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[jamsat-news:1658] SATINF#205 3 February January 2002
衛星情報 SATINF#205 3 February 2002
JN1GKZ 新井
トピックス
◆ISSに運搬された新しいアンテナの2機目が1月25日に取り付けられました。
残り2機です。
◆モロッコとベルリン技術大学の共同プロジェクトである地球探査衛星
MAROC-TUBSAT が144.100MHz、436.075MHzで運用をおこない、問題となりま
した。アマチュアバンド内の信号は、現在停波しています。
1.運用中の衛星
●AO-10
mode-B up:435.030-435.180MHz CW,LSB/down:145.975-145.825MHz CW,USB
ビーコン:145.810MHz キャリア
状況は、その日によって異なり不安定です。
2月3日は、LOS直前の近地点で良好なダウンリンクが帰ってきていました。
★AO-40
トランスポンダの運用がおこなわれています。姿勢変更中であり、トラン
スポンダの運用スケジュールは頻繁に変更されています。
姿勢が悪いため、テレメトリの収集状態が悪くなっています。CRC badで
も良いので、受信したテレメトリデータをzip形式で圧縮して以下へ送付下
さい。
ao40-archive@amsat.org
[from VP9MU @amsat-bb]
近地点付近でトランスポンダが運用されているため、運用できる時間は短
いものの、強いダウンリンクが帰ってきます。簡単な設備でQSOが楽しめる
ようです。
★運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります) 1/30-
姿勢変更中のため、頻繁にスケジュールが変更されています。
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 5 OFF OFF S2-MB
5- 16 U/L1→S2 OFF S2-MB
16- 20 OFF OFF S2/K-MB
20-100 U/L1→S2 OFF S2-MB
100-256 OFF OFF S2-MB
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
L1バンドup: 1269.496 - 1269.211 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz
★姿勢
ALON/ALAT=0/0では太陽電池に太陽光が当たらなくなってきたため、12月中
旬から姿勢変更が始まりました。
12月24日から太陽センサが太陽を補足できなくなっていましたが、1月5日
に太陽を補足し出したようです。太陽を追いかける形で姿勢が変更され、4月
13日に0/0となる予定です。
姿勢変更予定
Date Alon Alat
-----------------------
2002 Jan 08 300 -10
2002 Jan 15 300 -5
2002 Jan 22 300 0
2002 Feb 19 320 0
2002 Mar 19 340 0
2002 Apr 13 360 0
食
2002年6月まで毎オービットの近地点付近で食が発生します。
トランスポンダ
U/L1→S2の運用がおこなわれています。
近地点付近で運用されているため、MAが小さい時に強いダウンリンクが帰っ
てきています。時間は短いですが、簡単な設備でQSOが楽しめるようです。
IFマトリックス
正常に動作しています。
接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
グの調整によってこの問題は解決できるようです。
S1バンド送信機
回復は望めないようです。
2001年8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、
送信機に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
2001年11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフす
るプログラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が
流れなかったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を
継続しておこなってゆく予定です。
Vバンド送信機
2000年12月の事故以来停止しています。
2001年8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が
流れ、RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認でき
ていません。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、
リレーのオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありま
せん。
Kバンド送信機
2001年9月9日に動作が確認されました。スケジュールに組み込まれて運用
されています。
2001年12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんが
Kモードの2WAY QSOに成功されました。
Xバンド送信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
す。
Cバンド受信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
RUDAK
RUDAK-A、Bの試験が継続しておこなわれています。
SCOPE
カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
います。
2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
ました。
2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
成功しました。
画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
GPS
搭載している2台のGPS受信機が動作しています。GPS衛星が作る「輪」の
外で位置データを取得することができるかどうかの実験がおこなわれ、終了
しました。結果の詳細は、AMSATA-NAから発表される予定です。
3軸制御に移ってから、次の実験を始めるようです。
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
YACE
正常動作が確認されており、姿勢の確認に使われています。
オービット #564(1月20日)で地球を撮影し、姿勢を確認しました。
モーメンタム・ホイール
試験が始まり、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには確認
する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
モーメンタム ホイールの試験で燃料の残量の確認が試みられています。
AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
テレメトリ仕様書 Rev1.8(10月5日リリース) by AO-40 CMD team
http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6a by W4SM
www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
http://www.qsl.net/ae4jy/
テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
