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AO-27 は Timed Eclipse Power Regulation (TEPR) と呼ばれる手法をバッテリーの安定化のために使っています。 簡単に言ってしまうと、 TEPRはどれだけの時間日照なり、日陰に入っていたかを測り、それをもとにしてどのサブシステムをON/OFFするかを決定します。 現在 AO-27で実行されているソフトウェアは、軌道を次の6つの状態に分けています。 TEPR 状態 1 衛星は日陰に入った TEPR 状態 2 TEPR 状態 1 に入ってからプログラムした時間が経つと始まる (日陰) TEPR 状態 3 TEPR 状態 1 に入ってからプログラムした時間が経つと始まる (日陰) TEPR 状態 4 衛星が日照に入る TEPR 状態 5 TEPR 状態 4 に入ってからプログラムした時間が経つと始まる (日照) TEPR 状態 6 TEPR 状態 4 に入ってからプログラムした時間が経つと始まる (日照) 昼間のパスでは、AO-27は地球の陰を出てTEPR状態 4 に入り、バッテリーの充電が始まります。 衛星のフットプリントが米国の緯度に達するまでTEPR状態 4 を保つようにTEPR状態 5 の長さはプログラムされています。 そこでTEPR状態 5 に変わって送信機をONにします。 TEPR状態 5 の長さはバッテリーの寿命を短くすることなく送信し続けられる最大の時間に設定されており、 1999年6月において18分間にされています。 これより長く送信機を ON にしておくと、衛星の寿命は短くなるのです。 TEPR状態 6 の長さは、AO-27が再び日陰に入る(TEPR状態 1になる)前にバッテリーを再充電するのに十分な時間でなければなりません。 AO-27がTEPR状態 6 を保つ時間が衛星を利用できる南限を決めます。 例えば AO-27 が日照に入ってからバッテリーを“x”分間充電するように設定したとしましょう。 これは TEPR状態 4 であり、30秒刻みの数値で表わします。 例えば、TEPR状態 4 の値が42であれば21分間(42 x 30秒=1260秒=21分) となります。 TEPR状態 5 はTEPR状態 4 が始まってから送信機をONにしつづけておく長さを設定しますが、TEPR状態 4 が完了するまではONにしません。 ですから、TEPR状態 5 の値が78であれば、送信機はTEPR状態 4 に入ってから39分後(78 x 30秒=2340秒=39分)にシャットオフされることになります。 すなわち送信機はTEPR状態 4 の終わりでONになり、TEPR状態 5 が終わるときにOFFになるまで18分間運用されます。 現在の状態 現在のAO-27のTEPRの値は AMSAT News Service (ANS) で知る事ができます。 73, Chuck, KM4NZ cwyrick@mediaone.net Acting Control Operator Last update November 7, 1999 - N7HPR 日本語化 JAMSAT |
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