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[jamsat-bb:9171] Re: 2.4GHz用円偏波パッチアンテナ



今石さん、江崎さん、JH0KDH山内さん、みなさま。
パッチアンテナのHPをみていただき、ありがとうございます。

                                    7N1JVW 藤田忠義 横浜市緑区
                 E-mail: FA7T-FJT@asahi-net.or.jp


> JF6BCC 今石です。
 (中略)
>   ところで、図で言う「反射板の幅」と言うのは、アルミ板の短辺の長さってこ
> とでいいんでしょうか。つまり、反射板は基本的に 115mm の正方形だけど、腕
> 木の取り付け部分だけちょっと長くしているので長方形なんだと。
>   あと、給電点の位置(反射板の中央であるのはいいとして、エレメントのどの
> 位置に?)の寸法などはどうなのでしょう?。

そうです。「反射板の幅」とは、アルミ板の短辺の長さです。
設計図では反射板は正方形になっていて、一辺の長さがエレメントの
ちょうど2倍ですが、アームの取付けスペースが必要のため試作品は
長方形にしました。

エレメントの給電点位置は、HPの写真で上下の中央、そして左から
42mmです。ただし、ボクの工作精度が良くないため実際には誤差が
あります。

>   ただ、放射角 120 度だと、うちの 80cm Dish でもちょっと広すぎるので、何
> かしらビームを細くする工夫が要りますね。反射板を円形にして、缶の底に貼り
> 付けるような形にすればいいのでしょうが…それでいいのかな? (--;)。

私も空き缶の底にいれるなど実験したいですが、皆さまの良き
アイデアなどをお伺いしたく、HPにアップしました。


>形状から察して、対角線上にある2個所角の切り落としが、
>円偏波の回転方向を決定付けているように思えますが、私に
>このアンテナの基本的な動作原理も含めて、理解ができません。
>どなたか、分かりやすい説明、あるいは参考文献の紹介をして
>頂けると幸いです。
>JA6BX   江 崎  昌 男

下記の文献にパッチアンテナに関する記述があります。記述は
簡単で寸法や周波数などの数値は少ないです。

 新アンテナ工学 新井宏之著 総合電子出版社
 1996年4月刊 p:109 から p:128 まで。

試作品が左偏波か右偏波かの確認は、テスト信号の送信アンテナ
に、同じ巻数の左巻きヘリカルと右巻きヘリカルを用意してつなぎ
変え、試作品(受信アンテナ)の受信レベルの差を観測することで
行いました。

>JH0KDX 山内といいます。
(中略)
>一つお聞きしたいことが有ります。
>エレメント(というか?)に使っている材料の厚さ寸法はいくつでしょうか。
>厚くすれば、クリチカルさが、緩和されるのでしょうかね?

エレメントの材料は真鍮板、厚さは0.5mmで、工作しやすい金切り
ハサミで切れる厚さにしました。
厚さを変えることでクリチカルさがどうなるか、実験していません。

両面プリント基板の片方を反射板に、他方をエレメントにして造る
ことができるようですが、共振周波数の幅が狭くなるようです。