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[jamsat-bb:8336] AO-40初交信に成功!


JF6BCC 今石です。

  AO-40 経由 Mode-US での初交信に成功しました。

  5:30 に起床し、アンテナの方位と仰角を合わせ、周波数をビーコンに合わせな
おしました。ビーコンは S5 程度で強力です。と、5:48:18、ビーコン周波数を横
切って誰かのループテストの信号を確認!、こういうマナー違反をしてもらっては
困るのですが、トラポン ON をこれで確認しました。
  ビーコンのテレメトリで IF Matrix をチェック、確かに U/L1 が S2 に接続さ
れています!。

  テレメトリの受信を継続しながら QRV したかったのですが、衛星の方位が悪く、
仮設台からだと1本のアンテナでしか衛星が見えないギリギリの位置でした。幸い、
CRCC OK のブロックが連続して取れるようになったので、5:50〜6:20 の 30 分間
だけビーコン受信を中止し、マキ 29ele + LNA + 標準改造 2880 をダウンリンク
に、IC-821 をアップリンクに、ループテストを試みました。
  ループテストはバンドの下限近く、周波数は 435.759->2401.235 を目標にし、
5:54 に 20W でループに成功しました。アップリンクは少し高めの周波数になりま
したが、返りはカスカスでした。58,000km 先からの、非常に遅いタイムラグのエ
コーは初体験ですね。
  この時のアップリンクは 20W ですが、25 度仰角固定の FM 衛星用6エレ八木に
よるものです。衛星が仰角 50 度近辺に居ることから利得は -3dB 程度で、実質的
には 10W & 6エレでのアップリンクと考えるべきでしょうね。

  ループテストに成功した後、バンドをサーチしましたところ、ダウンリンク帯で
ビーコンより上側で、JA1BLC-JA1VDJ (2401.357)、VK2DAG-JA0BBW (2401.365) の
CW の QSO を確認しました。信号はいずれも 519〜539 程度で、S5 振っているビ
ーコン信号の強さからして、丁度 -13dB あたりにうまく収まっているようです。
 なお、5:45 頃のテレメトリデータでは U-AGC は 5dB 前後、6:29 では 5.7dB〜
8dB あたりで、過大のアップリンクは発生していないようです。

  6:03〜6:08 に、CW で CQ を出していた JA1BLC 局を呼び 539-539 で交信成立!。
6:10〜6:20 には 2401.371 付近で、10W に落として CW で CQ を出しましたが、
応答はありませんでした。テレメトリデータの取得もサボる訳にはいきませんので
6:20 にビーコン受信に戻しました。
  ビーコン受信に戻した後も、MA=157、58,400km の彼方からの信号は良好で、CRCC
OK のブロックが多く取得されています。この調子であれば、MA=240 になるまでに
かなり良好に通信できるようになると思いますが…さて、私はそこまで受信を継続
できるかどうか… (--;)。

  ともあれ、何とか AO-40 経由の初交信に成功いたしました。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
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