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[jamsat-bb:7218] Re: ドレーク2880の修理品について(Re:水晶)


JF6BCC 今石です。

At 2001/01/17 23:30:56 Yoshihiro Imaishi wrote:
>   それと、一昨日にサトーパーツから HEMT が届き、また某局のご好意で
> 修理用のチップコンデンサをお譲りいただいたので、壊れていたもう1つ
> の 2880 の修理(FET 交換)も行いました。で、交換直後には簡易SGか
> らの信号を問題無く強く受信していたのですが、前記の改造後のテストそ
> の他でケーブルを接続したり外したりしているうちに、動作しなくなって
> しまいました。あれれ?。

  本日、調査しました。室内では問題ないが、アンテナに組み付けて屋外に
出すと動作しなくなるので、温度、もしくはフタを締め込む圧力によるもの
かと見当をつけました。で、フタをかるく締めた状況では屋外に数十分置い
ていても問題なかったところが、アンテナに取りつけるためにUボルトをネ
ジ込んだところで、動作が止まってしまいました。
 実は、この修理品ユニットに使っている水晶は、オリジナルのものよりほ
んの 0.4mm ほど高いのですが、故障するまでは不都合がなかったので、フタ
の加工などせずにそのまま締めこんでいたのです。たぶんギリギリの状態だ
ったのでしょうね。それが、アンテナへの取りつけできつく締めた際に、水
晶ケースで基板に圧力がかかり、それが何か悪さをしたのではないか、と…。

  で、結局、フタの水晶に当たる部分を、ヤスリで削り込みました。鉄製の
フタですからなかなか削れず、グラインダがあればなぁ、と思いながら渾身
の力をこめて、ほんのコンマ数ミリほど (^^;) 削りました。組み直してみ
たところ、Uボルトを締めこんでも今度は動作は停止しませんでした。何と
かギリギリのヤバい状態は脱したようですが、やはり手抜きは禁物ですね。

  修理のついでに、静電気対策として、入力のNコネのセンタピンから基板
のアースへ、1S1588 スイッチングダイオードを2本、互い違いの極性で配置
しハンダ付けしておきました。内部のシールドケースが取りつけたダイオー
ドに干渉するため、その部分だけヤスリで削りましたが…このシールドケー
スって、樹脂のケースにちゃんと金属メッキ(カバー?)をかけた、しっか
りした代物なんですね。
  これで直流非接地のアンテナを接続しても、静電気は GND に逃げてくれ
ますから、少なくとも静電気でアンプが破壊されることは再発しないはずで
す。スレッショルド電圧以下の場合に現れる静電容量が 2.4GHz 入力に対す
る影響が気になるところですが…、ま、それはいずれ検証するってことで…。
で、この修理品ユニットには 20 ターンヘリカルアンテナを組み合わせて、
実験用のアンテナ支持台に、新規ユニット + 10ele と並べて配置すること
にしました。

  次の AO-40 のチャンスは 1/21(日) の 6:30〜 ですが、そこまで待つの
も何なので、今夜 2:22〜2:32 にある UO-11 のパスで、LOS 寸前の 2:30
頃から、試験用アンテナ台の位置から見える、127〜143 度方向に衛星が来
ますので、ここでちょっと試してみようかと思います。起きれるといいで
すが… (--;)。
  もっとも、2:30〜31 のわずか1分間だけで -16KHz ものドプラーシフト
の変化があるので、追うだけでも大変で、2つのコンバータの特性比較試
験まではできないかも知れませんね。一応、修理品のほうの感度が十分あ
るかどうかを主眼に、調べてみたいと思います。

  さて、何とかこれで落ち着いて欲しいものですが…。あ、いやいや、ま
だ、FHX14LP に交換したもう1台の修理品の感度不足の問題がありました
っけ。まあ、あれば 2.4G の SG にするつもりなので、このまま修理しな
くてもいいかな、と思ってます、Hi。

では。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
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