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[jamsat-bb:11399] PCSAT telemetry decoder


衛星NO-44(PCSAT) のテレメトリを、サウンドカードのみを使用して受信し、
なおかつ リアルタイムでその瞬間に自動的に衛星内部の電流, 電圧, 温度を
解析して表示させることに成功しました。

今まで、TNC や AGWPE 等を用いて受信したテレメトリファイルを、いったん
テキストファイルとして保存し、その数値データを所定の解読式に代入して、
電流, 電圧, 温度の各データを 手動で計算し算出していましたが、その面倒
な手計算を一切必要としない、画期的な方法です。

使用したプログラムは、ドイツの DO3MHA / Holger Altmann 氏の作成による
PCSAT-Telemetry-Decoder,  "pcsatdecode.exe"  です。 このプログラムは、
NO-44 からのテレメトリ信号を受信すると リアルタイムで画面上にデコード
すると同時に、その数値データを自動的に解析して、衛星内部の電流, 電圧,
温度の各データを瞬時に表示することができます。

 http://www.do3mha.com/html/english/tlm-dec.htm

この web から、 pcd220_1.zip,  pcd220_2.zip,  pcd220_3.zip  の3つの
ファイルをダウンロードした後、自局のフォルダの一つに それらを解凍しま
す。そして、その中の setup.exe を実行すると自動的にインストールが完了
します。

実は  "pcsatdecode.exe"  を実行する前に、しておかなけらばならないこと
があります。 それは、SV2AGW / Rossopulos George 氏の作成による AGWPE 
プログラム  "AGW Packet Engine.exe"  を、事前に解凍しておくことです。

 http://www.raag.org/sv2agw/inst.htm

"pcsatdecode.exe" とは別のフォルダでよいです。 この "pcsatdecode.exe"
は、AGWPE と組合わせて実行するプログラムなのです。毎回、先に AGWPE を
立ち上げ、その後に "pcsatdecode.exe" を実行します。なお、AGWPE と同時
にいつも実行している  "agwmonitor.exe"  は、今回は使用しません。

この  "pcsatdecode.exe"  を実行する際に、留意しておくことがあります。
セットアップしたした時に自動的に作成されるサブフォルダ "Keps" の中に、
最新の軌道要素ファイルを、"amateur.txt"  というファイル名で事前に保存
しておきます。すると、Pcsatdecode - Map  とクリックすると、全地球地図
上に、衛星NO-44 の現在位置が リアルタイムで表示されていきます。

説明はこのくらいにして、本日(4/18)保存した 次の JPG画像をご覧になって
みて下さい。一目瞭然です。 衛星からの数値データが瞬時に解読されていく
様子がわかるでしょう。

 http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/pcsatdec.htm

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Name : JE9PEL/1 脇田
Mail : ei7m-wkt@asahi-net.or.jp
URL  : http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/
QTH  : Yokohama, Japan
Date : Apr 18, 2002
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