[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-bb:8595] Re: 435MHz送信で2400MHzが感度抑圧@AO-40


Yoshihiro Imaishi <imaishi@aa.mbn.or.jp> 様

 de JA6DRE:

> AO-40 のアップリンク用にと作成した 435MHz の 11 エレクロス八木ですが、Sバンド受信への感度抑圧が発生して、満足に QRVできませんでした。
> 
> (2) タッパ防水の LNA 全体をホイルで包んでみたが、逆効果。返って抑圧がひどくなった。

> 物干し台までの 20m に 8D-FB (435) と 5C-2V (145 IF) とを平走させていること、などが元凶か?

●ホイルで包む方法は例のファラデイシールド手法であるのですが…以前の私の業務機器でもうまくいく場合と逆効果がアースしてない場合に生じたりしてました。
この時に原因として給電部自体の問題の他に給電部の条件が少し変化したために同軸ラインの状態が変わることも考えられます。

同軸路の材料変更をしないでも、十分に上り下りの伝送路を完全に引き離して空間を与えてみるというのも検証として有効かと思います。
給電部が近接しているんだから同軸路だけ引き離しても大差はないとお考えかもしれませんが、同軸路はそんなに安定した50Ωの回路ではありませんし、この条件を変化させることで正規に整合されている周波数帯でない別の周波数帯ではインピーダンス的に完全に違うわけですから、意外にうまくいったりします。
但しこの方法でうまくいくと言うことは実は同軸路がかなり不安定な条件下にあると言う事の裏返しですから、FIL処理ではなく回路的な安定性を与える必要があります。
理由はFILは新たな不安定要素を付け加えることになるからです。
御検討されてみてください。
同軸路をセパレーションされてみて、再度障害がある側のLNAをホイルシールドしてみると今度はシールドが効いて解消したりします。