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[jamsat-bb:7985] Re: 無線LANについて


JF6BCC 今石です。

# HDD 交換後もどうも不安定…やっぱ買い換えか? (--;)。

At 2001/04/07 06:15:32 OZAWA wrote:
>  無線LANは、電波法改正以前は1チャンネルしか利用出来ませんでしたが
>  改正後、14チャンネル利用できるようになりました。
>  2.4GHZは2種業務ですからアマチュアとそれ以外共存しなければなりま
>  せんが2400MHZから2500MHZの広域周波数がこのチャンネルの割り
>  当て周波数となります。具体的には以下のようです。
> 
>  チャンネル      中心周波数(1チャンネルの帯域幅22MHZ)
>    1          2412
>    2          2417
>    3          2422
>    4          2427
>    ・            ・ 
>   13          2472
>   14          2484
>              *13チャンネルまでは、5MHZずつ増えます。

  CQ誌 2000 年12月号 p.51 の表によると、それぞれのチャネルの周
波数帯域は±8MHz となっていて、下限は 2404MHz になっています。もっ
とも確か、SS方式ですから、実際にはこの帯域内に「全エネルギーの何
十%がある」とかの考え方になるので、通信に障害がでるようなレベルで
もっと下まで広がっているのではないか、と言う気もします。
  また、CQ誌 2001 年2月号 p.66〜 の JA3VAP 水島さんの記事による
と、東京での 2400MHz の定点観測データのピークは 2464MHz 付近にピー
クがあるようです。計測データが 2430〜2500MHz なので、衛星バンドで
ある 2401MHz 付近の状況はちょっとわかりませんが…。

  ところで、以前、ドレーク 2880 の改造用に東光の誘電体フィルタを探
した際、2.4GHz WAN 用の製品として次のようなドキュメントを見つけま
した。

チップ誘電体一覧
http://www.toko.co.jp/products/ctlg/index.html

アメリカ向けデータシート
http://www.toko.co.jp/products/ctlg/dielectric/pdf/tdf-24usa.pdf

日本と欧州向けデータシート
http://www.toko.co.jp/products/ctlg/dielectric/pdf/tdf-24jpn.pdf

  で、これを見ると、USA 向けは 2450MHz が中心周波数であるのに対して、
日本と欧州向けは 2484MHz (2442MHz も) 中心がになっているんです。と
は言え、日本の新規格の周波数は 2448MHz が中心なので、多分、2442MHz
の製品だけが日本向けで、2484MHz の製品はヨーロッパ向けなんでしょう
ね。
 ってことは、欧州の WAN 周波数帯は日本やアメリカより高いところに
あるので、日本やアメリカほどSバンドの混信が深刻にならないってこと
かも。

> 実際に私の住んでいる地域で聞いた状況(都心から北西約20KM)によりま
> すと2424MHZ以上の周波数では、ひどい状況で、Sメ−タ−でS9以上で、
> 当然QSO途絶します。

  私の居るところは地方都市の、さらに低層住宅街ですから、多分そうい
う影響はほとんどないとは思うのですが、工場地帯も近いので、GPアン
テナなどで観測してみれば、結構影響があるのかも知れませんね。もっと
も、145MHz ですら閑古鳥が鳴くような現状で、2400MHz 帯を使っているハ
ムがどれだけ居るかな?(果たして居るのかな?)と言う気もしますが…。
  また、ADSL やら WAN やらで、インターネット接続環境を整えた高層マ
ンションが今後増えることを考えると、田舎だからってのんびり考えてい
る訳にはいかないのかも…。

では。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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