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[jamsat-news:693] jas2info #64



=========================   最新情報   ==============================

        Last updated :Tue.18-Nov.-97 22:30 (JST) #64

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     衛星情報 FOシリーズの軌道要素、テレメトリ、QSOの状況等をま
   とめてみました.

  1)FO−29(ふじ3号)は11月17日 (月)の11:32(JST)の
     パスではJAアナログモードで運用がされておりました.JARL発表の
     スケジュールどうりです.
         
  ■ 軌道要素1:「jamsatーkeps:635」より
                 SB KEPS @ AMSAT  $ORBS-318.N
                 2Line Orbital Elements 318.AMSAT

 HR AMSAT ORBITAL ELEMENTS FOR AMATEUR SATELLITES IN NASA FORMAT
 FROM WA5QGD FORT WORTH,TX November 14, 1997
 SEND SUBSCRIBE/UNSUBSCRIBE TO listserv@amsat.org ONLY
 BID: ORBS-318.N

  DECODE 2-LINE ELSETS WITH THE FOLLOWING KEY:
  1 AAAAAU 00  0  0 BBBBB.BBBBBBBB  .CCCCCCCC  00000-0  00000-0 0  DDDZ
  2 AAAAA EEE.EEEE FFF.FFFF GGGGGGG HHH.HHHH III.IIII JJ.JJJJJJJJKKKKKZ
  KEY: A-CATALOGNUM B-EPOCHTIME C-DECAY D-ELSETNUM E-INCLINATION F-RAAN
  G-ECCENTRICITY H-ARGPERIGEE I-MNANOM J-MNMOTION K-ORBITNUM Z-CHECKSUM
  TO ALL RADIO AMATEURS BT
 
  FO-29
   1 24278U 96046B   97317.11516197 -.00000024  00000-0  97138-5 0 01279
   2 24278 098.5224 337.9156 0351704 160.1040 201.4215 13.52635180061254
  
 ■ 軌道要素2:「jamsatーkeps:636」より
          SB KEPS @ AMSAT  $ORBS-318.O
                 Orbital Elements  318.OSCAR

  HR AMSAT ORBITAL ELEMENTS FOR OSCAR SATELLITES
  FROM WA5QGD FORT WORTH,TX November 14, 1997
  SEND SUBSCRIBE/UNSUBSCRIBE TO listserv@amsat.org ONLY
  BID: ORBS-318.O
  TO ALL RADIO AMATEURS BT
 
  Satellite: FO-29
  Catalog number: 24278
  Epoch time:      97317.11516197
  Element set:    0127
  Inclination:      098.5224 deg
  RA  of node:       337.9156 deg
  Eccentricity:    0.0351704
  Arg of perigee:   160.1040 deg
  Mean anomaly:     201.4215 deg
  Mean motion:   13.52635180 rev/day
  Decay rate:       -2.4e-07 rev/day^2
  Epoch rev:           06125
  Checksum:              279
 -----------------------------------------------------------
  1 )FO−29(ふじ3号)の 11月18日(火)のJAアナログモード
    運用中1分毎のビーコン波にのって送信されるCWテレメトリの1部です.
    AS6197C 18NOV97
    JST 19:46 - 19:50
 
  HI HI A6 C7 90 DD       18 7D 00  7 86  9 74 60 94 6  B  65 90 8D 8F 90 7D 
  HI HI A6 C7 90 DD 90 23 10 1A 00 95 74 88 73 60 94 91 B0 79 8F 8D 8F 90 8D 
  HI HI A6 C7 90 DD 95 23 05 0D 00 07 46 71 75 60 93 91 B0 7E 90 8D 8F 90 8D

  2) CWアナログテレメトリ換算値  FO−29(ふじ3号)	
				
  テレメトリ	     内   容		換算値	単 位
  3C	磁気センサーZ軸	=	34313.7	[ nT ]
  3D	磁気センサX軸	=	55392.1	[ nT ]
  4A	太陽電池発生電流=	 1147.1	[ mA ]
  4B	B充放電電流	=	 -118.4	[ mA ]
  4C	B端子電圧	=	    15.8	[ V ]
  4D	B中間端子電圧	=	     7.0	[ V ]
  5A	バス電圧 	=	    17.3	[ V ]
  5B	JTA送信電力	=	  720.9	[ mW ]
  5C 	構体温度1	=	   26.0	[ ℃ ]
  5D	構体温度2	=	   27.1	[ ℃ ]
  6A	構体温度3	= 	   26.3	[ ℃ ]
  6B	構体温度4	= 	   26.0	[ ℃ ] 
  6C	Bセル温度	=	   27.1	[ ℃ ]
   *Windows 95 のoffice 97 Excel にて計算.
 
