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[jamsat-bb:6554] 本日12/02のFMアナログ衛星ほか


JF6BCC 今石です。

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  今朝も AO-40 の S1-EB 受信に挑戦。起動要素 #16 と #29 で計算
した AO-40 の AOS 時刻に 30 分もの違いがある。安全を取るには 30
分早めに行動を…、って、#29 で計算した AOS は 4:25 だぜ、また
そんなに早起き?。とほほ。
 で、案の定寝坊 (--;)。5:10 に目覚め、慌ててインターネットに
接続してメールを確認しつつ受信準備、スケジュール変更の話は入っ
ていないようだ。5:15 位から受信を開始するが、まだ信号は聞こえ
ない。5:22 頃に信号を確認、144.454MHz だから 2400.574KHz かな。
Sは2くらいで前2日間より強いが、時々数百 Hz ほど飛ぶ QRH が
ある。AMSAT-bb に書いてあったマグネトルカの動作によるものか?。
信号はだんだん弱くなり 5:49 頃に見失った。
  この結果から見て、#29 は外れ過ぎている。#16 で計算した結果よ
り衛星は1分早く動いている、というあたりが妥当か?。今日の LOS
は 15:39(#29) または 16:11(#16) と Calsat32 が言っているので確
認しなくては。

  続けて 6:07〜6:17 の ISS を狙う。船内時間は金曜夜 21:00 だか
らアマ無線の運用があるかと思い、145.800 と 143.625 を交互に受信
していると、6:09 頃に 143.625 で強力な信号を確認、ISS からのロ
シア語の業務通信だ。受信しながらも 145.800 を時々聞くが QRV は
ない。まあ追加の、太陽電池モジュールが届かないうちは、電力事情
も悪いし、第一、こんな時間まで業務通信をしているってことは、次
の貨物便の受け入れ準備で忙しくて、アマ無線どころではないのだろ
うな。
  連日の4〜5時間睡眠では体が持たない、ベットに入って2度目の
就寝。8:20 に目覚める。

  8:32〜8:40 の UO-14(東4度)と 8:37〜8:51 の AO-27(東22度)
が重なってやってくる。まずは UO-14 に挑戦、しかし自分の信号が
全く返らない。聞こえてくる局もない。8:39 までがんばったがお手
上げ、AO-27 の周波数に変更。
  AO-27 では JH1VBQ の CQ がクリアに聞こえている。が、自分の信
号がまたもや返らない。何度か呼ぶがダメ、そうこうしているうちに
パスは後半に。返り信号が無いのは TEPR 5 のせいか?。

  10:09〜10:24 の UO-14(東71度)と 10:17〜10:31 の AO-27(西
36度)がまた重なっている。UO-14 から挑戦、7L1FPU, JA6BX, JO1FEF
局の信号がかなり明瞭に入ってくる。が、自分の信号がまた返らない。
電波が出てないんじゃないかと思ったが、パワー計は振れている。何
とかカケラを拾ってもらって JA6BX 局から応答があったが、レポー
トが相手に届かなかった。
  10:19 に AO-27 の周波数に変更、ビームをえっちらほっちら向け
なおす。7L1FPU 局の CQ が明瞭に入るが…だめだ、自分の声が返ら
ない。それでも先ほどの UO-14 よりはマシで時々返ることもあり、
JA6BX 局と何とか交信できた。その後 10:20 頃まで JA6BX 局の CQ
が聞こえたが、以後聞こえなかったのは CQ が出なかったのか、そ
れとも中継機が off になったのか?。

  10:47〜11:05 の RS-12/13 は東向け最大 61 度の絶好のパス、ピ
コ 21 の 2W と CW で CQ を出す。ビーコンは 519〜559 で強力、自
分の返り信号もピーク 539 位で良好、…しかし応答がない、時々ほ
かの周波数も回って見るが、地上波の信号も聞こえなかった。

