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[jamsat-bb:9289] Re: 2.4GHz円偏波パッチフィードで比較受信


JF6BCC 今石です。

At 2001/08/14 10:34:05 Fujita Tadayoshi wrote:
> > http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4703/temp/80dish-feed01.gif
> 
>  今石さん、みなさま。上記の写真を拝見しました。パッチフィードが巧く
> 動作したようですね。
中略
> したがって受信感度は、4.5tヘリカル・フィードが2dBだけ良いこと
> になります。
> 

  親機のSメータの振れを見る限り、確かに 1〜2dB ほどヘリカルの方が
良いようなのですが、はっきりわかるほどの違いではありませんでした。
あと、指摘されているようにパッチの場合、周期 2〜3 秒程度の若干の QSB
を感じました。偏波の微妙な乱れに対してクリチカルなのかも知れません
ね。
  とは言え、比較の基準にしている 2.5 ターンヘリカルも、いい加減に作
ったものですから、性能がどれだけ出ているか怪しいんですよね (^^;)。
やはり、測定の基準となるような「立派な」フィードを1つ用意しないと
いけないようです。反射板付きダイポールフィードでも作ろうかな?。

  まあ、でも、反射板がテキトーな大きさでも、パッチアンテナとしてそ
れなりに動作しているのがわかって一安心です。ヘリカルと違って、寸法
に気を使いさえすれば加工は簡単ですので、お勧めかも知れません。

> 二つのフィードの-10dB放射角は
>  *4.5tヘリカル・フィード---約80度
>  *円偏波パッチフィード---約120度
> 
> ですから、パッチフィードはオフセットパラボラには広すぎて、ロスが
> 大きいと思われます。
> -10dB放射角を工夫して80度にすれば、ほぼ同等の利得がとれる
> ものと推測いたします。

  焦点位置の調整をしっかりやった訳ではないので、確定的な事は言えな
いのですが、うちの 80cmφ センタフィード Dish でも、必要な輻射角は
110 度ですので、120 度で設計されたパッチは若干の「漏れ」が発生する
のかも知れません。近々に、缶のフチに幅 2cm 位の銅箔テープで縁取って
ビームを狭める工夫をしてみようかと思っています。

  あと、80cmφ Dish にこのパッチフィードと NF 0.5〜0.6dB のプリア
ンプを使って、昨夜の S1 パスバンドを 2401.0〜2401.7 でサーチしてみ
たのですが、帯域の外では親機の IC-821 のSメータが3〜4つしか振れ
なかったものが、トランスポンダの変換帯域に入るとわずかずつ上昇し、
2400.420 付近ではSメータが4〜5と、ほぼ1つ上がりました。これが
トランスポンダのノイズフロア?、と思っています。
  これ (↓) は、その時の S1-EB の信号を AO40RCV の FFT 画面でキャ
プチャしたもので、S/N は 35dB 程度ありますが、プリアンプ付加で受信
性能が上がっているはずなのに、S/N の面ではこの 35dB 異常の改善が見
えないんですよね。ひょっとしたら、S1-EB の送出レベルは、ノイズフロ
ア +35dB にあって、これ以上は改善されないのかも知れません。

  http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4703/temp/ao40-s1eb-0814.gif

  今日からは S1 送信機の状況が確認されるまで、S2 での運用になるそ
うです。信号が弱くなる分、簡易アンテナでの運用は難しくなると思いま
すが、受信能力のチューンナップにはチャンスだと思います。

では。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
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