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[jamsat-news:1744] SATINF#215 8 Sep 2002
- Date: Sun, 08 Sep 2002 18:20:26 +0900
衛星情報 SATINF#215 8 Sep 2002
JN1GKZ 新井
トピックス
◆AO-40
姿勢変更中です。食も始まり、運用スケジュールは頻繁に変更されていま
す。
近地点付近でアンテナが地球に向くため、強いダウンリンクが帰ってきま
す。ダウンリンクの信号は、MBより10dB以上弱くなるよう(Sメータの振れで
MBより2-3弱くするのが目安)にアップリンクパワーを調整して下さい。強力
なアップリンクはAGCを掛けてしまい、他の局の迷惑になります。Uバンドアッ
プリンクのSSBではLEILAが警告してくれますが、LバンドやSSTV等のデジタル
モードではLEILAが機能しないため、特に注意が必要です。
◆RS-12/13 運用休止
RS-12/13は運用を休止しています。
◆UO-11 動作不安定
ビーコン送信が停止する現象が2回発生しています。原因は解っていません。
◆ISS
8月2日に関西ハムの祭典チームが国内2例目となるスクールコンタクトに
成功しました。
8月26日の船外活動で新しいアンテナの設置が完了しました。
◆P3E、P5A
AMSAT-DLからP3E、P5Aの開発計画が発表されました。
1.運用中の衛星
●AO-7
mode-A up:145.850-145.950MHz CW,USB/down:29.400-29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.502MHz CW
mode-B up: - /down:145.925-145.975MHz CW,USB 出力 8W
ビーコン:145.972MHz CW
mode-C mode-Bのローパワーモード。出力は2.5W。
ビーコン:145.810MHz キャリア
他に435.100MHz(動作確認)、2304.1MHz(動作未確認)のビーコンがある。
AO-7は、太陽光が当たっている時にのみ動作しています。食に入ると動作
を停止し、再び動作する際のモードはランダムに変わっています。
Bモードのアップリンク周波数は432MHz帯です。現在のIARUのバンドプラ
ンでは衛星に割り当てられていない周波数であり、日本のバンドプランから
も外れるため、使用できません。
コマンドが通ることも確認されています。CWテレメトリのスピードを変え
ることに成功しています。
関連サイト
衛星の諸元
http://www.amsat.org/amsat/sats/n7hpr/ao7.html
衛星の画像
http://www.amsat.org/amsat/sats/ao7/slideset/index.html
AO-7 ACTIVITY REPORT LOGGER
http://www.artieda.net/hb9dri/ao7logger
▲AO-10
mode-B up:435.030-435.180MHz CW,LSB/down:145.975-145.825MHz CW,USB
ビーコン:145.810MHz キャリア
最近は、近地点付近でも信号が聞こえません。
●AO-16
mode-J up:145.90, 145.92, 145.94, 145.86MHz 1200bps AFSK
down:437.025MHz 1200bps PSK
Sバンドビーコン 2401.143MHz PSK
デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。
9月8日にデコードしたデータです。
PACSAT-1>TIME-1 [08-Sep-02 10:03:19] <UI>:
PHT: uptime is 937/21:15:25. Time is Sun Sep 08 01:02:15 2002
PACSAT-1>AMSAT [08-Sep-02 10:03:23] <UI>:
July 2002
S-Band OFF, Digipeater ON
Uplinks on 145.900 .920 .940 .960
AO-16 Pacsat owned and operated by AMSAT-NA (WJ9F)
▲AO-27
mode-J up:145.850MHz FM/down:436.795MHz FM
バッテリの状態が回復しつつあります。1オービットで6分間だけ送信機を
オンにしてテレメトリを送信しているようです。様子を見ながら送信時間を
徐々に長くし、安定しているようであればトランスポンダをオンにする計画
のようです。
[from The Official Home of AO-27 on the Web]
関連サイト
www.ao27.org The Official Home of AO-27 on the Web
★AO-40
姿勢変更と食の関係で運用スケジュールが頻繁に変更されています。
衛星に当たる太陽光の角度が悪くなってきたため、7月16日から姿勢変更
が始まりました。姿勢変更の日程は発表されていませんが、手順は以下の通
りです。
・ALON=45まで変更
・太陽光の入射角が45度になったらALATを調整し太陽光の入射角を調整
・スピンレートを落とし、謎の力を最大限に利用しALONを増加
・サンセンサが太陽を捕捉できなくなる
・ALON=315付近でサンセンサが機能回復
・45日掛けてALON/ALAT=0/0に戻す
近地点付近でアンテナが地球に向く姿勢のためスクイントアングルが小さ
いときには強いダウンリンクが帰ってきます。ダウンリンクが強くなりすぎ
ないよう、送信パワーを調整して下さい。
姿勢を確認するため、IHU-2をオンしYACEにより地球の撮影がおこなわれ
ています。オービット#829(8月20日)、#830(21日)、#834(24日)、
#835(25日)、#840(29日)、#849(9月5日)に撮影がおこなわれています。
画像は、AMSAT-NAのテレメトリアーカイバにあります。
IHU-2は、メモリのエラー訂正をしていないため、放射線の多い領域を通
過する際にメモリエラーでクラッシュする可能性があります。IHU-2は、ク
ラッシュしても2-3分で復旧します。
8月10〜17日にRUDAKを使った擬似ZROテストがおこなわれていました。ZRO
テストとは、どこまで弱い信号が受信できるかを競う競技で、AO-13の時代
には証明書などが発行されていました。
RUDAKによる擬似ZROテストは、キャリア信号をまずフルパワーで送信し、
10秒毎に3dBずつ-45dBまで落とされました。競技ではありませんが、どこま
で弱い信号を受信できたかで受信性能の確認ができます。
