[jamsat-bb:9962] ＫバンドＭＢ受信成功

["Shiro Ｙｏｓｈｉｄａ" <ji5mfz@dokidoki.ne.jp>]

皆様　　　
ＪＩ５ＭＦＺ/今治の吉田です。

昨夜のオ-ビットでＫバンドＭＢ受信に成功致しましたので報告
申し上げます。

Ｓ：ピ-クで３弱（予めＳＧにてＳ目盛りを較正し信号がノイズより
　　　　　　　　　　7.5-8ｄＢ有った事を確認しました）
周波数：ＭＡ137.5の時　24.048、044、6ＧＨＺ（ＲＥＦ，Ｆ：ＮＨＫ
　　　　　カラ-同期信号）
ＱＳＢ：5秒（ストップウオッチにて計測）
天候：雨降り前で雲が厚かった？模様。

設備
ＡＮＴ：ＴＤＫ383（38ｃｍφ）+カセグレイン、デユアルモ-ド、フィ-ド（ＪＡ１Ａ
ＴＩ/逸見ＯＭ）
　　　性能　ＧＡＩＮ：36.9ｄＢ，半値角：2.5度
ＬＮＡ＋ＦＩＬ+ラットレスミキサ+2逓倍局発の一体型ＣＯＮＶ．（ＪＡ１ＥＰＫ/大
日方ＯＭ
設計の物を改造自作。
局発：12Ｇ帯の”ＢＲＩＣＫ”ＰＬＬを改造使用。

性能　総合ＮＦ：1.95（Ｔ＝18度Ｃ）
　　　　変換利得：約16ｄＢ
　　　　リタ-ンロス：　ＩＮ：14.5ｄＢ，Ｌｏ：13.2ｄＢ，ＩＦ：15.2ｄＢ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠24.000ＧＨＺ　　　　　
　　　　　　
感想
ＭＢのＱＳＢは相当大きいがピ-ク時の信号音は強烈。
タワ-に設置して追尾したが、半値角2.5度でも、槇岡さんが指摘されて居た様に
方位／仰角の制御が本当に大変でした。
私は午前中にサンノイズを測定すると同時に、ロ-テ-タの方位／仰角の目盛りを
較正し本番にその補正値を使いましたが、大成功でした。ですからパイロットの
2.4Ｇ　ＭＢは使用しませんでした。
問題は使用している方位ロ-テ-タのギヤ-の遊びで未測定ですが1.0-1.5度位は
風が吹くとフラフラしていますので、正確なポイント指示は不可能でした。
将来遊びが極端に少ない製品と交換する必要を感じました。それと制御速度が
コントロ-ル出来た方がベストです。その点仰角はＥＲＣ51を使用しているので
問題有りませんでした。

交信する為の問題は、ＱＳＢ防止の為、槇岡さんも言われています様に円偏波
対応のフィ-ド開発が望まれます。
また、少なくともＳＳＢ運用では、ノイズより10ｄＢ位は強い信号強度が欲しいので
ＭＢより-10ｄＢの運用と言う事であればＭＢが20ｄＢ位で受信出来なければ
なりませんが、少し妥協しても15ｄＢ位にまでなれば何とか出来るのではないか？
との感じを持っています。逸見さんの2回目の受信ではＳ：5でＱＳＢの谷間でも
Ｓが振れていたとの事、またパスバンドで3局確認と言うレポ-トが報告されて
いますので、条件さえ良ければ、38ｃｍデイシュでも交信出来る可能性が有ります。
早く3軸制御の運用になって、どのくらいの ＳＱＡが遠地点付近で確保できるのか
期待して居る所です。

以上報告いたします。　　　　　　　10/22

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      吉田　史郎　（JI5MFZ)
      ji5mfz@dokidoki.ne.jp
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