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[jamsat-bb:8920] 受信or送信固定のドップラ補正



 みなさま

 相田です。

 ドップラシフトの補正で受信または送信周波数を固定にした場合、離れた2局
での関係を考えてみると、

 2点の局の真上を通過するようなパスでは、

 ・衛星の高度が低いほど影響が大きく、ドップラーシフトの2倍近くずれる。
 ・2点の距離が離れているほど、差が大きく、時間が長くなる。

 以上のような当たり前のことですが、

たとえば、
 FO−29などが北から南に移動して北海道から九州まで日本列島上を通過する
パスなどでは、北海道と九州の局の間に衛星が入るような位置関係ではQSOは
ほとんど成り立っていないのではないのかと思っています。

 経験的にも衛星が見える方向の局との交信が多く、地域が移っていくように
感じます。また、頭上を通過するときには信号は強いのですが相手の周波数を
見失うことが多くなります。

 もちろん衛星が動いて行って可視範囲が移動することやアンテナの指向性の関係で
天頂方向へのアクセスが難しいなどもあるかもしれません。

 本題ですが、受信や送信周波数を固定する運用で、自分から見た衛星の位置との
関係だけでドップラーシフトを自動補正すると、自分の送受信は完全に補正できる
けれど、相手にとっては最適な補正ではないのでスタンバイの度に受信周波数の
調整が必要になります。これは自動でなくても手動補正で経験済みです。

 自動補正を行うなら、衛星の中継器で周波数が一定になるように各自が補正する
方法しか意味がないようです。逆に言うと受信や送信周波数を固定になるような
自動補正はほとんど問題解決には役立たないと言うことのようです。

 すでに、結論が出ている問題の蒸し返しだったかもしれません。

 衛星の中継器で周波数が一定になるようなドップラーシフト補正の具体的な方法と
どのようなものを使っているのでしょうか。

  WinOrbit+WoStars+STARS
  MacDoppler PRO
  TrackBox

わたしには、このくらいしか思い浮かびません。

 また、どのくらいの方が実際に自動補正で運用している(出来る)のでしょうか。

 ご存じの方、教えてください。
 よろしくお願いします。