA と John Conner WD0FHG の努力により、そのブートローディングを妨げていた原因であるバイトの並び順の問題が見つかりました。すでにRUDAKのエンジニアリングモデル(EM)からSCOPEのEMの一台へプログラムをローディングすることに成功し、"boot dump" パケットの実験もうまく行きました。JM3MAJ大畑さんによるSCOPE側のCOB-IDの改修も予定通りに機能している事が確認されています。

RUDAKからSCOPEを起動し、撮影を行い、画像データを回収するにはまだRUDAK側のソフトウェアを開発を待たねばなりません。しかし、これまで大きな障害となっていたRUDAK-SCOPE間のCANバスを経由した通信の問題が解決できた事で、これらのソフトウェアの開発も加速される事でしょう。

SCOPEのFlight Modelは、P3D衛星本体とともに来週から米国メリーランド州のOrbital Scienceの施設で熱真空試験を受けます。

次の画像はまだ改修中で電気も暖房もなにもないBdale N3EUAの自宅の地下室に急にしつらえたRUDAK-SCOPEのテストベンチの様子です。

Tnx Bdale N3EUA, Photo by Jhon WD0FHG
JAMSAT SCOPE Team


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