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[jamsat-bb:5612] Re: CALSAT32をご試用の方々へ


JF6BCC 再開準備中の今石です。

At 2000/09/07 14:44:25 相田 政則 wrote:
>  また、広い画面をお使いでしたら、ぜひCALSAT32を複数起動して見て
> ください。観測点が異なる設定で使うなど、工夫次第でいろいろな使い方が
> できると思います。
> (次のバージョンでは、起動時にパラメータファイル名を指定できるように
>  します。)

  おお!、複数起動はできないものと思いこんで、試したこともありませ
んでした。さすがに 1024x768 ではタイルのように綺麗には並びませんが、
自分と DX 局とのスケジュールを考える場合などに有効ですね。活用させ
ていただきます。
  当面はフォルダを複数用意して、パラメーターを分けようと思いますが、
対応パラメーターの個別指定の機能、期待しています。

>  この表示と衛星の選択機能の連動の件ですが、連動させると遅いパソコンでは
> イライラ状態になります。Libletto20では耐えられません。連動/独立のどちらが
> 良いかは、難しい問題です。

  なるほど。確かに最近は、Windows98 を遅いと感じるようなマシンを使
ったことがないもんで、気づきませんでした。
 ただ、性能の低いマシンを持つ人は、軽くサクサク動いてくれることを
望むでしょうが、性能の高いマシンを持つ人は逆に、わずらわしい操作ま
で全部自動でやってくれることを望む訳で、それを考えると、「連動と独
立のどちらを選ぶ」よりは、どちらでも選択できるようにしておく、と言
うアプローチの方が適当だと思います。

>  また、設定ファイルにスイッチを設けることはもちろん可能ですが、
> PARAFILE.TXT の軌道要素の更新の方法についても、問い合わせがあることを
> 考えると・・・です。 連動ボタンを設けることも一案かとは思います。

  ただ、この連動機能を実装するとした場合、連動する/しないを途中で
切り換えることはまず無いと思いますので、ボタンにする価値はごく低い
でしょうね。画面も狭いのてすから、現状なにもないメニューバーから機
能を選択できるようにするのが適当だと思います。

 ところで、ソフトを利用しようと言う方から軌道要素の更新についての
質問が発生するのは、起動要素の変更の度に PARAFILE をエディタで修正
する必要がある、と言う現在の方式に多くの原因があると思います。ソフ
トを作る側からすれば、設定ファイルは1つにまとめたほうが楽ですし、
エディタを使いなれている人間なら問題ないのですが、アマ無線家=パソ
コンの達人、と言う訳ではありませんからね。初期設定はともかくとして、
日々の維持作業にはエディタを使わずに済むような形態にした方が良いと
思います。
 例えば、軌道要素データを PARAFILE.TXT から切り離し、何か特定の名
前、例えば ELEM.TXT と言ったベタテキストでカレントフォルダに置かせ
る方法をとれば、最新の軌道要素の入れ換えの度に PARAFILE を訂正する
必要はなくなります。CALSAT98 起動時にこのファイルを探させ、存在し
ない場合に初めて PARAFILE 内の軌道要素を利用するような動きにすれば、
旧版からの乗り換え時のトラブルも防止できます。また、任意のファイル
名を使えるよう、例えば CALSAT98 起動後、メニューから「軌道要素読み
こみ」を実施させ。その際に利用者が用意したデータファイルを選択させ、
どのデータファイルを使用するかを CALSAT32 内部で保存するようにして
おくことで、利用者はごく簡単な方法で、インターネットで入手した軌道
要素データを CALSAT32 に反映できるようになります。

# 将来は、ボタン1つでインターネットから自動的に取りこむ機能ができ
# るといいですね。

 軌道要素を PARAFILE から外だしにすることで、PARAFILE は、観測点の
位置など、頻繁に変更することのない情報だけを持つことになります。こ
れなら、導入時にちょっと苦労すれば済みますから、エディタに慣れてい
ない人でも設定するのは難しくないですし、誰か詳しい人に設定してもら
うと言う手段もとりやすくなります。また将来、PARAFILE のデータを設定
UI から入力させる形式に発展させようと言う場合にも、データの保存先を
1つのファイルにまとめられるので便利でしょう。これなら、前述の連動
機能の設定スイッチを入れてもトラブルにはならないと思いますし、例え
ば、観測点データを複数記述させておき、動作中に切り換えるなどの機能
に発展させることも可能だと思います。
 また、現在は軌道要素の配列を利用者が操作して、画面に表示する衛星
群の切り換えまて考える必要がありますが、これについても PARAFILE 内に
衛星群情報 (Group1:AO-10/FO-20/FO-29...、Group2:UO-14/AO-27/SO-35..)
を持ち、軌道要素と衛星群情報を関連付けする方法が考えられますね。
CALSAT32 ユーザーで、NASA 2LINE フォーマットで入手できる軌道要素を、
その配列のまま使っている人は居ないんじゃないでしょうか。配列を毎回
操作するのは結構大変です。利用者が衛星群を頻繁に変更することはあま
りないと思います(新して衛星が上がったとか、衛星が機能を停止したと
かの時だけでしょう)から、これも観測者の位置情報などと同様に、あま
り変更しない設定情報としてまとめた方がいいと思います。

# 作り方によっては、1つの衛星群の個数を6個未満に設定できるように
# なるでしょう。用途別にそれぞれ2つか3つの衛星しか利用していない
# 人には、余計な衛星が表示されずに済む点は便利だと思いますし、非力
# なマシンでは同時処理する衛星の個数を減らすことも有効でしょう。
# また、発展させれば、衛星と表示色の関係も任意に設定できるようにな
# ると思います。現状の色固定では、地図との兼ね合いで見えにくい衛星
# も出てきますが、表示する衛星の表示色を自由に選択できるようになれ
# ば、地図に使う色も自由度が高まります。

  CALSAT98 との互換性と言う問題もありますが、NEC-98 は今後新登場す
ることはないのですし、NEC-98 しか無いユーザーが今後増える可能性も
殆どないと思います。であれば、CALSAT32 の今後の機能アップを想定し
た場合、表示に関する設定と軌道要素とは、早い段階で綺麗に分離するよ
うにしておいた方が、後々のためにも得策だと思います。
  以上、私は本職がSE(主に業務設計)なので、ちょっと突っ込んだ内
容になってしまいましたが、このようなアイディアもあるってことで、ご
検討いただければ幸いに思います。

では。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛  
mailto:imaishi@aa.mbn.or.jp 
↓QMAIL2 を WinCE/PsPC で使う!
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4703