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[jamsat-bb:5643] CALSAT32の機能拡張等について


今石さん、池田さん、CALSAT32をご試用の皆様へ

 いろいろなご提案等ありがとうございます。

 考えがまとまりつつある点について書きます。

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池田さん:
>今石さん wrote:
>> ただ、性能の低いマシンを持つ人は、軽くサクサク動いてくれることを
>>望むでしょうが、性能の高いマシンを持つ人は逆に、わずらわしい操作ま
>>で全部自動でやってくれることを望む訳で、それを考えると、「連動と独
>>立のどちらを選ぶ」よりは、どちらでも選択できるようにしておく、と言
>>うアプローチの方が適当だと思います。
>>
>>
>同感です。

 衛星を切り替える時に再計算させるだけなので、連動か非連動かの情報を
設定するだけなので、メニューバーに「表示」でも追加して、サブメニュー
に追加します。デフォルトは非連動になると思います。

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相田:
>> です。皆様の多くのご意見とパソコンの利用環境を知りたいと思います。

今石さん:
>ます。軌道要素は、適宜、時間のある時に JAMSAT の Web ページからたど
って、ヴラウザ上からエディタに COPY & PASTE し、一旦適当な名前で保
存し、それから衛星ソフトに読ませる形に手作業で加工・移動しています。

池田さん:
>現在私は、jamsat-kepsで配信されてきた軌道要素の本体部分をマウスで選択し、
>クリップボードにコピーした後、作成した「データ書き込みプログラム」の
>アイコンをダブルクリックする事で、自動的に、主として使っているPCと、
>ネットワークで繋がっているノートPCのそれぞれにある、WinOrbit/NOVA/
>CALSAT32の合計6個のソフトの軌道要素を一気に更新するようにしています。
>CALSAT32でも、Parafileの軌道要素部分だけを新しい物に差し替えるように
>しています。

 いろいろなアプリケーション(ブラウザ、FTP、メール等)を使って
軌道要素を入手するわけですから、Windowsの共通の土俵に乗せるには、
アプリケーションで表示されている軌道要素部分を選択してコピーするまでは
手作業になるのでしょう。

 その後、コピーしたデータを使って手作業でファイルを更新する場合が
ほとんどではないかと思います。

 CALSAT32で軌道要素部分を独立させて、たとえばCALSAT32の
ホームページから最新版の軌道要素ファイルをマウスの操作だけでダウンロード
できれば、作業の省力化ができるとは思いますが・・・

 いずれにしても軌道要素部分を別ファイルとして、NASAの2ライン
フォーマットのみにすることが扱いやすようです。早い時期に分離します。

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今石さん:
>  衛星群を任意に、例えば、デジタル衛星群、アナログ衛星群、FM リピ
>ータ衛星群、自然天体群、宇宙船群、GPS衛星群、などに分けるように
>なれば、それぞれの群の個数が6個未満になることは自然に発生すると思
>いますし、衛星が1個しかない群を意図的に作り出すこともあるかと思い
>ます。

 現状では、軌道要素の順番の入れ替えでそれなりのグループ化を行うしか
手がありませんが、グループを完全に独立させてグループ毎に計算したい衛星
を指定する機能があれば便利だと思います。

 1グループを6衛星以内で計算処理することは、現状でも行っているので
問題はないのですが、希望する衛星をどのグループにどのように設定するかの
方法を考えなくてはなりません。軌道要素の設定・変更との関係もあるので、
PARAFILE.TXTを2つに分けて、軌道要素以外の設定ファイルに記述を追加する
形が良いような気がします。

 当面は、軌道要素以外の設定ファイルの更新頻度は低いので手動の設定は
残りますが、将来的にはメニューバーに変更・設定の機能を追加できそうです。

 PARAFILE.TXTの変更は、いろいろなところに波及するので、今後の見通しも
ある程度はっきりさせておくためにも、引き続き検討させてください。

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今石さん:
> 現在、観測点からの方位・仰角のチャートと、衛星からの視界のグラフ
>ィック表示については、切り換え式となっていますが、これが同時に表示
>できるといいな、と思っています。

> 別ウィンドゥにすることで、現状だと切り換えの度に方位・仰角チャー
>トの軌跡がクリアされてしまうことが無くなりますし、衛星ごとに視界表
>示を複数起動させれば、複数の衛星からの視界表示が同時に見えるように
>できます。必要な計算をどう分担させるかは検討が必要ですが…。

 この件に関しては、消極的です。

1.CALSAT32の表示関係をウインドウの集まりに変更
2.表示画面を方位仰角だけとして、複数の可視範囲地図表示ウィンドウ
3.現在のままで、複数のCALSAT32を起動

 とりあえず、3.で使ってください。よろしく!

