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[jamsat-bb:8614] 本日05/22のFMアナログ衛星ほか


JF6BCC 今石です。

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  昨夜18:15〜10:58 に AO-40 のパス、トラポンがオンになるのは前 23:14〜
9:33。福岡は久しぶりの悪天候で、横殴りの強い雨。防水措置を取っていない
AO-40 用アンテナを出すわけにはいかず、かと言って折角のチャンスに何もし
ないのも…と悩む。
  23:40、ほんのわずかの間、天候が収まったのを利用して、物干し台にアンテ
ナを設置、が、防水作業中にまた雨が…ズブ濡れになりつつも設置終了、床に
チョークで書いておいた方位表示が雨で流されて読めない。やはりペンキで書
くべきか…いや反射テープかタイルを接着すべきかも。分度器を見ながらそれ
らしい方向にアンテナを向け、23:50 に設置終了。2401.420 でループテスト、
SRT=529 で良好、感度抑圧もない。スタブが効いたか?。

  0:18 から本格運用。まず 2401.420 でループ、519。その後 2401.366 に移
って CW で VVV と叩きつつ、パワーを調節して感度抑圧を策定、ほとんど感じ
ない。2W でもループが分かる。この作業中に JA3CG, JA6BX 局と呼ばれ QSO。
貰ったレポートの方が良く、受信能力不足を痛感する。その後、ワッチとルー
プを繰り返すが、さすがに眠い。0:44 に QRT。
  丁度、0:47〜0:56 に ISS のパスがあったので、久しぶりにパケットのデジ
ピートに挑戦するが、返り信号も他の局のパケットも得られず。

  4:38 に目覚ましに起こされ起床、天候はやや回復しているが風は強い。アン
テナを向けなおし S2-MB 受信再開。MA=143 で 59,540km からだが、S2-MB は
良好に受信できる。JA1IRH, JH0TOG 局を受信、JH0TOG 局とは CW て交信できそ
うだったが、途中で上から信号を出してくる局があるなど、結局交信未成立に
終わってしまった (--;)。
  5:15、アンテナの位置合わせが 15 度近く違うことに気づいて調整、SSB で
自分の声が聞き取れるレベルでループテストできる。SSB で CQ を出すが応答
なし。5:45、JA1IRH 局が CW で交信しているが、相手のコールが符号がつなが
っていて聞き取れない。JH1XKK? JH1XNQ? .... あ、JH1NPQ 局か。その後 5:51
に JH1NPQ 局と 539-549 で交信、アップリンクは 1.2GHz とのこと。
  5:58 まで CQ を出したが応答なく、睡眠不足で思考能力も低下したため (^^;)
6:00 に QRT。S2-MB 受信のみ出勤ギリギリの 6:50 まで続けた。結局、テレメ
トリは 1599 個を受信、うち CRCC OK は 883 個のみ。前半の殆どと、途中の
睡眠中にうまく受信できなかった分、率も下がってしまった。

  仕事を終えて 20:30 に帰宅、20:57〜翌 7:33 の AO-40 のパスに QRV。準備
をしつつ 21:22〜21:37 の UO-14 にも QRV。21:15 に AO-40 が建物の影から
現れ S2-MB のカケラを確認、21:28 からデコード開始。
  UO-14 は最大 80 度とほぼ真上を通過する北上パス、JH1CXZ, JR6LDE, JO1FEF,
7N4AVW, JI1KOQ 局と交信、混信がごく少ないのか、自分の返り信号がすこぶる
良好で驚く。設備はいつもと同じなのに…。仰角>70 度でダウンリンクを確認
できず、21:32 に衛星は山影へ。

