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[jamsat-bb:8120] 本日04/20のFMアナログ衛星ほか


JF6BCC 今石です。

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  AO-40 のビーコン受信設備を稼動状態にし、周波数を、Calsat32 が計算した
3:30 頃のドプラーシフト量に合わせて 2401.338MHz 近辺にしておいたのだが、
ふと目覚めた 3:40 に確認するが、その周波数に信号が無い。上下を探ってみ
ると 2401.349MHz で S2〜3 で確認、33,000km の彼方で MA 222.2 だ。こんな
遠くでも聞こえてくるんだなと感激。
  FT-817 の周波数を合わせると AO40rcv がドプラーの自動追尾を開始。ちゃ
んと信号周波数に向かって周波数を変えて行くところが面白いが、時折1〜2KHz
ほど飛んでしまうことがあり、3:50 には一度ロックが外れてしまった (^^;)。
寝ぼけた頭では、ビーコンの周波数が飛んだのか、リグの周波数が大きく動い
たのかまでは未確認、でも、ビーコン周波数の変動要因はみあたらないので、
AO40rcv のビーコン信号の検出処理の関係で、ドプラーシフト補正の量がおか
しくなることがあるのだろう。
  最初のテレメトリブロックは 3:41 に受信がかかったが、CRCC はエラーだっ
た。アンテナの方位があまり変わらないことを利用して、その後 FT-817 を
AO40rcv の自動補正に任せて就寝。5:50 に目覚めたときには信号は既になく、
取得したテレメトリデータは 4:17 が最後で、あまりうまく追尾できなかった
ようだ。30 ブロック取れていたが CRCC はみな NG。信号が十分に強くない場合
は、ドプラーシフトの自動補正はアテにできないな。やはり監視は必要か。

  20:39〜20:53 に UO-14 の東向け最大 33 度の北上パス、AOS すぐに強烈な
無変調と言うか何というか…、妨害にしちゃ変な感じだ。JH0TOG, JA3CG, JI1OWP,
JA4HZN, JA1RNJ 局と交信、JA4HZN 局へは明日の津山入りの挨拶をする。パス
の後半に JR8WWS, JG1WWB 局を受信、JG1WWB 局を呼ぼうと思ったが、タイミン
グ悪く衛星は建物の影に沈んでしまった。
  パスの後半、某OM局が延々とCQを繰り返すのに閉口。東向けパスならう
ちより良く見えているはずだが、全く受信できていない様子で、他の局の信号
の上からCQをかけてくる。とてもじゃないが呼ぶ気にならない。途中、トラ
ッカー?の違法局同士が「メールアドレス変えたほうがいいよ」と言っている
のが聞こえた。変えなくていいよ、アドレス言えよ、ボム送りつけてやるよ、
と言いたい。

  21:51〜22:01 に南東向け 40 度の ISS のパス、FO-29 と重なっているが ISS
の方に出ることにした。後半を狙って 145.800MHz をワッチしつつ、間欠的に
145.990MHz で UI パケットを送信。
 運用を開始してハタと気がつく。145.990 は FO-29 の帯域内だ。ってこと
は、地上から 145.990 で送出したパケットが、FO-29 で 435.810 付近に変換
されて降りてくるかも知れないってことじゃないか?。さっそく IC-821 のサ
ブ周波数で 435.805 付近をサーチ、お、それらしい間欠的なバースト音が聞
こえるぞ。…でも、そんな始終聞こえているって状態でもないなあ。
  結局、自分の UI パケットも含め 145.800MHz では(トラッカーの信号がガ
サガサ聞こえる以外は)何も聞こえず。また FO-29 のダウンリンクに自分の
パケットが乗ったかどうかも確認できなかった。今日もたぶんお休みだったん
だろうな。

  22:19〜22:32 の UO-14 は西向け最大 24 度の北上パス、22:22 にようやく
ループが通り JA6BX, JR6LDE, 7N4AVW, JA6AVT 局と交信。JA6AVT 局から呼ば
れた直後に VR2YYW 局の CQ を確認し、一旦どうしようか迷ったが、とりあえ
ず JA6AVT 局との交信を済ませることにした。が、その後も JI1KOQ, HL2JFM
局と沢山の交信が続き、とうとう VR2YYW を呼ぶヒマが無いまま衛星は山影に
消えてしまった。

  22:19〜 に AO-10 のチャンス、UO-14 のあとこちらに QSY。が、ループテ
ストの信号が微かに返って来たのが 22:34、その後 22:43 あたりまで CQ を
出すが応答なし。18,000km も離れていて、しかも QRH が強く、こりゃ無理だ
ろうなと断念。145.900 で 9V1XE 局が誰かと CW で交信しているのを受信、
彼の送る文字の中に VQ9NL とあったが、誰と交信していたのかは未確認。
  しばらくメールを書いていて、22:56 に再挑戦、と、ループテストが割と良
好に返って来たので CW で CQ を出す。23:05 に JH0TOG 局から応答があり、
419 を送ったのだが…送っている途中で信号が消えてしまった・その後 23:16
に信号は回復したが JH0TOG 局を確認できず、そうこうしているうちにまた
23:20 に信号消失、かなり不安定だ。明日の準備もあるので 23:20 に QRT す
ることに。
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  FT-817 & AO40rcv によるドプラーシフトの自動補正機能を、実際に使ってみ
ました。帯域内のビーコン信号を検出してそこに向かって周波数が補正されて
いく様は、なかなか面白いものでした。

  ところで、期待していた周波数より 10KHz ほど高い周波数にビーコンがあっ
た事ですが、コンバータの周波数変動の可能性が無い訳ではありませんが、過
去のビーコン受信でも、聞こえ始めの周波数が予想より数 KHz は高い、と言う
傾向がありましたので、実際に高いんだと思っています。たんなるズレであれ
ば、LOS 直前の周波数も同じだけズレていてしかるべきですが、こちらは Calsat
32 の計算結果とピッタリ合うことが多いんですよね。
  CALSAT32 がドプラーシフト量の計算に使っている周波数が 2400MHz で、実
際のビーコン信号との間には 1.3MHz の差 (+0.054%) があるためではないか?、
と言う気もしたんですが、であればドプラーシフトの相違も +0.054% でしか無
いはずで、+15KHz が +25KHz になるほどの大きな違いにはならないように思う
んですよね (^^;)。コンバータの周波数安定度の高い方、この辺はどんな感じ
なのでしょうか?。

  いよいよ明日は津山の総会ですね。日帰りは残念ですが、参加される皆さん
に会えるのを楽しみにしています。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
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