[jamsat-news:1484] AO-40: Xバンド試験結果

["Yoshiyuki Takeyasu" <takeyasu@nwk2.msc.yh.nec.co.jp>]

皆様、

AO-40コマンド・チームのDB2OS　Peter Guelzow
から、日曜日に行われた10GHz Xバンドの試験結果
が広報されました。

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Stacey W4SM と Michael OH2AUE が、Xバンド送信機
（ソリッドステートとTWT）を、2001年5月13日04:11UTC
から06:00UTCにかけて(日本時間 5月13日 13:11〜
15:00）テストを行いました。

残念ながら、試験は不調に終わりました。

IHU-1のテレメトリは、適切なコマンド発行を示している
ものの、いずれのXバンド・モジュールにも電力が供給
されていないことを示しています。何の反応も無いのです。
事実、Xバンド・モジュールの温度センサの状態も変化
しません。これらのセンサは、他の個所で使用されてい
るようなサーミスタと異なり、電力が与えられなくては
正しい値を検出できません。モジュールの電源をオンに
しても温度の値は変化しませんでした。したがって、
モジュール自体に電力が供給されていないことになり
ます。

この問題は28V-S 電源、またはモジュール内にある
IHU からの電源制御線のいずれかの問題でしょう。
このような問題は、オーランドやクールーでの地上試験
中には認められませんでした。ソフトウェアのトラブルで
ある可能性はかなり低いと思われます。

上記のような結果ではありますが、本件については
数日中に詳細な調査を行い、更なる試験を試みる予定
です。

AO-40チームを代表して
73s Peter DB2OS
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AMSAT-DL Webサイトの5月13日付け最新情報から
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2001年5月13日、MA=160 で C/X の試験（最新)、
姿勢は ALON/ALAT=10/2

周知の通り、オービット 246 の MA160 付近（日本時間で
5月14日 8:55)で、Ｘバンド送信とＣバンド受信のテストが
実施されました。Ｘバンド送信機については低／高出力
など複数の状態設定でのテストが行われ、その間、Cバ
ンド受信機は一時的に（トランスポンダ試験として）Ｓ１
送信機に接続されました。

残念ながら現在のところ、朗報はありません。Ｘバンド
送信機の温度センサは摂氏 85 度と言った不可解な値
を示しました。おそらくセンサ類は動作に必要な電力を
受けていないのでしょう。Ｃバンド受信機の AGC は予想外
の 20dBという値でした。今後、更なる調査が必要でしょう。

DL6DBN, 13.05.2001
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以上、翻訳はJF6BCC 今石さん。(TNX)

JAMSAT　SCOPE　プロジェクトチーム
武安
ja6xkq@jamsat.or.jp