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[jamsat-bb:7354] LOS前のAO-40のビーコン受信に成功


JF6BCC 今石です。

  今までは「アンテナがそっぽ向いているから無理だろう」と思っていた、
LOS 前の AO-40 の S2-MB 受信ですが、マキの 29 エレループが届いて受信
能力が(きっと)向上したので、試に受信してみる事にしました。
  本日 1/27の 〜12:57 のチャンスで、使用したのはドレーク 2880 コンバ
ータの改造品ユニットCで、昨夜、IF への 22pF 追加、BPF 延長、入力への
1/4 波長シャント回路付加の改造を行ったものです。これに 29 エレループ
を仮設台に紐で括り付けて仮に固定した上で、直接接続し、5C-FV 7m で IC
-821 に接続しました。天候は雨で、かなり強く降っていることから、2.4GHz
の伝播にはかなり不利だと思います。

  まずは 11:24 (MA 230.6) の 26,400km での位置で一回挑戦、しかし案の
定、何の信号も確認することができませんでした。

  次に 12:35〜 に受信開始、次のような結果となりました。

  JST   MA    距離       信号
  12:41 247.8 10,300km   0〜1   400bpsBPSK音を確認、QSB激しい。
  12:43 248.3  9,890km   1/QSB  
  12:46 249.1  9,260km   1/QSB  IZ8BLYデコーダ上に線が現れ始めた
  12:50 249.9  8,690km   1/QSB  
  12:53 250.6  8,300km   2/QSB  
  12:55 251.0  8,130km   2/QSB  AO-40が建物の影に入ってしまった

  姿勢と雨天が影響したのだと思いますが、信号強度は弱く、QSB も激しく、
IZ8BLY デコーダでは結局1回も同期がかからないままでしたが、耳ではち
ゃんと信号が聞こえました。
  また、29 エレで実際に受信してみて、指向性がかなり強いことが実感で
きました。10ele や 20 ターンヘリカルでは、それらしい方向に向けてさえ
いれば良かったのですが、29 エレだと、ちょっと動かすだけで信号強度が
かなり変わってきます。AO-40 の実運用では、AO-40 はもっと離れた場所に
あるので問題ないのでしょうが、近地点付近で衛星の動きが早い時には、ド
プラーシフトの補正も必要で、手動追尾だと大変です (^^;)。

  明日 (1/28) 朝 9:05〜 に MA 12 からの AOS がありますが、方位が 252
度で自宅から見えないことと、外出の予定があるので、受信は無理そうです。
明後日 (1/29) 早朝の 3:23〜 に MA 4 からの AOS があり、こちらは位置
的に良さそうなので挑戦してみたいと思いますが、起きられるかどうか (^^;)。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
  jf6bcc@jarl.com
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
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