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  3)FO−20(ふじ 2号)のCWテレメトリは11月18日(火)13:09
   (JST)のパスでもきれ目の無い連続音になっていました.この信号を逆に
   活用すればドップラー現象の正確な観測や見本として使えるのではないで
   しょうか.
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 4)上記のようにCWテレメトリは利用できませんが通信衛星としての機能は
   充分利用できております.[jamsat-bb:2991]にかんたん通信衛星として
   FO−20等で活躍されているJA6BXの江崎さんがつぎのように投稿
   されていましたので転載させて頂きます.

  この所、深夜のFO−20でよく声を聞く横浜のJA1VKH親川さんは、
 これから衛星を始めようという方達に、こんなに簡単に出来るという見本
 とも言える設備でQRVされています。

 先般、所用で横浜に出向いた際に、直接お話しをお聞きして、サテライトに
 興味を持ちながらも、アンテナや仰角ローターなどの設備の点で思い悩んで
 おられ方々のためにも紹介をお願いしたところ、ご本人から詳しい情報を頂
 きましたので、ご了解を得て転載致します。。

  お仕事の関係で、ふだんは深夜のQRVが多いようですが、お休みの日
(火曜日)は昼間にも出られるとのことですのでQSOの際に、さらに詳し
 い話をお聞き下さい。 
                          de  JA6BX  江崎 
 −−−−−−−−−−−−−− 以下 添付 −−−−−−−−−−−−−−−−
 こんにちわ、親川@ハマーズです。
 さっそくですが、僕の設備は次の通りです。
  トランシーバー アイコム製IC−821(20W)
  デュプレクサー コメット製CF−416C
  アンテナ    マスプロ製WH59シングル
          アンテナは重量1kg、ブーム長1.35m
          144MHz短縮ディレクタ式5エレ(5dB)
          430MHz6エレ(8dB)

  AZ回転装置  DXアンテナ製DAR−210
     第一電波RT200はそのOEMを受けたものです。
     ムカシのCDEの小型ローテーターのような形状で
     コントローラーもプリセット方式で、回転している
     間はLEDが現在位置を表示します。

  旧EL装置
     「装置」といっていいのかどうか・・・・。
     アンテナを突き出し型にして、アンテナ側が重くなる位置に支点を
     つくって、後ろ側のはじにロープを結びつけ、それをひっぱたり
     緩めたりすることで、仰角を変えていましたが・・・・。

  新EL装置  ハムショップニチデン製FT−1000
     これはモービル用電動可倒基台用のものです。
     DC12V駆動の為、回転中はノイズが430に出ます。
     車のルーフガータに付ける金具のため、マスト等に付けるには
     不具合があります。そのため5cm角のLアングルを
     長さ10cmで切り、FT−1000底部の取付穴に合わせて
     小穴(4mm)を4つあけ、直角に取り付けるためのUボルト用の
     穴(7mm)を2つあけたL金具を作りました。
      アンテナ取付部は通常のモービル金具と同じ16φの穴が開いて
     いるだけですので、僕の場合にはナテック製「L100」金具を
     通常の使用方法とは逆の位置にして、それぞれの16φの穴を合わせ
     MA−JJ型中継コネクタを通して、そのリングで締め付けています。
     電動基台のままでは、アンテナを取り付けたときに、ブームが
     ぶつかってしまってアンテナの仰角を変えることが出来ません。
     (ちょっと言葉では説明しづらいのですが・・・・)

   現在38φマストにDAR−210を取り付けて、32φマストを
   長さ20cm、その頂部にFT−1000を付けています。
   アンテナは通常の取付位置で付けていますので、「突き出し」型とは違って
   バランスよく回転、仰角制御が出来ます。
   同軸ケーブルはリフレクタより大きく円を描くように5D2Vを1.5m使用
   さらに5DSFAを11m使っています。

  プリアンプ 
     全く使用していませんし、いまの設備で
     追加する予定はありません。
     受信感度を向上させるのであれば、それはアンテナ自体の
     性能の向上を図るのが本筋ではないでしょうか・・・・。

  現在の設備でFO−20、AO−10で使用しています。
  AO−10で通信することが出来たのはラッキーでした。
  春先まで待てば、さらに交信局数を増やせるでしょう。
  FO−20には充分楽しめる設備だと思います。
−−−−−−−−−−−−− 以上 添付 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
  73, de JA6BX - Y. Esaki 34122731@people.or.jp 
                         or, ja6bx@jamsat.or.jp
                             ja6bx@amsat.org
 *JA1VKH局の親川さんについては[jamsat-bb:2992]に自己紹介
    を投稿されています.
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 ■ 軌道要素1 :出典は「ふじ3号」に同じ. 
  FO-20
  1 20480U 90013C   97317.02617491  .00000093  00000-0  27786-3 0 00192
  2 20480 099.0651 250.7351 0540643 040.5182 323.4891 12.83241671363794

