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[jamsat-bb:14919] Re: AO−27は健在です


JF6BCC 今石です。

At 2004/02/22 00:48:22 KOU wrote:
> ここ3日間程、AO−27をワッチしていますが、6エリアの方達との
> QSOが目立ちます

  UO-14 の活動当時よりも、AO-27 の北上パスの飛来時間が早いことも
あって、あまり QRV していませんが (^^;)、UO-14 時代のアクティブさ
に比べると、AO-27 に QRV してくる局数は、確かに少ないですね Hi。

> 他のエリアからもQRVされることを希望します。

  同感です。AO-27 は UO-14 に比べて受信機の帯域が狭いこともあって
か、アップリンクへの QRM を受けにくく、また UO-14 より姿勢が安定
しているのか、QSB の周期も長く、アップリンクが通り易いですね。ダ
ウンリンクは出力が UO-14 より小さいこともあって弱いのですが、うち
の偏波切り替え式6エレ八木で十分に受信できてます。
  衛星側の受信帯域が狭いので、ドプラーシフトに合わせてアップリン
ク周波数を +-2KHz 程度ズラす事にも効果がありますね。オールモード
機でアップリンクしている人は試してみて下さい。

> この衛星は日照時間に利用できるそうですが

  AO-27 は太陽同期衛星で、以前は北上パスは食状態のため、食明けの
南下パスで中継機がON となるように設定されていました。そのため、実
質的には週末の土日の午前の南下パスでしか利用できませんでした。
  しかし、その後の軌道の変動で、現在 AO-27 は全日照の状態にあり、
それまで使用していた中継機の制御機能が使えなくなりました。そこで、
AO-27 のコマンド局は、日照に直接関係しないタイマー(?)制御式に変更
し、夕刻の北上パスで中継機が ON となるようにしています。北米大陸
で都合の良い緯度範囲を選択している関係で、日本では衛星がやや高い
位置まで上がってからでないと中継機が ON となりませんので、北側が
見える環境が望ましいですね(うちはその点、ちょっと不利)。

では。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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