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[jamsat-bb:16428] P3Eは今年中に打ちあがるか


池田/JI1OWPです。

amsat-bbからの抄訳です。誤訳があった場合はごめんなさい。

VE2DWE/LucさんからAMSAT-DLのサイトを見ても新しいニュースがなく、
P3Eは今年中に打ちあがるのか、という投稿がありました。
この投稿に対し、JN1GKZ/新井さん(ご無沙汰しています)などもコメント
されていますが、DB2OS/Peterさんからコメントがありました。

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私はNASAのスケジュール調整の責任者に「P3Eは2006年3月に打ち上げ」と
言われているのは間違っていると伝えました。残念ながらこの情報は
今でも言われています。

差し当たり、P3-Eの太陽電池パネルは完成してマールブルクの私たちの
組み立て棟(訳注:Integration Laboratory)に届きました。シリコン(Si)
製の5枚のパネルは各35W最大の出力で、ガリウム砒素(GaAs)製の2枚の
パネルは各49Wの出力があります。したがって、一部のパネルは予備用です。
P3Eの太陽電池パネルでは、初めての素材を使用します。アルミのハニカム
パネルを使い、6mm厚のガラス繊維とエポキシ樹脂製の表面パネルでサンド
イッチ構造にされます。
これには理由があって、とても高価で買えなかった特別なハチミツが
蜂の巣(ハニカム)になったら使えるようになったのです。
導電性の接着剤を充填することでアルミ製のハニカム素材の電気伝導度を
確保します。さらに、宇宙での厳しい環境から太陽電池を守るために厚い
カバーガラスで覆われます。このパネルの製造のために支払う必要があった
費用はユーロで6桁にもなりました。

更なる重要な作業は、地球センサ・太陽センサの組み立て、分離用スプリング
の動作確認、太陽電池パネルの最終組み立て、分離システムの留め金(訳注:
Clamp Band)の製造、ワイヤハーネスの準備、IHU-3のソフトウェアの完成や
新しいSDXの設計のためのさまざまな技術的ミーティングへと移行します。

私は、AMSAT-DLのWebがほんの少し更新が遅れていることをお詫びします。
しかし以前のeMailで言及したように、私たちの新しいCMSシステムへの
コンテンツの転送はいくらか時間がかかります。他方では、私たちは現在、
P3-Eの作業を終えるのに全力を注がなければなりません。

73s
Peter Guelzow, DB2OS
President AMSAT-DL
Project Leader P3-E

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    イケダヒロト
    池田 弘人      Member of JAMSAT
    IKEDA Hiroto    (Tokyo JAPAN)
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