  ■ 軌道要素2 :出典は「ふじ3号」に同じ. 
  Satellite: FO-20
 Catalog number: 20480
 Epoch time:      97317.02617491
 Element set:    0019
 Inclination:      099.0651 deg
 RA of node:       250.7351 deg
 Eccentricity:    0.0540643
 Arg of perigee:   040.5182 deg
 Mean anomaly:     323.4891 deg
 Mean motion:   12.83241671 rev/day
 Decay rate:        9.3e-07 rev/day^2
 Epoch rev:           36379
 Checksum:              294

 =========================   JARL運用情報   =========================

   *JARL NEWS 11月号22ページにFO−29/ふじ3号,FO−20/
    ふじ2号の来年の1月までの長期運用予定について記載されていましたので
    ご紹介します.
    デジトーカの運用がかなり強化されています.
        ■ ふじ3号/FO−29 ■     
         月 日           切替時刻       運用モード
    11月  7日(金)  08:29(17:29)    デジトーカ
          10日(月)   07:31(16:31)    JD9600
          14日(金)  07:23(16:23)    JA
          21日(金)  08:01(17:01)    デジトーカ
          25日(火)  07:53(16:53)    JD1200
          28日(金)  08:39(17:39)    JD9600
    12月  5日(金)  07:33(16:33)    JA                   
          12日(金)  08:11(17:11)    JD9600 
          19日(金)  08:49(17:49)    デジトーカ
          26日(金)  07:42(16:42)    JA
    1998年(平成10年)
      1月  9日(金)  07:14(16:14)    JD1200
          16日(金)  07:52(16:52)    JD9600
          23日(金)  08:30(17:30)    JA
          30日(金)  07:24(16:24)    JD1200

 *切替時刻はUTC(協定世界時)で表示しています.(   )内の時刻は
    JST(日本標準時)です.
     モードの表記は次のとうりです.
       JA:アナログ系運用
       JD1200:ディジタル系1200bps PSKメールボックス運用(SSB)
       JD9600:ディジタル系9600bps FSKメールボックス運用(FM)
       デジトーカ         FM音声メッセージ送信
   同時にデジトーカの受信方法が詳しく説明されています。

    ■ ふじ2号/FO−20 ■
     「ふじ2号」はアナログ系の連続運用とします.   
                                               
   =============   JAS-2 (ふじ3号)と現在までの情報   ===========  
  A.電話によるふじ3号の運用情報
      社団法人日本アマチュア連盟によるサービス
           TEL .   03− 3942 − 1000
  B.アマチュア無線FAXサービス
      JARLによるふじ3号の軌道情報(オービットカレンダー)
         FAX No.  03− 3233 −0055
  C.WWWブラウザで情報を簡単に見れる人のためにJAS−2
     ふじ3号の衛星としての運用されるまでの名前)の概要、打ち上げ
     までの状況、運用中における状況を説明したホームページを紹介し
     ておきます.
    1)社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)のホームページ
          http://www.jarl.or.jp/
    2)宇宙開発事業団(NASDA)ホームページ 
          http://www.nasda.go.jp/
         打上げ衛星 :地球観測プラットフォーム技術衛星(ADEOS) 
                       アマチュア衛星3号(JAS-2)
          http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/Press/Press-j/jas-2_j.html                                                       
  D.JAMSATによる軌道情報の活用
        JAMSATのホームページまたはjamsat−kepsの軌道要素より
      衛星の軌道情報を得る.      
     JAMSATホームページURL    http://www.jamsat.or.jp
       上記ホームページでは各地で行われるアマチュア通信衛星に関する
      ミューティングのお知らせや世界のアマチュア衛星に関する情報が
      満載されています.

========================   新コーナの開設  ============================
 
  JE9PEL/1局の脇田さんのテレメトリ解読結果と私の解読結果を取り混ぜ
 ながら素朴な疑問を解決していくコーナ作ってみましょう.

 =========================================================================
       JAMSATのメンバーのご協力によりJH6MME(高山 秀造)が
    執筆・編集を担当しております.ご指摘の意見、疑問やこのようにしたら
    というアイデアがありましたら小さなことでもかまいませんので気軽に下
    記アドレスまでご連絡ください.jamsat−newsからjas2
    infoへの転載をJH4PHW局坂井さんに担当して頂いております.
                    Eーmail :   jh6mme@jamsat.or.jp : jh4phw@jamsat.or.jp             
 ===============================   END  ===============================






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