  11:50〜12:01 の UO-14 は西向け最大 12 度、自宅からではまるで
見えないし、今朝の2パスの結果を考えると無駄な気がしたので QRV
しなかった。12:34〜14:48 の RS-12/13 も西向け 16 度、西側がだ
メだと楽しくないなあ。
  13:30〜 ちょっと外出。16:00 には帰る予定だったが遅れて 16:15、
AO-40 は LOS した後だった、残念。

  16:27〜16:42 の SO-35 は久しぶりに東向け 41 度のパスだ。自宅
から 10W & 6ele で QRV、16:30 に衛星が山影から抜け信号が入る。
JA6BX, JA3NAS 局の交信が聞こえた。JA3NAS, 7L1FPU 局と交信、そ
の後 JA7CIA 局を呼ぶが、レポート交換まで至らず。他に JI1OCJ, 
JA7JSK 局を受信。「ワンツーワンツー」と延々くり返すのが居て煩
い。
  仰角が高い間は受信アンテナ(水平偏波)との相性が悪いのかほと
んど取れない、衛星が南の空に移った後も弱く、パスの後半は垂直偏
波気味だったようだ。ようやく受信できてみると、UA0FC 局が CQ を
出していた。しばらくすると 4F2KWT 局も QRV、フィリピン〜極東ロ
シアのパスはごくわずか、と黙ってワッチ、しかし残念ながら交信に
は至らなかった模様。JN1GKZ, JA4GVA 局の信号も聞こえたが弱い。 

  19:47〜19:56 の UO-14 のパスは東向け最大6度、昼と違って夜な
らそこそこ声が通る。JA3HO 局が JK7UKC 局を呼ぶ声から入感、今日
は FT-817 で受信しているが、ドプラーシフトを考慮しても、若干周
波数が低めに聞こえる。衛星からの発信周波数が 435.067 あたりに
ある感じだ。JA3HO, JN7EXM, JI1OCJ 局と交信、JR4BLC, JA3CF 局を
受信、それと誰かに呼ばれた気がしたがコール確認できず。19:53 に
衛星からの信号が確認できなくなった。

  20:43〜20:50 に FO-29 の、東向け3度の低いパスがあり、FT-817
で受信、ビーコンが弱い。JI1OCJ 局の CW の CQ を 435.830 あたり
で確認、ずっと聞いていたが誰も応答しなかった。
  21:02〜21:12 に ISS のパス、船内時間は土曜のお昼。143.625 と
145.800 を両方ワッチするが、入感なし。

  21:23〜21:38 の UO-14 は東側最大 70 度のパス、自宅から 10W
で QRV。昼間のパスは全く声が通らなかったが、今夜は通る。業務運
用の多少以外にも原因があるに違いない。JA6BX, JA3NAS, JA3CF 局
と交信、7L1FPU, JR3FLT(P?) 局は呼んだが交信に至らず、他に JR4XME,
JO1FEF, 7K4GUR 局を受信。衛星の仰角が 60 度以上にある間はほと
んど受信できず。
  21:29 頃に HL2J… とチラっと聞こえたが、仰角が高くて受信が
不安定だったため確認できず。21:33 に衛星は建物の影へ。FT-817
の周波数がズレているのでなければ、やはり衛星からのダウンリン
クは 2〜3KHz ほど低めに思える。5KHz ステップの TM441 や C-501
で受信していた時も、何となく「低くなるのが早いな」と思っては
いたのだが…。

