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[jamsat-bb:8382] 今朝(5/8)のAO-40運用報告No.1


JF6BCC 今石です。

  昨夜は何とか 23:40 に帰宅でき、AO-40 のトランスポンダ on のスケジュー
ルに間に合う事ができました。色々と書くことが多いので、箇条書きにします。

1. 運用スタイル

    今回は、テレメトリを監視しながらの QRV を試みるため、受信を2系統用
  意しました。

   (1)テレメトリ受信用 - AO40RCV の周波数追尾機能を利用するため、親機に
          FT-817 を使用。マキ 29ele ループ+LNA+標準改造 2880。利得
          過多になるが FT-817 は内蔵 ATT が効かないため、RF ゲインを絞っ
          て使用。
   (2)交信用 - TDK 45cm Dish & 2.5turn Helix、ERA-3 修理 2880 と IC-821。
          U-アップリンクは IC-821 と FM 衛星用6エレ八木、10〜20W。

    雨天でパラボラ表面に水滴がついたこともあったのかも知れませんが、性能
  の良いユニットの組み合わせをテレメトリ受信に使用し、性能の悪いユニット
  の組み合わせを QRV 用にしたせいで、テレメトリ受信に比べて非常に「耳の悪
 い」設備になりました。「耳」の感覚ですが、ビーコン受信で -6dB 位は悪か
  ったと思います。
    逆の組み合わせにする(QRV 用の耳を良くする)べきだったかも知れません
  が、トラポンが ON になるのは遠地点付近でビーコンのデコード率があまりあ
  がらないと予想しました。テレメトリを同時監視するのは、U-AGC 値等を確認
 したいからで、そのためには CRCC OK のデータが必要です。と言う訳で、受信
  能力の高いシステムでビーコンを捉え、QRV は「あまりもの」の設備で挑戦し
  た事になります (^^;)。

    なお、これについては昨夜、某氏から「2系統用意しなくても、2880 の出力
 を2分配して2台の 2m 受信機につなげばいい」とのアドバイスをいただいて
 ました。確かに、分配損失を考慮してもこの方が有利ですが、帰宅が遅くて分
  配機構が準備できませんでしたので、今回は断念しました。


2. QRV 時間と交信実績

    深夜帰宅して翌朝また7時に出勤、と言うハードスケジュールですので、や
  むを得ず QRV 時間は削りました (--;)。

    23:45 ビーコン受信開始
    23:57 テレメトリデータでトランスポンダ on を確認
     0:09 435.596->2401.400 でループテスト成功。20W で 419。
          引き続き VVV DE JF6BCC を打ちつつ、テレメトリの AGC 値を監視。
     0:11 JA0BBW 局から呼ばれ 419-579 で交信、20W。ただしこちらの見では、
          JA0BBW 局の信号が私の信号よりわずかに強い程度で聞こえる。もらっ
          たレポートが 579 とは、こちらの受信能力不足は明確だ (--;)。
     0:17 JA1BLC 局から呼ばれ 419-559 で交信、20W。同様に相手の信号の方が
          強い。
     0:20 VVV から CQ に切り替え
     0:28 JH1NPQ 局から呼ばれ 419-559 で交信、15W。相手の信号は自分の信号
          より若干強いか同じ程度。ううむ、自分の耳は相当悪いぞ…。
     0:30 CQ を停止しワッチに入る。
     0:33 2401.352MHz 付近で SSB の交信を確認するが、RS 21〜31 程度で聞き
          取れない。
     0:36 2401.347MHz で JK1DVX 局の CW の CQ を見つける。
     0:38 JK1DVX 局と 419-569 で交信、15W。
     0:41 JK1DVX 局との交信終了後、JA6BX 局から呼ばれたように聞こえたが、
          確認できないまま、JK1DVX-JA6BX 局間の QSO が始まった。
     0:45 JA6BX 局が気づいてくれるかもと思い、少し上の 2401.350MHz で CW
          で CQ を出す。アップリンクは 435.642 で 15W。
     0:48 JA6BX 局から呼ばれ 519-539 で交信。
     0:56 2401.367MHz で VK? 局が ZL1AOX 局と交信しているのを RS 31 程度
          で受信、しかし ZL1AOX 局の信号は聞こえず。
     1:00 QRV を断念し就寝。ビーコン受信は放置して継続。
     2:00 目覚ましに起こされ、アンテナの方位を修正。
     3:00 目覚ましに起こされ、アンテナの方位を修正。
     4:39 目覚ましに起こされる。ビーコン受信の周波数ロックが外れていた。
          アンテナ方位と周波数を調整してビーコン受信を再開。ついでに 2401.400
          でループテストを行うが弱い。
     5:50 起床、眠い。ビーコン受信の周波数と方位を再調整、ビーコン強度がか
          なり強力になっている。
     6:00 2401.373MHz で JA4GVA 局の CQ を受信、呼ぼうとループテストを試み
         るが、返りがかなり弱い。テレメトリを確認すると AGC > 10dB とかなり
         かかっている。
     6:08 (周波数メモなし) JM1KVW 局の CW の CQ を確認。
     6:10 2401.398MHz に、435MHz 帯の違法 FM 局のものと思われる FM 波のダ
          ウンリンクを確認、これが AGC > 10dB の主原因か?。
     6:12 (周波数メモなし) JH1QKG 局の信号を確認。
     6:14 2401.396MHz で SSB の信号を確認するが、コールサイン聞き取れず。
     6:18 435.595->2401.415 で CW で CQ を出す。20W だが衛星は仰角 55 度、
          実質出力は 5W と言うところだろう。自分の返り信号は 519 程度。
     6:22 JA4BLC 局から呼ばれ 519-559 で交信。相手の信号は自分よりわずかに
          強い程度。
     6:30 出勤準備のため QRV 中止。ビーコン受信はギリギリまで実施する。
     6:45 S2-MB の信号に FM 変調らしい信号がカブって、テレメトリのデコード
          に支障を来していた。違法 FM 局の信号はかなり強いようだ。
     6:50 ビーコン受信中止。


3. テレメトリデータ

    遠地点近くから比較的良好に受信できました。途中、寝ている間に衛星が移動
  して信号強度が落ち、AO40RCV のロックが外れてしまいましたので、かなり取り
  こぼしがありますが、1422 ブロックを受信し、うち 758 ブロックが CRCC OK で
  した。

  M  QST AMSAT OSCAR-40       ***UPDATE***            2001-05-04  
        Magnetorquing to ALON/ALAT=0/0.  Beacon off MA = 4-50     
       Experimental U/L1 ->S2 transponder activity MA = 136-240   
        Transponder activity may be interrupted for testing!!!    
                                                                  
           The AO-40 team would like your telemetry files!        
   Please "zip" compress your daily telemetry files and e-mail to:
                     ao40-archive@amsat.org                       

  A  HI, THIS IS AMSAT OSCAR-40       2001-05-07  21:47:39  #0139 
  +--------------------------------------------------------------+
  | ALON/ALAT=30/5, EXPERIMENTAL U/L1->S2, MA 136-240, AVOID MB! |
  +--------------------------------------------------------------+


  No.2 に続きます。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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