ao40-archive@amsat.org へ送付願います
RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
www.g6lvb.com/oldtech.htm
●AO-16
mode-J up:145.90, 145.92, 145.94, 145.86MHz 1200bps AFSK
down:437.025MHz 1200bps PSK
Sバンドビーコン 2401.143MHz PSK
デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。
2月3日 10時過ぎのパスでデコードしたデータです。
PACSAT-1>TIME-1 [03-Feb-02 10:17:24] <UI>:
PHT: uptime is 720/21:33:46. Time is Sun Feb 03 01:17:08 2002
PACSAT-1>AMSAT [03-Feb-02 10:17:28] <UI>:
January 2002
Happy 12th Birthday to AO16 and LO19
S-Band OFF, Digipeater ON
Uplinks on 145.900 .920 .940 .960
AO-16 Pacsat owned and operated by AMSAT-NA (WJ9F)
●AO-27
mode-J up:145.850MHz FM/down:436.795MHz FM
電源に余裕がないため、昼間のパスでのみトランスポンダがオンになりま
す。
12月9日に運用スケジュールが変わりました。
TEPR 4=19
TEPR 5=59
衛星に日が当たり始めた9分30秒後から20分間トランスポンダが動作します。
[from KM4NZ Chuck @amsat-bb]
●FO-20
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz キャリア
夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
止します。
夜間は、食から抜けるパスの後半でトランスポンダが使えます。
●FO-29
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz CW
mode-JD(1200bps) up:145.850, 145.870, 145.910MHz 1200bps AFSK
down:435.910MHz 1200bps PSK
mode-JD(9600bps) up:145.870MHz 9600bps FSK
down:435.910MHz 9600bps FSK
デジトーカ:435.910MHz
以下のスケジュールで運用が予定されています。
12/4 - 3/31 アナログ
●KO-25
mode-J up:145.980MHz 9600bps FSK/down:436.500MHz 9600bps FSK
正常に運用しています。
●LO-19
mode-J up:145.84, 145.86, 145.88, 145.90MHz 1200bps AFSK
down:437.150MHz 1200bps PSK
ビーコン:437.125MHz CW
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
2月3日10時過ぎも良好にCWビーコンが聞こえていました。
●RS-12/13
mode-A up:145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
RS-12のAモードが動作しています。
●RS-15
mode-A up:145.858-145.898MHz CW,USB/down:29.354-29.394MHz CW,USB
ビーコン:29.352MHz
mode-KA up:21.260-21.300MHz CW,USB、145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
mode-KT up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:29.460-29.500MHz、145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン :29.458MHz、145.863MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:29.504MHz、145.905MHz CW
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているようです。
●UO-11
ビーコン:145.825MHz 1200bps, 2401.500MHz キャリア(浅い変調)
正常動作しています。
●UO-14
mode-J up:145.975MHz FM/down:435.070MHz FM
JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。
●UO-22
mode-J up:145.900 and/or 145.975MHz 9600bps FSK/down:435.120MHz 9600bps FSK
正常動作しています。
デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
UOSAT5 です。
●UO-36(UoSAT-12)
437.375MHzで38.4Kbpsの信号を送信しているようです。
運用状態は不明です。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
▲TO-31(TMSAT-1)
mode-J up:145.925MHz 9600bps FSK/donw:436.925MHz 9600bps FSK
管制局の可視範囲でのみ送信機をオンにしているようです。
●GO-32(TechSat-1B)
ビーコン:435.225MHz 9600bps HDLC
30秒に一度ビーコンが送信されています。
2月3日10時過ぎのパスでダウンリンクを受信しました。KISSモードでデ
コードしたところ、以下のASCIIコードがデコードでき、TechSatであるこ
とが確認できました。
TechSat-V9.1DV
●SO-33(SedSat-1)
437.910MHzでテレメトリを送信しているようです。
1月30日にデコードされたビーコンです。
SEDSAT-1>TIME-1 [30-Jan-02 10:13:47] <UI>:Uptime is 000/17:12:02
[from JE9PEL @jamsat-bb]
●OO-38(OPAL)
up/down:437.100MHz 9600bps FSK
デジピータ(コールサイン KF6RFX)として機能しているようです。周波
数は、アップリンク、ダウンリンク共に437.100MHzです。
1月28日にデコードされたビーコンです。
KF6RFX>CQ [28-Jan-02 14:44:30] <UI R>:OPAL 61:224156035 <01>
[from JE9PEL @jamsat-bb]
▲Tiungsat-1
mode-J up:145.850、145.925MHz 9600bps FSK
down:437.325MHz 9600bps、38400bps
運用状態は不明です。
●PCsat(Personal Communications Satellite)
down:144.390MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
145.825MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
食が発生するようになり、日照率は65%になっています。
PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
★ISS
