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[jamsat-bb:13441] Re: [jamsat-bb:13440] 運用報告&回答


東大チーム程毓梁さん、JAMSAT-bb参加のみなさま こんにちは。

                                    7N1JVW 藤田忠義 横浜市緑区
                  E-mail: FA7T-FJT@asahi-net.or.jp


程毓梁さん、ご多忙のところ早速のご回答をいただきありがとう
ございます。
容積1000ccの小型衛星が、過酷な条件の宇宙に飛出してみごと
な作動をしていますね。
また周波数の変動がきわめてすくなく、ほぼ仕様書どおりに送信
していることも、宇宙環境を考えると驚きです。

私はアマチュア無線レベルの機材を活用して、FMパケットを受信
したり、ドップラー周波数の測定をいたしたく、関心をもっています。

横浜市緑区の天頂付近を通過するオービットの、AOS直後と
LOS直前の、ドップラー周波数の変化の少ないときに周波数を
計測し、両者の値から周波数測定をしてみたく思います。

ドップラー周波数の測定には、ハム用受信機で受信をし、サウンド
カード使用のAO40rcv.exeのスペアナ機能で周波数表示をし、
それにSSGを周波数マーカーとして使って、±100Hz位の確度で
周波数観測ができないかなどと考えて、前回のような質問をさせ
ていただきました。


> 藤田さんの質問にお答えします。
> (1)XI-IVの送信周波数は公称周波数通りのはずですが、
> 温度条件による中心周波数のずれや地上の無線機
> 固有なずれを全部含めて、我々はCW受信の際、
> 周波数=中心周波数+ドップラシフト量+1.6KHz(経験値)
> を採用しております。
> ちなみに、我々が行っているXI-IVデータ配信サービスの
> 内容によると、通信機の温度は17.9℃なので、周波数は
> +500Hzほどずれるはずです。
>
> (2)運用経験によると、一日の周波数のずれはほとんどなく、
> (1)のように1.6KHzのオフセットを固定して自動制御での
> 受信が可能です。
> しかし、我々の仕様書によると、温度によって我々の衛星の
> CW送信機の周波数は最大
> +1.1KHz〜-1.5KHzのずれになっております。長期的に
> どう変動するかはまだ推定しかねるところがあります。
> 我々も運用で実際に確かめようと考えているところです。
>
> 引き続きXI-IVをよろしくお願いします。
>                                                             程毓梁

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