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[jamsat-bb:6615] Re: [jamsat-bb:6590] Re: 2400 MHzビーコン周波数変動
今石 さん、
私の感覚的(高等数学的では無い)理解と少し違う点があるので、
敢えてコメントしてみます。
> え〜、そんなに大きな変化になるの?、と思って、試算してみるこ
> とにしました。
> 衛星のスピン軸からSバンドのアンテナが 1.5m 離れていたとして、
> 衛星が 6.3rpm で回転し、観測者が衛星のスピン軸の真横から見てい
> たと仮定して、Sバンドのアンテナが遠ざかる速度と近づく速度の差
> を計算してみます。
>
> # 仮定に使った数値が妥当かどうかは、突っ込まないで下さいね。
>
> (1) 半径 1.5m -> 円周 9.42m アンテナは1周でこの距離を移動。
> (2) 6.3rpm -> 1分間に 59.3m 移動 -> 0.99m/s が円周上の移動速度
> (3) 遠ざかる場合と近づく場合との差 = 2 x 0.99 = 1.98m/s
仮定はそのままとして、観測者から見たアンテナまでの距離の変化は
スピン軸からアンテナ迄の距離(1.5m)の2倍(3.0m)を毎分6.3往復して
いることになりませんか? もちろん円運動を横から見ているので、時間
に対して距離の変化はサイン関数になると考えますが・・
> 今朝の MA 20 時点での AO-40 と観測点(福岡)の相対速度は 4.04km/s、
> つまり 4040m/s でした。4040/s に対する 1.98/s は 0.049%、この時
> Calsat32 が計算した 2.4GHz のドプラーシフト量は -32.36KHz でし
> たから、その 0.049% は 15.86Hz になります。
計算の便宜上既知のドプラーシフトを使われたと理解しましたが、
この現象での周波数変動算出には、衛星自体の運行に伴うドプラーは
無視できると、私は考えます。 例えば、静止衛星(観測者から見て
静止して見えている場合)でも、この現象は発生すると考えますので。
従って単純に、3mの距離を1分間に6.3往復する物体から発信された
2400MHzの信号のドプラーを計算すればよいのでは無いでしょうか?
そして、アンテナが近づく時と、遠ざかって行く時とで、耳で聞いたドプ
ラーが加算されてQRHは2倍になると考えます。
同じ仮定で私が計算したところでは、+/-2.5Hz つまり 5Hz のQRHが
毎分6.3回観測されるとなりましたが、 実際にはもっとアンテナが離れ
ているんですかね? W4SMは数十Hzと言ってますから・・。
何か、勘違いがあったら教えて下さい。
ついでに思い出したのは、あの「ねずみ取り」もレーダーでドプラーを
観測して、スピード違反を捕まえているんですよね。
73,
JA6BX 江 崎 昌 男
<ja6bx@jamsat.or.jp>