8月17日(スクイントアングル5度、距離52900km)に擬似ZROの信号を受信
したところ、-39dBまでの信号が耳で確認できました。受信設備は、
アンテナ:75cmディッシュ
LNA:ゲイン31dB、NF 0.6dB
コンバータ:Drake 2880
RIG:FT-726
運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります) 9/7-
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 50 OFF OFF S2 MB
50-106 OFF OFF OFF
106-240 U/L1/L2→S2 OFF S2 MB
240-256 OFF OFF S2 MB
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
Kバンドdown : 24048.025 - 24048.274MHz
Vバンドup : 145.840 - 145.990 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
L1バンドup : 1269.496 - 1269.211 MHz
L2バンドup : 1268.575 - 1268.325 MHz
RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz
姿勢
9月3日の姿勢は、ALON/ALAT=45/2でした。
食
8月13日から食が始まりました。食の期間はビーコンを停止しています。
トランスポンダ
U/L1/L2→S2の運用がおこなわれています。近地点付近でアンテナが地球
に向くため、スクイントアングルが良いときには強いダウンリンクが帰っ
てきます。
IFマトリックス
正常に動作しています。
接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
グの調整によってこの問題は解決できたようです。
S1バンド送信機
回復は望めないようです。
2001年8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、
送信機に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
2001年11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフす
るプログラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が
流れなかったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を
継続しておこなってゆく予定です。
Vバンド送信機
2000年12月の事故以来停止しています。
2001年8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が
流れ、RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認でき
ていません。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、
リレーのオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありま
せん。
Kバンド送信機
2001年9月9日に動作が確認されました。スケジュールに組み込まれて運用
されています。
2001年12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんが
Kモードの2WAY QSOに成功されました。
Xバンド送信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
す。
Vバンド受信機
2002年6月12日から運用が始まりましたが、Vバンドでアップリンクした信
号は、とても弱く、CWでならQSOができるレベルです。信号が弱いのは、3機
あるフォールデットDPの一部が破損したか、アンテナ切り替えリレーに問題
があるのではないかと考えられています。
Cバンド受信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
RUDAK
姿勢変更中のため運用を停止しています。
SCOPE
カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
います。
2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
ました。
2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
成功しました。
画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
GPS
搭載している2台のGPS受信機の動作が確認されています。
2001年にGPS衛星が作る「輪」の外で位置データを取得することができる
かどうかの実験がおこなわれ、その結果が公開されています。
http://www-ccar.colorado.edu/~moreau/pubs/ao40aasgnc_fin.pdf
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
YACE
姿勢を確認するため、地球の撮影をおこなっています。
モーメンタム・ホイール
試験がおこなわれ、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには
確認する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
AO-40の関連サイト
AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
テレメトリ仕様書 Rev1.8 by AO-40コマンドチーム
http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6e by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
http://www.qsl.net/ae4jy/
テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
ao40-archive@amsat.org へ送付願います
RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
http://www.g6lvb.com/oldtech.htm
●FO-20