  21:41 に最初のループテスト、2401.420 で 419。21:43 に 2401.350 で W0EOZ
局を見つけ、429-549 で交信。概して USA の局は耳が良いように思うのだが、
日本に比べて広径の dish が容易に入手できるからだろうか…。その後 2401.380
に移り CW で CQ、JH1QKG, W7AM 局と交信。22:23 に返り信号が良好となって
きたので SSB に変更、自分の声が何とか聞き取れる程度だったが、JH1QKG 局
から呼ばれ 31-55 で QSO 成立。
  22:49 に 2401.373 で KO6TH-VK4KZR 局の QSO を受信、KK5DO 局も聞こえた。
自分の SSB の返り信号では厳しいと思い断念。22:55 に JH1QKG-JH1NPQ 局の
CW の交信を確認。その後もループテスト等を行ったが、朝も夜も AO-40 に QRV
するのはさすがに疲れる。む23:02 に QRT し就寝。
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  6:00〜 にヨーロッパからの QRV があったのかも知れませんが、さすがに体力
が持たないな、と思って QRV しませんでした (^^;)。まあ、試験運用なんです
から慌てる必要は無いですし、それより自分のシステムの能力検証が優先ですか
らね。
  435MHz の送信で 2401MHz の受信感度が抑圧される件は、再現しませんでした。
ただし、LNA に入れたスタブが効いたからなのか、それとも天候による状況変化
があったのか、判別できませんので、また晴れた日に追試をしたいと思います。

  それにしても、11 エレクロス八木と 20W による AO-40 向けのアップリンク
は、返り信号と S2-MB のレベルの比較から、U-Rx AGC 値が 5dB 以下の状況で
ある限り、必要十分で、これ以上大きなアンテナは不必要なようです。これでな
お聞こえない信号があれば、それは受信系の改善で対応すべきでしょうね。
  11 エレの作成に使用した元データ (*) によればは、11 このエレ八木は、設計
上 13.8dBi の利得を持つそうです。クロス化により 13.8dBc の利得となってい
る訳で、製作上のロスが 1dB あるとして 12.8dBc、20W の場合の EIRP は 約 400W
ってことですね。

(*) http://www.jamsat.or.jp/features/cheapyagi/uhf.html

  ブームが角材のままなので、エレメントを接着剤で固定した上でペンキ処理を
して、このまま実用アンテナにしてしまおうかと思っています (^^;)。材料費は
格安ですから、皆さんにもお勧めします。
  さて、次は 1.2GHz …と言いたいところですが、2.4GHz の受信能力向上の方が
先決ですね。29 エレループ2本で円偏波化するか、いやいや、そんなことに投資
してないで 90cm のメッシュのパラボラの設計に入るべきか…、うむむ。

  ところで、AMSAT-bb で N4IP Pieter が、こんな投稿をしていました (^^;)。

  「AO-40 をモービルで受信:AO-40 をバッチリ受信できるアンテナが見つか
  ったぜ。モービル運用だってできるんだ!」

  http://ozoni.com/n4ip/n4ipcqao40.jpg

  「スペック:利得…抜群だね。キャプチャ・エリア…5700平方フィートだ。
    同軸…たいしたことじゃないよ」

  …仕事中なのに、思わず吹き出してしまい、ヒンシュクを買ってしまいまし
た (^^;)。

  アメリカではデイトン・ハムベンジョンが開催中です。AMSAT-bb でもそれに
からめた話題がいくつかありましたが、ケンウッドから新製品のハンディ機が出
たとか。
  TH-F6A と言う型名のこのハンディ機は、146/222/440MHz の3バンド機らしい
のですが、MF〜1000MHz で CW/SSB を含む受信機能を持つとか…。もし、同時送
受信が可能な設計であるなら、送信が FM だけだとしても、その周波数が十分に
安定している限りは、CW の代わりに使うことで、AO-40 経由で交信可能なハンデ
ィ機に…なんて期待ができそうです。詳細は次の ARRL QST に載るようですから
購読されている方からの報告を期待したいと思います。

  ところで、デイトンに参加した KA0LDB John から「間違って "JA2GKD" って
書かれたデジカメのメモリカードを持ち帰ってきちゃった。返送先知らないか」
って問い合わせが来ました (^^;)。JA2GKD@jarl.com にメールしてみてと勧めま
したが、どなたか連絡先をご存知の方、いらっしゃいます?。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
<http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/> 
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