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[jamsat-bb:10327] 本日11/24の衛星運用記


JF6BCC 今石です。

# 半日遅れでごめんなさい、夕べは眠くて…。

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  7:50 に起床。寝ぼけ眼で Calsat32 を確認すると、7:46〜7:59 に東向け最大
17 度の AO-27 のパス!、慌てて無線機を on にし、アンテナを向けて 7:52 に
QRV 開始。が、自分の CQ が虚しく響くのみで QSO なし。

  8:40〜16:55 の間、子連れで外出。

  帰宅後すぐに AO-40 の位置を確認。南天で MA=84。MA=87 で S2 が on にな
るのを待機し、17:13 にビーコン受信を開始、十分に強い。T88FS 福島さんがひ
ょっとしたら出るかも、と期待してしばらくワッチ。ウィンドゥ内にヨーロッパ
がないせいかダウンリンクは空いている。17:20 頃に JI5TSQ 局の SSTV による
ループテスト画像を受信。この局の CQ 画像はまだ見たことがない。
  17:51 頃に、なにやら妙に濁ったキャリアを受信。…あ。これは PSK31 じゃ
ないか?。慌てて IC-821 の音声出力をパソコンにつなぎ、WinPSK を起動して
デコードを試みる。

CQ CQ CQ DE JK1dYE JK1NYE
CQ CQ CQ DE JK1NYE JK1NYE  PSE K K

  おおっ、これが PSK31 の信号か!。数十 Hz 単位で並んでも分離できるモー
ドだけあって、さすがに同調が難しいが、一旦ロックすると AFC が効いて追っ
てくれる。とは言え、AO-40 の場合は、スタンバイの度に周波数が微妙にズレて
しまうので、再同調がどうしても必要になる。難しいな…。

TEST TEST TEST 試験電波の発射中

  おお、漢字も出るのか (雑誌の記事で知ってはいたんだけど ^^;)。

  ケーブル作成をさぼっているため PSK31 での応答はできない。とりあえず CW
で 17:56 に応答してみるが…応答はなく再度 PSK31 で CQ か出る。聞いてくれ
ていないようだ、残念。18:08 には JA7KC 局が誰かにファイナルを送っている
SSTV 画像の一部を受信。WinPSK と MMSSTV は、同時に起動しておいても、両方
に音声信号が供給されてデコードされるようでビックリした。
  福島さんは、きっとダイビングから戻って一休みして、夕食を待っているのだ
ろう、19:00 あたりまでは QRV は無いかも知れないと考えて一旦 QRT、ビーコ
ン受信のみ継続。

  19:10 あたりから受信を開始。ビーコンの 7KHz ほど上で DL7HR 局の CW の
QSO が聞こえる。ビーコン -6dB 程度でちょっと強すぎでは?。と、何の気なし
にビーコンの下にダイヤルを回すと…、ビーコンの下 7KHz にかすかな CW  が
聞こえた。ん?、DL7HR と打っている!。これってひょっとして「混変調」?。
強過ぎる DL7HR 局のダウンリンクが、ビーコン信号と混変調を起こしているの
を聞いているのかも…。

  夕食で一旦 QRT した後、20:14〜20:27 の UO-14 に QRV、東向け最大 30 度
のパス。AOS 直後に T8 が聞こえるのを期待したが入感なし。JA6PL, JI1OWP,
JI1OCJ, JA4GVA 局と交信、JN7EXM, JR6NVG, JL1DRF, JA6AVT 局を受信、20:22
に衛星は山影へ。

  LOS 後 AO-40 に QSY、ヨーロッパが視界に入り、あちこちでヨーロッパの局
の CQ が聞こえる。U-AGC 値もハネ上がっている (^^;)。20:41 にビーコン
+27KHz で ZS2ACP 局の信号を確認、アブリカ局は初めてだ、とスタンバイ、タ
ッチの差で JH0TOG 局に抜かれる。が、どうも先方は受信に苦労しているよう
で、吉田さんのコールをうまくコピーできないようだ。
  その後パイルになり、QRM も激しくなってしまったが、何とか 20:53 に QSO
成功。先方も今夜が初 JA 局と言っていたが、私に取っても初 AF だ。これで残
す大陸は SA のみ…。誰かペルーあたりから出てくれないかなぁ…。それにして
も、こんなに帯域の広い AO-40 なのに、どうしてみんな、ビーコン +20〜40KHz
に集中して出てくるのだろう?。なにも QRM にガマンしなくても、QSY すれば
済むことなのに…。

  引き続き AO-40 を、福島さんの姿を追い求めてワッチ (^^;)。途中 21:04 に
JR6LDE 局の CQ を見つけてショート QSO。21:15 には台湾 BV2OL の知人(学校
の生徒さんかな?)の BM2GJP ALEX が JA 局と交信しているのを見つけ、呼び
出して QSO。できるかきり平易な英文を使ったが、相手にはあまり通じないよう
で、ショート QSO で引き上げた。その後も連続して沢山呼ばれていたようだが、
ひょっとしたら台湾はなく中国本土と誤解されていたのかも知れない。

  21:53〜22:06 の UO-14 は西向け最大 26 度のパス、きつい QRM の中、何と
か JR6LDE, JA2NLT 局と交信。22:01 に衛星は山影へ。
  その後すぐに AO-40 が西の山に隠れ始め、22:17 あたりからテレメトリのデ
コードが困難となり、まもなく受信不能となった。T8 からの QRV が確認できず
残念。
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  T88FS 福島さんは、パラオ諸島の環礁南端にあるペリリュー島に滞在している
そうです。6年くらい前は、発電所が夜間しか動かず、昼間はバッテリーでもな
いと QRV できないところだったのですが、確か4年前あたりから 24 時間運転
となり、今は首都から海底ケーブルで電話も引かれて、だいぶ開けてきたそうで
す。
 出発前には、衛星のほかに 6m の設備も持参して、6m がオープンしたらそち
らを優先する、と言われてましたが、6m の QRV 情報らしいものも無く、衛星へ
の QRV も無いところをみると、機材の故障か停電があったのかも知れないです
ね。

  今夜は初めて、PSK31 信号の受信に成功しました。WinPSK を使ったのですが、
狭い帯域内に多数の信号がひしめいても分離できる、と言う PSK31 の特性が、
やっと実感できた気がします。ほんの数十 Hz 隣に信号があっても、デコードし
ないのですね (^^;)。同調操作がクリチカルで、かつ AO-40 ではスタンバイの
度に周波数が微妙にズレていく訳ですから…。

  AO-40 のテレメトリデータの内容は、昨日と同じで更新はありませんでした。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市  
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)  
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