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[jamsat-bb:6626] Re: 435MHz Trap


JF6BCC 今石です。

At 2000/12/07 10:45:06 Fujita Tadayoshi wrote:
> >用途は 2.4ghz Pre-amp.に435mhz UP-Linkの回り込み防止に
> >入れるものです。
> >L,Cを直列にして、435Mhzに共振させ、GNDに逃がすものです。
> >Amp.の入力側にいれます。
中略
> CQ hamradio 2000/6月号付録CD-ROM に入っている、下記のソフトで計算し
> ました。
中略
>             <--- コイル寸法(mm)-->
> 容量C(pF)   直径D   長さW    巻数N   L(uH)    共振周波数MHz
>  3          6.5     3.0      2.5   0.04397    438.2
>   3          5.0     4.5      3.5   0.04467    434.5
>   3          4.0     5.5      4.5   0.04382    439.0
> 
>   5          5.0     3.5      2.5   0.02673     435.3
>   5          4.0     3.5      3.0   0.02675     435.2    

  すばらしいデータをありがとうございます。

  ただ、私としてはやはり 1/4 波長の同軸トラップをお勧めします。
と言うのは、2.4GHz 帯において、集中定数回路で作った部品がどの
ような挙動をするか不安だからです。
  上のデータシートにあるコイルの計算には、浮遊容量の影響などは
考慮されていないですよね。2.4GHz ともなると、コイルの線間やコ
イルと周囲の回路との間に発生する浮遊容量が、無視できなくなると
思います。その結果、435MHz でうまくトラップはしてくれるんだけ
ど、2.4GHz の感度が著しく下がってしまった、と言うことが起きそ
うな気がするんですよね。

 幸い、435MHz と 2400MHz は高調波関係になく、例えば 1/4 波長
の同軸トラップは 2400MHz では 1.38 波長となり、短絡も開放もし
ません(Zを乱す原因にはなりますね ^^;)ので…。同軸の波長短縮
率を正確に測定できさえすれば、こちらの方が安心できると思います。
場所を取るようなら巻けばいいですし。

では。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
  jf6bcc@jarl.com
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
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