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[jamsat-bb:8701] FM衛星用手持ち八木頒布計画


JF6BCC 今石です。

  一部の方からの要望 (^^;) により、以前CQ誌にも掲載されましたが、FM 衛
星用に私が作成し、先日の 7L1FPU 中田さんのサイパン移動でも使っていただい
た、手持ち八木について、ハムフェア等での頒布を目標にしたプロジェクトをス
タートさせることにしました。
  その第1段階として、とりあえず試作品を5セットほど作成して、量産作業に
おける問題点を把握するとともに、ご協力いただけるモニター局に提供して使っ
ていただき、不都合・改善点などの意見を集約したいと考えています。

 が、「手持ちスタイルでの運用」が特殊だと言うこともあり、最初のプロトタ
イプの設計前に、あらかじめ皆さんからのご意見をうかがいたいと思っています。


1. 寸法について

    CQ誌の記事にした手持ち八木の寸法は、以下のような構造です。

         Re         Ra            D1                         D2   
      ->160      ->376          ->649                     ->1189  
 145     |          |              |                          |   
         |          |     500 600  |                          |   
    [=========@=====@======####---------------------------------  
 435      |   |    |     |        |        |        |       |     
       ->190 244 >330 ->476    ->635    ->800     (965)  (1149)   
          Re  Ra   D1    D2       D3       D4     ( D5)  ( D6 )   
      <パイプ60cm>                <10cm角材70cm>

    左側のスチロールパイプが 60cm、右側の角材が 70cm で、接続しろ 10cm を
  取って全長 120cm です。これについて、プロトタイプの5セットの製作の際に
  は、材料取りの都合から、このような寸法に変更しようと考えています。

         Re         Ra         D1                            D2   
      ->166      ->382       ->655                        ->1195  
 145     |          |          |                              |   
         |          |400-500   |                              |   
    [=========@=====@=####--------------------------------------  
 435      |   |    |      |       |        |        |       |     
       ->231 285 >371  ->517   ->676    ->841    (1006)   (1190)  
          Re  Ra   D1     D2      D3       D4     ( D5)   ( D6 )  
      <パイプ50cm>                <10cm角材80cm>

    角材側が 80cm になる点、海外移動運用での収納スペースに問題が出てくる
  かと思っています。このあたり、ご意見を期待します。


2. エレメントについて

    試作品では軽量化のため 3mmφのパイプを使いましたが、145MHz 側の耐久性
  に少々問題がありました。3mmφの棒を使えば耐久性はかなり上がりますが、少
  々重くなり操作性が落ちます。145MHz 側に 3mmφの棒、435MHz 側にパイプを
  使うと言う形態で行こうと思いますが、これについての意見を期待します。
    なお、145MHz のエレメントは 1m 強ありますが、収納のためにこれを2分割
  することは、セットでは行わないことにします。海外移動運用などでスーツケー
  スに収納したい場合などは、各自で加工していただこうかと (^^)。


3. 給電点/ケーブルについて

    試作品ではサトーパーツの平行コード用コネクタを使いましたが、北九州の田
  舎では多数の購入が困難です。また、横幅が狭い利点があるものの、芯・編線を
  逆に接続してしまう危険性があります。以下のいずれが良いかについての意見を
  期待します。

    (1) 給電点を BNC-J にする。(サトーで \300/個)
    (2) 給電点に小柄な SMA-J を使う。(秋月で \200/個)
    (3) 給電点に廉価なピンジャックを使う。(サトーで \70/個、各色あり)

    また、ハンディ機等での手持ちを想定していましたので、同軸ケーブルは 1.5D
  -2V 1〜2m で末端 BNC-J 処理をしましたが、このあたりは利用者によって異な
  るのではないかと思っています。

    (4)給電のためのケーブルは一切付属しない(利用者が自力調達・作成)
    (5)同軸 2m と給電部側コネクタ2個をパーツとして付属させ。利用者が自分
      で適宜作成・ハンダ付けする。
    (6)同軸に給電部側コネクタを装着した 1m ケーブル2本を付属させるが、
      リグ側コネクタの装着は利用者が自力調達・ハンダ付けする。
    (7)同軸に給電部側コネクタ、リグ側 BNC-P をハンダつけした 1m ケーブル
      2本を付属させる。
    (8)同上だが、最近のハンディ機は SMA コネクタが主流なので、リグ側のコネク
      タは BNC-J ではなく SMA-P にする。
    (9)同軸、給電部コネクタ、リグ側コネクタを自由に選択できるオーダーメイ
      ド制にする(時間とコストがかかるようになる)。

    それと、同軸の太さも問題です。1.5D-2V と 3D-2V は価格は似たようなもので
  すが、手持ち運用では 3D の太さだと硬すぎて取りまわしに苦労します。しかし、
  1.5D 用のコネクタは BNC-P も SMA-P も高価なんですよね。3D 用の BNC-P は
  秋月で \100/個 でありますが、1.5D 用だと \390〜500/個 くらいはするんです。
  長さも、手持ちなら 1m ずつで足りるはずですが、モービル機まで引きたいと言
  う人も多いでしょうし…。

    コストを下げるには、(3)+(7) で 3D-2V を使うと言うのがベストですが、いく
  ら安上がりでも使いにくいようでは困ると思います。
    考えはじめるときりが無いので、いっそ (1)+(4) にして、同軸ケーブルは別途
  頒布を考えるか…。このあたりも、皆さんの意見をお聞きしたいと思います。


  以上、よろしくお願いいたします。


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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
<http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/> 
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