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz キャリア
夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
止することがあります。
●FO-29
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz CW
mode-JD(1200bps) up:145.850, 145.870, 145.910MHz 1200bps AFSK
down:435.910MHz 1200bps PSK
mode-JD(9600bps) up:145.870MHz 9600bps FSK
down:435.910MHz 9600bps FSK
デジトーカ:435.910MHz
JARLの運用スケジュールは更新されていませんが、当面アナログでの運用
が続けられるものと思われます。
★GO-32(TechSat-1B)
ビーコン:435.225MHz 9600bps
8月中はRBBSの試験がおこなわれていましたが、現在は、おこなわれてい
ないようです。RBBSは、まだ一般には開放されていないので、RBBSがOpen
していてもアップリンクはしないで下さい。
9月8日9時過ぎのパスでは30秒に一回、ビーコンを送信していました。
●IO-26
mode-J up:145.875, 145.900, 145.925, 145.950MHz 1200bps AFSK
down:435.822MHz 1200bps PSK
デジピータがオンになっているようです。
●LO-19
mode-J up:145.84, 145.86, 145.88, 145.90MHz 1200bps AFSK
down:437.150MHz 1200bps PSK
ビーコン:437.125MHz CW
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
●MO-46(Tiungsat-1)
mode-J up:145.850、145.925MHz 9600bps FSK
down:437.325MHz 9600bps、38400bps
38.4kbpsの運用をおこなっているようです。
●NO-44(PCsat: Personal Communications Satellite)
down:144.390MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
145.825MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
正常に動作しています。
PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
●NO-45(Sapphire)
down:437.100MHz FM無変調キャリア、デジトーカ、1200bps AFSK
無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しているようで
す。
●OO-38(OPAL)
up/down:437.100MHz 9600bps FSK
デジピータ(コールサイン KF6RFX)として機能しているようです。周波
数は、アップリンク、ダウンリンク共に437.100MHzです。
▲RS-12/13
RS-12
mode-K up:21.210-21.250MHz CW,USB
down:29.410-29.450MHz CW,SSB
ビーコン:29.408MHz
ロボット up:21.129MHz CW/down:29.454MHz CW
RS-13
mode-T up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン:145.862MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:145.908MHz CW
8月21日ころから運用を停止しています。
●RS-15
mode-A up:145.858-145.898MHz CW,USB/down:29.354-29.394MHz CW,USB
ビーコン:29.352MHz
mode-KA up:21.260-21.300MHz CW,USB、145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
mode-KT up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:29.460-29.500MHz、145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン :29.458MHz、145.863MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:29.504MHz、145.905MHz CW
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているという情報がありますが確認
できていません。
●SO-33(SedSat-1)
437.910MHz 9600bpsでテレメトリを送信しています。
▲TO-31(TMSAT-1)
mode-J up:145.925MHz 9600bps FSK/donw:436.925MHz 9600bps FSK
運用を停止しているようです。
★UO-11
ビーコン:145.825MHz 1200bps, 2401.500MHz キャリア(浅い変調)
正常動作しています。
8月5日から17日に掛けてVバンドのビーコンが停止しました。Vバンドのビー
コン停止は1998年3月以来の出来事です。この間、Sバンドのビーコンは送信
し続けられていました。
8月28日から9月1日に再びVバンドのビーコンが停止しました。この時はS
バンドのビーコンも停止していたようです。
●UO-14
mode-J up:145.975MHz FM/down:435.070MHz FM
JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。
●UO-22
mode-J up:145.900 and/or 145.975MHz 9600bps FSK/down:435.120MHz 9600bps FSK
デジピータup:145.975MHz、デジピータコール:UOSAT5
正常動作しています。
デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
UOSAT5 です。
●UO-36(UoSAT-12)
437.375MHzで38.4Kbpsの信号を送信しているようですが、最近は聞こえな
