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[jamsat-bb:8712] CALSAT32について



 みな さま

 CALSAT32への書き込みありがとうございます。

  相田です。

 先のJAMSAT Newsletterのアンケートの集計結果でCALSAT32を
ご試用の方が予想外に多かったのでうれしく思います。

 ありがとうございます。


 ちょっと長いのですが、ご要望、ご質問、今後について、
まとめて書かせていただきます。


はじめに、インストールの不具合について、

 インストールに不具合があるなどのお知らせはあるものの具体的
な解決に不可欠なパソコンの利用環境等をお知らせいただける方は
残念ながらほとんどありません。
 もちろん、当方でテストした段階で不具合があれば何らかの対策
をした後に公開するのですが、当方の限られたテスト環境ではあり
ますが正常に動作し、不具合を確認する事ができません。
 不具合を知りながら公開しているものではありませんし、多くの
方が正常に動作させていることも事実です。

 その後、利用できる他のパソコンでテストをした不具合の傾向は
先にここへ書き込んだような状況です。

 また、先日、PICNICの製造元であるトライステートの方から別件
ですがメールをいただき、その際に不具合が出ている旨、お知らせ
しております。(調べてみますとお話でした)

 積極的、消極的、両面の対応があると思いますが、いずれにして
もCALSAT32の内部的なコードの問題ではなく、各自のパソコンにあ
るMicrosoftのインストーラ(MSIEXEC.EXE)のバージョンによる影響
が大きいと感じています。同じOSでもMicrosoftの他のアプリケー
ションをインストールすると新しいインストーラに更新される場合
もあるようです。
 根本的な解決には至りませんが、Windows98SE,ME,2000の利用を
検討いただくことで結果的に問題を回避できる可能性が高いと思わ
れます。
 当方としても、古いバージョンのWindowsのテスト環境が確保
できなくなっているので、次回のバージョンでは、Windows95,98,
NT4.0については「動作が確認されてる」の記述は削除します。



 さて、ご要望の件ですが、VISUAL BASICの機能として実現が容易
なことと、実現できても当方のVISUAL BASICを使う能力の不足に
よって実現できないことがあります。

困難な問題:
 ・画面サイズの変更や最大化
  できない問題ではないのですが、画面に多くのコントロールが
  あるので、非常に困難な問題です。一方、画面を固定することで、
  コーディングの手間が省け、Map.bmp,Shade.bmpなどの好みの
  背景を張り付けることが容易になります。
  世界地図だけのウインドウを作れば容易になるかもしれませんが、
  画面にいくつものウインドウがあるのが好きではないという
  個人的な理由もあるかもしれません。

仕様が決められず変更可能にすると困難さが増す問題:
 ・画面の色など感覚的なもの
  どうしても表示される情報が見にくいなどの問題となった
  世界地図と衛星の航跡の表示色問題は、地図の入れ替え機能と
  表示色の変更機能を盛り込みました。
  全体の配色は私の好みでDOS窓風にしています。

 ・ファイル等へのデータの出力
  これもできない問題ではないのですが、
   どのような情報を
   どのような頻度で
   どこへ出力するか
  そして、この機能はどのように使われ、一般性はあるのか...
  で、止まっています。


 誠に勝手なのですが、皆さまからのご要望に対しては、私なりの
内容の消化と興味により優先順位付けがされ、全く個人的な主観で
プログラムの改良を行っています。したがって、ご要望の多い機能
が先に実装されるというような、客観性や合理性はありませんので
ご了解願います。



 軌道要素の更新についてのご質問ですが、

 CALSAT32では軌道要素をELEM.TXTに記述し内部的に保持しません。
すなわち、CALSAT32が要求する完全な形で与えることが前提になっ
ています。プログラムを作る人の考え方でしょうけれども、このよ
うな前処理的な機能をプログラムの内部に抱えることは避けたいと
考えています。したがって、この考え方の延長で、チェックサムの
計算を行っていません。
 チェックサムのチェックを行わないので、軌道要素の一部を気に
せずに変えながら独自の軌道要素を持つ衛星の実験ができています。

 しかし、軌道要素の更新は不可欠な問題なので、CALSAT32では、
すぐに使うことができる軌道要素ファイル(ELEM.TXT)を私のホーム
ページからダウンロードできる機能をCALSAT32に盛り込みました。

 自動更新については、軌道要素の入手のしかたの形態も含めて
CALSAT32とは別のプログラムで考えていただきたいと思います。



 今後の予定など、

現在、

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改訂履歴
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Version 1.0.9(2001/xx/xx)
 ・衛星から見た可視範囲の地図を表示している時にマウスカーソルが
  表示エリアに移動すると最大可視大円距離をポップアップ表示する
  ようにした。
 ・衛星軌跡表示の世界地図上にマウスカーソルが移動すると4桁の
  GLを表示するようにした。
 ・メインフォームのアンロードボタンを押したときにプロセスが残る
  不具合を修正した。
 ・衛星の軌道面内での位置を表示する機能を追加した。
 ・ALON/ALATからスクイント・アングルを計算表示する機能を追加した。
========

の、CALSAT32 Ver 1.0.9 なるものが稼働しています。


 しかし、PICOCX.ocxの問題とヘルプの改訂が未だなので、公開には
いましばらく時間がかかりそうです。

 PICOCX.ocxの問題は、当方では根本的な解決はできないので、一つ
の考え方として、アンテナの自動制御がない(PICNICを使わない)
CALSAT32 Ver 1.0.9x なるものを期間限定で公開することもありかな
とも思っています。

 この場合、Ver 1.0.9x はアンテナの自動制御なしの最終版とし、
重大なバグ修正以外の対応は行えないと思います。


 皆さまのご意見をお聞かせいただければ幸いです。