up:144.490MHz FM、145.990MHz 1200bps AFSK
down:145.800MHz FM、1200bps AFSK
スクールコンタクトはおこなわれていますが、パケットやFMの運用は、休
止されているようです。
1月25日に2つ目のアンテナが設置されました。今回取り付けられたのは、
HF用のアンテナです。
ISSとのスクールコンタクトに際し、アマチュア無線の免許を持たない小
中学生の運用を認めるという告示案が総務省から発表され、現在、パブリッ
クコメント中です。有益なコメントをお寄せ下さい。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020117_1.html
[from 7M3TJZ @jamsat-bb]
12月18日発行の官報にて144.490MHzでISSとの交信に限ってFMの運用がで
きる旨の告示が掲載され、日本でもISSとFMでの交信ができるようになりま
した。ダウンリンクは、パケットと同じ145.80MHzです。
FMの運用は希にしかおこなわれず、未だ日本上空ではFMの運用はないよう
です。
現在、第4次搭乗員として、以下の3名がISSに滞在しています。3名とも
コールサインを持っており、ISSのアマチュア局を 運用することができま
す。FMでの運用時、ロシアの宇宙飛行士は、R0ISSを、米国の搭乗員はNA1SS
のコールサインを使うようです。
Commander : Yuri Onufrienko, RK3DUO
Flight Engineers: Carl Walz, KC5TIE
Dan Bursch, KD5PNU
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
ARISSのサイト
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
2001年のISSのアマチュア局の状況
http://ariss.gsfc.nasa.gov/EVAs/amsat01.pdf
2001年11月23日におこなわれてJA1ZAM スクールコンタクトの様子
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm
2.調整中の衛星
▲SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
down:145.825MHz 9600bps FSK
1月9日以来、管制局はSO-43と通信ができなくなっています。通信が途絶え
る前までは、衛星の電力や温度は、良好な状態でした。
衛星との通信が回復するかどうか、今週中に送信機のon/offコマンド、パ
ケットの送信間隔を変更するコマンドを試してみる予定です。
●Sapphire (a joint Stanford/Washington Univ/USNA satellite)
down:437.100MHz FM無変調キャリア、デジトーカ、1200bps AFSK
無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しています。
デジトーカ、パケットの送信も時々おこなわれています。
3.運用を停止している衛星
▲DO-17
▲WO-18
▲KO-23
mode-J up:145.900MHz 9600bps FSK/down:435.175MHz 9600bps FSK
99年10月30日にOBCがリセットされ、未だ復旧していません。
2月3日11時過ぎのパスではパルス音が聞こえていました。
▲IO-26
▲PO-34 (PanSat)
▲WO-39(JAWSAT)
▲SAUDISAT-1A(SO-41)、SAUDISAT-1B(SO-42)
4.これから打ち上がる衛星
●Kolibri-2000 satellite
計画が予定通りに進んでいれば、既にKolibri-2000を搭載したプログレス
は、ISSにドッキングしているはずですが、情報がありません。
ロシアとオーストラリアが開発した衛星 Kolibri-2000 が2002年2月に打
ち上がる(放出される)予定です。
Kolibri-2000は、11月26日に打ち上げが予定されているロシアの運搬ロ
ケット プログレスのリモート打ち上げポートに装着され、ISSへ向かい、
2002年2月にプログレスから放出される予定です。
大気圏に再突入するまでの2-4ヶ月間、145.825MHzでテレメトリの送信と
デジトーカの運用をする予定です。
http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
●CubeSat
東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
東工大CubeSatプロジェクト
http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
東大CubeSatプロジェクト
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html
5.衛星に関する情報
★144.100MHzに謎の衛星が
1月23日にamsat-bbに144.100MHzでFMでCW "VVV DE CN/ZARKAA AL YAMAMA"
を打つ衛星のダウンリンクが聞こえるとのレポートがありました。入感時間、
方向からモロッコとドイツのベルリン技術大学(TUB)の共同プロジェクト
である地球探査衛星 MAROC-TUBSAT であると特定されました。DARCのDF5DP
によりTUBへ連絡がおこなわれ、144.100MHzは停波しました。
MAROC-TUBSATは、436.075MHzでも運用がおこなわれていました。この周波
数は、非常通信用の周波数で、コマンド局があるモロッコのラバととドイツ
のベルリンの可視領域内でのみの運用でした。
アマチュアバンド内に運用周波数を設定したのはモロッコからの要求だそ
うです。IARUのSatellite AdviserであるZS6AKVが問い合わせをおこなって
います。
CWで送信していた "ZARKAA AL YAMAMA" は、アラビア語で「青い鳩」とい
う物語を意味するようです。
この信号は、JO2OXL 落合さんのサイトで聞くことができます。
http://www.jo2oxl.com/temp/0101232020.rm (リアルオーディオ)
★2001年にAO-40を運用した日本の局
何局かにログを提供いただき、2001年にAO-40を運用した日本の局数を調
べたところ、141局が確認できました。エリア別の集計結果は次のとおりで
す。
エリア 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 トータル
局数 73 9 13 10 2 12 10 6 0 6 141
tks JO2OXL, JR6LDE, JA6BX, 7N1JVW, JF6BCC, JH4XSY, JH0KDX, JH2ESW
★AMSAT-NAの新しい衛星
AMSAT-NAから新しい低軌道衛星の構想の概要が発表されました。多くの受
信周波数と高出力送信機を持つマイクロサットです。詳細は検討中ですが、
主な仕様は次のとおりです。
アナログトランスポンダ:アップリンク VHF、ダウンリンク UHF
9600bps パケット:RBBS、デジピータ
1200bps パケット:アナログトランスポンダを使った中継
56kbps パケット:ダウンリンク UHF
PSK31:アップリンク 28MHz、ダウンリンク VHF
テレメトリ、ブルテンの送信
打ち上げ:2003年後半
このマイクロサットは、先に発表されているEagle(旧 プロジェクト-JJ:
2001年末にプロジェクト名が変更されました)とは別のものです。Eagleは、
2004年の打ち上げを目標としています。
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
JN1GKZ 新井
jn1gkz@jamsat.or.jp http://www.din.or.jp/~m-arai/