いようです。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
★ISS
up:144.490MHz FM、145.990MHz 1200bps AFSK
down:145.800MHz FM、1200bps AFSK
デジピータとして動作しています。
7月27日にFMでRS0ISSのCQが聞こえていたそうですが、LOS間際のためQSO
には至らなかったそうです。
[JH3BUM @jamst-bb]
8月26日に船外活動をおこない、残っていた2機の新しいアンテナがISSに
設置されました。これで予定の4機のアンテナが設置されたことになりまし
た。新しいアンテナからの運用はまだおこなわれていないようです。
[from KA3HDO @amsat-bb]
8月2日、関西ハムの祭典チームが国内2例目となるスクールコンタクトに
成功しました。
スクールコンタクトで使用した8N3ISSの免許期限は10月1日です。現在、
HFなどで運用がおこなわれています。オールアジアやXPOコンテストに参加
予定だそうです。衛星の運用も時間があればおこないたいとのことです。
[JH3BUM @jamsat-bb]
スクールコンタクト中にパケットの信号が聞こえたそうですが、これは音
声とパケットが同時に運用できるようになっており、通常、音声運用中でも
TNCの電源を切らたいためだそうです。音声運用中に音声用のアップリンク
周波数でパケットをアップリンクするとデジピートされるそうです。ただ
し、音声運用中は、くれぐれもパケットの運用をしないように。
[from WF1F @amsat-sarex]
第5次搭乗員は、次の3名です。3名ともアマチュア局の免許を持っていま
す。第5次搭乗員は、9月頃まで滞在する予定です。
Commander : Valery Korzun RZ3FK
Flight Engineers: Peggy Whitson KC5ZTD
Sergei Treschev RZ3FU
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
ARISSのサイト
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
2001年11月23日におこなわれてJK1ZAM スクールコンタクトの様子
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm
2.調整中の衛星
●SO-41(SAUDISAT-1A)
管制局があるサウジアラビアとアメリカ上空でトランスポンダの動作が始
めたとのアナウンスがAMSAT-NAから2002年4月8日にありました。アップリンク
145.850MHz、ダウンリンク436.775MHzでFMリピータとして動作しています。
残念ながら日本上空での運用予定は今の所無いようです。
SO-41は、2000年9月26日に打ち上げられ、打ち上げ当初は、管制局の上空
で信号が核にされていましたが、その後、何の音沙汰もありませんでしたが、
今般突然、運用開始のアナウンスがありました。
3.運用を停止している衛星
▲BO-47, BO-48(IDEFIX)
音声メッセージ、テレメトリ:145.840MHz、435.720MHz NBFM、400bps BPSK
BO-47(CU1)は6月8日に、BO-48(CU2)は5月20日に電池が尽き運用を停止
しました。
IDEFIXは、送信を止めてしまいましたが、IDFFIXが搭載されているアリア
ン4 ロケットの3段目は大きな円筒形をしているため、眼視が可能です。夜
空にIDEFIXを探してみて下さい。
IDEFIXの受信報告に対してSWLカードが発行されます。SWLカードを希望さ
れる方は、受信報告にIRC 2枚とSASEを同封して以下へ。
Amsat-France
IDEFIX
14 bis rue des Gourlis
92500 Rueil Malmaison
関連サイト
http://perso.club-internet.fr/fa1rtp/idefix/e-index.htm
▲RS-21(Kolibri-2000)
ビーコン:435.335MHz、145.825MHz CW、デジトーカ
5月3日 2300z(オービット #711)に大気圏に再突入しました。当初、打
ち上げから2〜4ヶ月後に大気圏に再突入するものと見られていましたが、
1ヶ月半という短命に終わりました。
高度の低下は4月29日頃から顕著になっています。
関連サイト
http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
http://www.energia.ru/english/energia/sci-education/microsat/microsat.shtml
http://tarusa.ru/kolibri2000(ロシア語)
高度と周期のグラフ、テレメトリ解読表
http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/satinfo/rs21.htm
▲SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
down:145.825MHz 9600bps FSK
2002年1月9日に機能を停止しました。
▲KO-23
mode-J up:145.900MHz 9600bps FSK/down:435.175MHz 9600bps FSK
99年10月30日にOBCがリセットされ、未だ復旧していません。
▲KO-25
mode-J up:145.980MHz 9600bps FSK/down:436.500MHz 9600bps FSK
運用を停止しています。
▲DO-17
▲WO-18
▲PO-34 (PanSat)
▲WO-39(JAWSAT)
▲SAUDISAT-1B(SO-42)
SO-41は、試験運用を始めましたが、SO-42は、ソフトウエアの開発が遅れ
ており、未だ運用をおこなっていません。
4.これから打ち上がる衛星
●CubeSat
東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
東工大CubeSatプロジェクト
http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
東大CubeSatプロジェクト
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html
●VUSAT
AMSAT-Indiaは、VUSATの計画を進めています。
VUSATは、重量40kgのマイクロサットで次の機能の搭載が検討されています。
Bモードのリニア トランスポンダ インドが作製
DXトランスポンダ オランダ、イタリアそれぞれ1台作製
(海外の意味??)