  22:25〜22:40 に FO-29 のパス、22:30〜22:45 に RS-13 のパス、
SSB/CW 機は FT-817 しかないし、144/430 のアンテナも一つのロー
タで同じ方向しか向かないので、FO-29 から順番に受信。ビーコン
は 519〜559 で良く聞こえる。JA1XTF 局の SSB の CQ、JR7MAZ 局
の CW の CQ、JE2UAZ 局の SSB の CQ を確認。呼べればなぁ…。
  22:33 に RS-13 受信に切り換え、ビーコンが強く 559〜579、あ
ちこちで通常の交信が聞こえる。JA5FNX 局の CW の CQ、コールは
確認できなかったが SSB で誰かが「今 RS-12 を使って衛星通信を
している」と説明している声などを確認。ピコ21でアップリンク
を試みてみたが、返り信号が確認できなかったので断念。22:42 に
衛星からの信号が途絶えた。
  22:38〜22:47 には ISS のパス、ああ忙しい。北向き 25 度なの
で建物の影になるが、船内時間は土曜の 13:38〜 でアマチュア無線
の運用を期待して 143.625/145.800 を交互に受信。すると 22:43
頃に 143.625 で信号を受信、しかしいつものロシア語の声ではな
く、データ通信の音だ。1200bps FSK より早く感じるパケットの変
調が 2.5 秒間隔(一定せず)で 0.5 秒ずつ聞こえる。音の感じは
昔聞いた 2400bps PSK に似ているが、アメリカの会社が提供して
いる 2400bps パケットの衛星ネットワークの機材と同じものかも
知れない。一応録音はしたが、雑音まじりなので、後から聞いても
よくわからない。145.800 の方は信号は入らなかったが、QRV が無
かったのか、受信できなかっただけなのかは不明。

  23:05〜23:16 の UO-14 は西向け最大 11 度のパス、今日は一杯
聞いて一杯書いたので疲れた (^^;)。この日記をとっとと上げて寝
よう。
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  今までも、昼間の UO-14 の成功率の低さは感じてましたが、今日
はコテンパンにやられました。特に何かの QRM がある訳ではないよ
うで、強い局のアップリンクは、FM 特有の抑圧時の「ピー」と言う
音もなくもしっかり聞こえていました。日中の地表からは 145MHz 付
近に膨大な輻射があって、それがUO-14 の受信を飽和させているのか
も知れませんね。AO-27 もおそらく同様で、ただ、AO-27 は UO-14
よりも受信帯域が狭い分だけ、成功率が上がるのかも知れません。
 とは言え、パワー競争の北米大陸でそれに気がつかないのは理屈
に合いますが、それでもハンディ機とアローアンテナ程度の設備で
AO-27 にアクセスできている局が居ると聞きます。北米大陸とアジ
アとでは、145MHz 近辺に存在する地表からの輻射の量にも、かなり
の違いがあるのかも?。
 夜の UO-14 へのアクセスでも、昼間と似たようなパスで、昼間と
全く同じ設備でやっても、結果が著しく違いますね。業務や違法局
の混信以外に、もっと大きな割合で、昼間の 145MHz のアップリン
クを阻害している要因がありそうです。

 こう考えると、昼間の運用はやはり Mode-B がいいのかも知れま
せんね。違法局・業務局の混信については Mode-J と大差ないとし
ても、435MHz あたりは 145MHz あたりより、地表からの輻射が少な
いだろうと思います。SO-35 の Mode-B に8エレと 10W で十二分な
アップリンクが送れているあたりからも、そんな気がしますね。
 もっとも、SO-35 はともかく、UO-14 はデジタル衛星の再利用品
ですし、AO-27 は商用衛星にお邪魔している身で、どちらも Mode-B
が可能な訳ではありません。SO-35 は一日1回で、しかも可視時間
帯はこれからもだんだんと早まっていって、午後3時台あたりにな
るでしょうし、使いにくくなりますねぇ。どこか、Mode-B の新しい
FM 衛星を上げようって団体は無いかな。

  午後は 2.4G のヘリカルアンテナを完成させようと思っていたの
ですが、ここ数日の疲れと、家族さあびすのための外出で無理でし
た。
  夜の ISS は、いつもとは違った信号を受信できて驚きました。パ
ケット通信だとは思うのですが、我々が良く使っている 1200bps FSK
や 9600bps GMSK の音とは違うんです。昔、パケットの黎明期に、
アメリカの TNC メーカーが出した 2400bps モデムの信号音に、ち
ょっと似てます。言葉では説明しづらいんですよねぇ。

  明日の AO-40 の AOS 時刻は(#16 で計算して)4:32、MA=15 は
5:00 だ。今朝よりまた 20 分早くなる。ううむ、どうしようかなあ、
今度は起きられないだろうなあ…。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
  imaishi@aa.mbn.or.jp
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
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