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今石さん:
> もう一つは、軌跡の表示方法です。現状では、軌跡を表示しない(次の
>位置を表示する際に直前の位置を消す)か、軌跡を表示する(一旦マップ
>に書いた位置は消さない)かですが、この他に、直前の数個だけ残してあ
>とは消す、と言う動作が加えられるといいな、と思っています。

 現状では長い間放置しておくと軌跡で画面が埋まってしまいます。ある程度
時間を経過した軌跡は意味がありませんから、衛星の移動方向が判る程度の
軌跡を残しておく表示方法は良いと思います。

 ・軌跡を残す
 ・古い軌跡は消す
 ・軌跡を残さない

の切り替えがメニューバーからできるように変更しようと思います。

 これに伴い、可視範囲円や日出没境界線の表示/非表示の切り替え機能は
メニューバーに移すことになると思います。

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今石さん:
> Windows での画像処理には詳しくないのですが、仮に、ある衛星の「軌
>跡を消す」処理で、他の衛星の有効な軌跡が、たまたま同じ位置にあった
>ので消えてしまった、と言う問題が発生するかも知れませんが、それを補
>正するために、描画する画面情報を6面持つほどの必要性もないと思いま
>す。消えてしまったらご愛嬌、でいいかなと。どうせしばらくすれば全部
>消えるんですから。

 CALSAT32の世界地図、軌跡、現在位置、可視範囲円はピクチャー
ボックスに表示しています。ピクチャーボックスには Picture と Image と
呼ばれる絵の状態があります。Picture は Cls(クリアスクリーン)で消去
されない絵で、Imageは、Picture と Line で書かれた絵と図の全体です。

 すなわち、CALSAT32では現在位置と可視範囲円は Cls で消去でき
る状態に置き、計算毎に消去、再描画を繰り返しています。一方世界地図は
最初に描いた直後にImage の状態から Picture の状態にコピーされ、Cls が
実行されても消去されません。

 さて、衛星軌跡ですが描画時点では消去可能な状態なのですが、現在位置と
可視範囲円を描く前に Picture の状態にコピーしています。

 このような1枚のピクチャーボックスを使ったロジックなので、過去に
描かれた軌跡を消しながらというような処理は想定していません。実際には、
ある色の点を消すという処理は、その点を描く前の状態の色で点を書くと
いうことなので、結構やっかいな処理です。
 したがって、古い軌跡を消していくように見える表示を実現するためには、
過去の位置をたとえば1000点程度記憶しておいて、新規の位置計算毎に過去の
位置表示の全消去との再表示を繰り返すことになると思います。
 今でも衛星の可視範囲円の表示は、衛星毎に方位で3度毎に描画点を計算し、
120点を結んで楕円を描いています。軌跡では過去に計算されている位置を
保存しておいてその位置に点を打つことになります。

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今石さん:
>と言う点で思いつきました。また、方位・仰角表示でも、既に通過してし
>まった位置情報はあまり役に立ちませんし、LOS した衛星の軌跡が自動的
>に消えてくれるといいな、と思っていました。

 方位仰角と可視範囲地図の表示についても、残る絵と更新される図の関係は
世界地図上の表示と同じです。

 LOSのタイミングですべて消去のではなく、LOSした後もしばらく表示
しておくようにしようかと考えています。
 衛星の過去の方位仰角を保存しておけば、表示画面を可視範囲地図に切り替え、
再び方位仰角表示に戻した場合にもある程度の再表示もできそうです。

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皆様へ

 リグやアンテナの制御はどうしているのでしょうか。

 ・インターフェース
 ・トランシーバーやローテータの制御コマンド
 ・制御項目や制御頻度

  などについての情報がいただければ幸いです。


 今後ともよろしくお願い申し上げます。