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[jamsat-bb:5136] UO-14 digital loop test


 衛星UO-14が、FMレピーターとしてアマチュアに運用再開されていますが、
 本日3月7日(火) 10:15-10:27JST、デジタルループテストに成功しました。

 パケット通信速度は 9600bps、RS-232C通信速度は 19200bps、通信モード
 は FSKに設定し、通常のアナログ運用とは逆に送信周波数(145.975MHz)を
 固定し、受信周波数(435.070MHz)の方をドップラー偏移に対応させました。


 (1)まず、地上用の通信ソフトを用いて次のコマンド(例)をTNCに送り、
    衛星の自動追尾の設定も事前にしておきます。

          MODE FSK
          HBAUD 9600
          ABAUD 19200
          AFC OFF
          X16 OFF
          TXDELAY 70
          DWAIT 32
          FRACK 8
          FULLDUP ON
          MAXFRAME 2
          PACLEN 128
          MONITOR ON
          MCON ON
          MCOM ON
          RESTART

 (2)通信ソフトを、コマンドモードからコンバースモードに変更します。
    つまり、cmd:表示の後に半角 K を入力します。  cmd:K(Enter)

 (3)その後、入力キー(Enter)を推すたびに、TNCは  JE9PEL>CQ:  とい
    うパケットを送信し、衛星のトランスポンダーを介し周波数が変換
    されて、その信号が地上に戻ってきます。

 (4)送信周波数を固定して、受信周波数の方をドップラー偏移に対応さ
    せます。入力キーを推すたびに、音が「ビーーッ」と聞こえるよう
    に受信周波数を微調整します。衛星が地球の近くを飛んでいるので
    ワンテンポ遅れる感じだけで、タイムラグはほとんど感じません。

           JST    Uplink    Downlink
          10:15   145.975   435.076   AOS
          10:18   145.975   435.073
          10:21   145.975   435.070   TCA
          10:24   145.975   435.067
          10:27   145.975   435.064   LOS


 今回、受信周波数の方を繊細に微調整することによって、自局の発射した
 信号を明瞭な信号音として確認することができましたが、コンピュータの
 画面上にそれをデコード表示させることはできませんでした。次回の検討
 課題としたいと思います。

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 Name : JE9PEL/1 脇田
 Mail : je9pel@jamsat.or.jp
 URL  : http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/
 QTH  : Yokohama, Japan
 Date : Mar 7, 2000
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