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[jamsat-news:1571] AO-40: 運用スケジュール更新


皆さま、

AO-40コマンドチームの Stacey E. Mills, W4SM から、
新しい運用スケジュール、送信機の試験、およびモー
メンタムホイールの試験について広報がありました。

(翻訳はJF6BCC/今石さん、TNX)
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新しい運用スケジュール

太陽との相対位置は変化しており、また、衛星の姿勢を 
ALON/ALAT 0/0 に向けて徐々に変更中です(現在は 
345/2)。ソーラーアングルの改善をうけて、U/L1→S2 の
トランスポンダの運用時間を MA=100 からMA=120 まで
と延長します。

N  QST AMSAT OSCAR-40      ***SCHEDULE***          2001-08-20
     MA    V-Rx  U-Rx  S2Tx/MB  S1Tx/EB   Rudak   L1/U passband
  240-010   ON    off    ON       off      off     off
  010-030   off   ON     ON       off      off     ON
  030-044   ON    off    ON*      off      ON      off  *MB off
  044-120   off   ON     ON       off      off     ON
  120-200   ON    off    ON       off      off     off
  200-240   off   ON     ON       off      off     off

S1とV帯の送信機

(S1停止直後の) S1 送信再開のための最初のテストは
失敗に終わりました。今までのところ、テレメトリで判る
ように、地上からの ON コマンドを受付けても、S1 送信機
に電源が入った様子は消費電流からはうかがえず、出力
レベルも変わらず、また、温度上昇もありません。テレメトリ
データはコマンドが正しく受付けられた事を示しています。

V帯の送信機のテストも進行中です。S1 送信機と異なって、
V帯の送信機は電流を消費し、電力が供給された時に出力
が現れていることがわかっています。しかしながら、衛星から
の信号はまだ検出できていません。コマンドチームは、送信
機と高利得アンテナとを接続するリレーに問題点があると
期待して、リレーを「運動」させるプログラムをアップロード
しました。1週間程度の繰返し動作の後、V帯の送信テストが
再度実施されるでしょう。

モーメンタム・ホイール

DB2OS Peter から先日報告があったように、モーメンタム・
ホイールの初期動作試験は成功裏に終わりました。引き
続き、ソフトウェアやセンサーなどを含む多数の確認試験が、
太陽電池パネルの展開と3軸制御への移行の決定までの
間に実施されるでしょう。ですから皆さん、3軸制御への移行
が、もうすぐ行われるのだという期待はしないで下さい。スピン
制御方式への復帰も含めた、可能性のあるあらゆるシナリオ
が十分に評価されるまで、3軸制御へは移行しません。コマンド
チームは、これら一連の試験さえ終了すれば、3軸制御へ
問題無く移行できると考えています。

AO-40 コマンドチームを代表して
Stacey E. Mills, W4SM
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JAMSAT SCOPE プロジェクトチーム
武安
ja6xkq@jamsat.or.jp