Phase 3D アップデート
JAMSAT

Orbital社の配慮に感謝:Phase-3D衛星の熱真空試験を行う真空容器

1998年10月16日 メリーランド州ジャーマンタウン



今週水曜日(1998年10月21日)。Phase 3D衛星はこの大きな真空容器に入って宇宙環境を初めて体験しますす。2つの大きな拡散ポンプにより内部の圧力は 10E-6 Torr 以下 (100万分の1気圧以下) の真空状態にまで排気されされます。その後、容器内部のクーリングジャケットを液体窒素で満たし、P3Dの熱真空試験のサイクルが始まります。

P3Dと共に液体窒素の温度まで冷やされた板も真空容器に入れられます。超低圧によりP3Dから蒸散した揮発物質はこの極低温の板により凝縮回収されます。

ドアの直径は3.6mもあり、外したドアは床下に収納されます。容器内部を真空にした時、このドアには150トンもの圧力がかかります。

この場を借りて、この機会を与えていただいたこと、またこの施設の専門家たちのすばらしい協力に対してOrbital社に謝意を表したいと思います。

Phase 3D の熱真空試験に使われる Orbital 社のスペースチャンバー
Orbitalのロゴをクリックして、Orbital社のホームページを訪れてみてください。

AMSAT Phase 3D Lab/TV Test Team
JAMSAT

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