FMメッセージビーコン
テレメトリビーコン
VUSATは、インドのロケット Polar Satellite Launch Vehicleで2003年の
打ち上げを目指しています。
AMSAT-IndiaのサイトにVUSATの情報が掲載されています。
www.amsatindia.org
[from Nagesh, Co-ordinator, Amsat India @amsat-bb]
●AMSAT-OSCAR E
AMSAT-NAが新しい低軌道衛星 AMSAT-OSCAR Eの計画を発表しました。VHF/
UHFのアナログ、デジタルのFMトランスポンダと幾つかの機能を搭載する予
定です。2003年後半の打ち上げが予定されています。
IHUに使用されるCPU:V53 30MHz(NEC)
アンテナ :VHF シングル、UHF 4機で円偏波
送信機 :VHF 1機、UHF 2機(同時に動作可能??)
バッテリ :4.5Ah 25W
検討されている機能:GPS、PSK31、HF受信機、デジタルボイス
[from ANS、AMSAT Houston net]
★P3E
AMSAT-DLからAO-40(P3D)の後継機となるP3Eの開発計画が発表されまし
た。144MHz〜10GHzの内の幾つかの周波数を使ったトランスポンダの搭載が
予定されています。P5A用の機器も搭載され、実験がおこなわれます。
打ち上げ時期は発表されていませんが、2005-6年頃と考えられます。
http://www.amsat-dl.org/p3e/towards-p3e.pdf
[from AMSAT-DL @amsat-bb]
★P5A
火星へ飛行する衛星 P5Aの計画がAMSAT-DLから発表になりました。AO-40
用に開発した推進系の技術を使って火星を目指します。火星の軌道上から
はサブサテライトを火星に投下し、火星探査をおこなうことも検討されて
います。
打ち上げは2007年または2009年の予定です。
http://www.amsat-dl.org/p5a/p5a-to-mars.pdf
[from AMSAT-DL @amsat-bb]
5.衛星に関する情報
★H2Aロケット 3号機の打ち上げ
データ中継技術衛星(DRTS)と次世代型無人宇宙実験システム(USERS宇宙機)
を搭載したH2Aロケット 3号機の打ち上げが9月10日1720JSTにおこなわれる
予定です。NASDAでは、打ち上げの模様をインターネットでライブ中継する
予定です。詳細は、NASDAの「DRTS・USERS/H-IIAロケット3号機カウントダ
ウン」ページをご覧下さい。
http://h2a.nasda.go.jp/
[from JG1LDV @jamsat-bb]
★DX情報
・P5 北朝鮮
そろそろAO-40機材の試験が始まるようです。
[from Houston AMSAT net]
・HB0 リヒテンシュタイン
HB9DRD/G4KLX JonathanさんとDH2VA AchimさんによるHB0からの運用は悪
天候のためキャンセルになりました。
[from HB9DRD/G4KLX @amsat-bb]
・TY ベニン
コンバータの調子が悪く、現地でAO-40の信号が確認できず、AO-40の運用
はありませんでした。
・HK0 サン アンドレス島
AO-40の運用をアクティブにおこなっていました。しかし、トランスポン
ダの運用時間、姿勢変更によるスクイントアングルの悪化のため、日本とは
数局が交信できたのみでした。
・3B8 モーリシャス
8月15日から20日にJA0QBY 西原さんが3B8からAO-40の運用をおこないまし
た。南米を除く5大陸と50QSOできたそうです。受信には傘を使ったディッシュ
が用いられました。
・9M8 東マレーシア
9V1XE Mirexさんは、8月25日〜29日に9M8DXの運用をおこないました。姿
勢変更中のため、窓や時間が悪く、AO-40での交信はあまりできていないの
ではと思われます。QSLは、9V1XEへ。
・メキシコ
メキシコのアマチュア無線連盟創立70周年を記念し、メキシコの局は6Jの
プリフィックスを使って運用しています。
記念局 6F1LM(op XE2AT)がAO-40の運用をおこなっています。
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
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JN1GKZ 新井
jn1gkz@jamsat.or.jp http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/