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[jamsat-bb:11626] K-M/B待ち受け受信


Kバンド挑戦者の皆様、今日は。JI5MFZ/吉田です。

Kバンド受信に関しての一番大きな壁は自動追尾の
可否の問題です。
EMEerの又賀OMもその著書の中で”EME成功の
鍵は大きなANT,低NFのLNAではなく、月の自動
追尾が正確に出来るかどうかに掛かっている。”と
述べられて居ます。
Kバンドに挑戦している方々は、M/Bの受信体験により
この自動追尾の問題がKバンド同士でのQSO成功の
鍵になっている事を痛感されていると思います。
私もその痛感している一人ですが、2ヶ月位前より
TRAK-BOXで自動追尾が出来ないか、と思いを馳せ
色々基礎実験、デ-タ取得の毎日を過ごして参りました。

その結果5/2のKバンドのM/Bをノイズすれすれながら
MA113-120まで何とか自動追尾でM/B信号を確認
出来る所まで来ました。(SQAが大きく手動で最大に合わせても
S1-3位)勿論待ち受けは失敗でしたが。

その結果の補正値をT/Bに入力し、今朝のK-M/Bを
待ち受け受信しましたが、これに成功し、MA120まで
何とか完全自動追尾出来ましたので、報告させて戴きます。
      天候:曇り(雲の流れでSが時々大きく変動)
  MA    S(最大値)、1.5位のQSBあり
 110.5    2
 111.1    2
 112.0    4
 112.5    6.5
 113.3    7.5
 114.0    5    SSTV信号がS5で入感
 115.2    5
 116.0    4.5   JH2ESWがS3で入感
 117.0    5    JA0MT?  ”    ”
 119.0    4
 119.8    3.5  
今回はかなり信号が強かったのでSQA値も小さかったのでは
と推定しています。TELM.を見たのですがRAWデ-タは流れて
いるのですが、その他の表示は全く示されていませんでした。

以上ですが今回は南西方向、仰角30度台の条件でしたので
これからも実験を継続し、今回が偶然でなく継続的に使用出来る
確信が持てる様になれば、T/Bの設定、その他の条件を報告
させて戴きます。

しかしT/Bが使用出来そうで、皆さんにとって朗報と思いUP
させて戴きました。

                  5/9

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  吉田 史郎 (JI5MFZ)
     ji5mfz@dokidoki.ne.jp
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